HOME > レビュー > フルテック「NCF Booster」をどう使う? アイデア実践レポート

【特別企画】いろんな使い方で効果を実感

フルテック「NCF Booster」をどう使う? アイデア実践レポート

公開日 2020/06/04 06:30 角田郁雄
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
いま、アクセサリーを使った環境整備が、オーディオシステムの音にかつてない劇的なクオリティアップ効果を生んでいる。その要因は、目覚ましく進化したアイテム達の相次ぐ出現にある。なかでもフルテックの「NCF Boosterシリーズ」は、優秀なツールを続々と登場させている旗手といえる。多彩な活用で手持ちの機器を高性能化できる、その最新ツールの魅力とアイデア満載の導入レポートをお届けする。

フルテックNCF Boosterシリーズの効果と魅力
■振動と静電気を激減させて、微弱な情報までリアルに描写

FURUTECHのコネクター/ケーブルフォルダー「NCF Booster-Brace」(19,800円、税抜) と「NCF Booster-Brace-Single」(13,800円、税抜)

いまや、ケーブル・サポートシステムの代表的存在となったフルテックの「NCF Boosterシリーズ」は、日本のみならず、海外の愛好家やオーディオショウ、録音現場でも使用されているところである。とりわけ、電源ボックスに接続する電源ケーブルのプラグをガッチリと押さえ込み、振動と静電気を激減させる「NCF Booster」は高い評価を受けている。


左から「NCF Booster」(32,800円、税抜)、「NCF Booster-Signal」(19,800円、税抜)、「NCF Booster-Signal-L」(14,800円、税抜)
実際に使うと、再生音源に内包する微弱な情報まで浮き上げ、リアルな演奏のさまを描写させることに貢献した。その中心となるのは、NCF調合ナイロン樹脂である。静電気除去や振動低減効果も備え、ナイロン樹脂であるから加工しやすく、同社では特殊な半密閉型空気室をもつ形状を考え出した。重い重量で振動を抑え込むのではなく、振動の共振モードを解析し、形状や柱および壁などの内部構造で振動を抑えているのである。

その後、ラインケーブルなどにも使える「NCF Booster-Signal」が登場し、活用度が高まった。私は、このモデルに大いに関心を持った。アナログプレーヤーからのフォノケーブルをしっかりとサポートでき、振動と静電気も低減するからである。カートリッジからの信号は実に微弱。ゆえに、トーンアームにできる限り近い位置から使うと効果的である。


【NCF Boosterシリーズ応用発展のためのオプション】 (1)「TopClamp」(13,800円、税抜)。NCF Booster上部パーツの単売品。質量は約295g (2)「Cradle-Flat」(12,000円、税抜)。NCF Booster-Signalのケーブルフォルダー部の単売品 (3)「Shaft Bar Mix-8L4S」(3,400円、税抜)。手でねじ込むだけの、高さ延長用オプション。ロングタイプ(従来品)8本とショートタイプ(新規)4本セット (4)「Shaft Bar Adjuster」(3,800円/2個、税抜)。クレイドルの高さ微調整用の中継具
同社はさらに「NCF Booster-Signal-L」という、機器のインシュレーターにも使えるモデルを登場させた。これは、軽量のフォノEQ(特に管球方式)やステップアップトランスのインシュレーターとして効果を発揮する。なぜなら微弱信号が伝送されるので、振動と静電気は大敵とも言える。真空管方式フォノEQなら、真空管の微妙な揺れも抑えられることであろう。

次ページフルテックNCF Boosterシリーズ活用の楽しみ方を伝授

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります

NEWS
AV&ホームシアター
オーディオ
モバイル/PC
デジカメ
ホビー&カルチャー
過去のニュース
RANKING
イヤホン・ヘッドホン
AV機器売れ筋
さらに見る
AWARD
VGP
DGPイメージングアワード
DGPモバイルアワード
オーディオ銘機賞
オーディオアクセサリー銘機賞
アナロググランプリ
REVIEW
レビュー
コラム
注目製品クローズアップ
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
さらに見る
連載
折原一也の“いまシュン!”ビジュアルプロダクト
高橋 敦のオーディオ絶対領域
山本 敦のAV進化論
角田郁雄のオーディオSUPREME
今週の発売新製品
アニソンオーディオポータル
さらに見る
INTERVIEW
インタビュー記事一覧
さらに見る
BRAND
注目ブランド情報
MAGAZINE
オーディオアクセサリー
analog
ホームシアターファイル
プレミアムヘッドホンガイド
プレミアムヘッドホンガイドマガジン
雑誌定期購読
雑誌読み放題サービス
メルマガ登録
SHOPPING
PHILE WEB.SHOP
通販モール