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サウンドバー「DENON HOME SOUND BAR 550」がリアルサラウンドに対応!その実力を確かめた

公開日 2021/11/16 07:00 野村ケンジ
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リアルサラウンドで音場、音質もレベルアップ。使いやすさも魅力的

リアスピーカーとしてDENON HOME150を設置し、実際のサウンドを聴いてみると、その良さが充分に感じられた。実際にリアスピーカーが設置されているおかげで、360度にわたって音が配置された、包まれ感のある音場空間が実現しているのだ。もちろんSB550単体でも、左右や奥行き方向に広がり感のある音場を実現できているが、さすがに後方まで音場は広がりきらず、リアルなスピーカーがあることのアドバンテージを大いに感じた。

ネットワークスピーカー「DENON HOME 150/250」をリア機として、4.0chサラウンドシステムを構築可能。普段は150/250を別の場所で使いつつも、映画を見るときに持ってくればいい使い勝手の良さも魅力だ

さらに、リアスピーカーの情報をSB550の左右スピーカーに入れ込まなくてよくなるためか、音質的にもクオリティアップ。さらに細やかな表現が伝わるようになってくれた。おかげで、音場の広がり感や音の移動が一段とスムーズになったほか、ディテール表現もわずかながら向上し、セリフや歌声など、人の声がよりリアルに感じられる。

ちなみに、このサラウンドシステムはHEOSアプリ上でリスニングポイントまでの距離・音量の調整が出来るので、リアスピーカーの位置が左右ピッタリに揃っていなくても大丈夫だったりする。もちろん理想的なポジションで設置するのがベストだが、部屋の形などから、どうしても理想的なポジション取りが不可能な場合もあるだろう。そんなケースにも柔軟に対応してくれるというのは、ありがたいかぎりだ。

今回試聴したSB550+DENON HOME 150の4.0chサラウンドシステムで、最もピッタリなコンテンツだと感じられたのがライブ映像だ。ライブ映像は演奏者が様々なカットで映し出され、それが次々と入れ替わるものの、前方左右に広がるステージの様子や、後方から聞こえる観客の様子などは固定されていることが多いので、まるでライブ会場の特等席で見ているかのような臨場感が味わえる。特に、後方にいる観客の様子がリアルさを増してくれるため、リアスピーカーの存在が強く生きてくるのだ。

同じような効果の恩恵で、映画『ボヘミアン・ラプソディ」もとても楽しむことができた。クライマックスのライヴエイドのシーンでは、まるで自分が空から会場に入り込んだかのように、彼らの演奏を存分に、臨場感たっぷりに味わえる。なお、ライブ映像、ライブ映画に関しては、サウンドモードはMUSIC、またはピュアモードとの相性が良かった印象だ。

特にライブ映像や映画などは、リアスピーカーがあることでリアルさが増し、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえる

サラウンドシステムにおける本命のひとつといえるアクション映画でも、存分に力を発揮してくれる。サウンドモードをMOVIEに設定し、映画『1917』を再生すると、主人公が爆撃の中を走り続ける様子が、臨場感ある印象で楽しめた。

さらに、単体でのBluetooth接続によるスマートフォンからの音楽再生もチェックした。SBCコーデックのみの対応であるため、解像感はまずまずだが、実体感のある活き活きとした演奏や歌声が楽しめる。AirPlay2での接続や、HEOSネットワークからSpotifyやAmazon Music HDなどのストリーミングサービスを再生することも可能なため、ワイヤレススピーカーとしても存分に活用できそうだ。

音楽も映画も遜色なく楽しめるほか、低域も特に不足を感じることがない。サブウーファーなしでも十分な再生能力を持っているなと、改めて思わされた。



単体でも十分に高い性能を持つ「DENON HOME SOUND BAR 550」だが、今回のアップデートにより、その性能や特徴がさらに際立つサウンドバーとなってくれたように思う。リアルサラウンドシステムの設置の手軽さ、リアスピーカーを使い回せる自由度の高さも含めて、とても魅力的な製品だといえるだろう。

(協力:D&Mホールディングス)

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