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レグザがテレビの視聴スタイルを変える! VGP2022「コンセプト大賞」受賞モデルの魅力を徹底解説!

公開日 2021/11/30 06:30 折原一也
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一つは「AIのすすめ」によるもので、ユーザーの視聴履歴や視聴動向から、AIが好みと予想した番組が自動で録画され、ピックアップして表示される。AIが番組をレコメンドするアルゴリズムの背景には、レグザが2015年より自社のテレビ向けに視聴率調査などをしている「みるコレ」のクラウド情報が元になっている。

もう一つが同じく「みるコレ」から提供される「パック」を選ぶ放送。「パック」とは自動録画の条件とも言い換えることができるが、例えば「地デジ バラエティトップ50」や「地デジ ドラマトップ50」などのテーマを選ぶと、それに該当する番組をレグザが自動で録画しておいてくれるというものだ。番組ジャンルや録画予約数の人気度といった大まかな区切りだけでなく、出演者名、さらにはアニメ制作会社別などマニアックなものも多く、なんと146,000件以上が用意されている。

もちろん、今まで通りの手動の録画予約も可能。録画した番組は、自動録画と手動録画のものが混在する形で「録画リスト」に表示され、絞り込んで表示も可能だ。

重要なポイントは、そんな「録画リスト」上での録画番組の見え方だ。タイル状に番組サムネイルと番組名が並ぶ形は、どこかYouTubeなどネット動画の画面にも似ていて、面白そうな番組があると、気軽に再生しようという気にさせてくれる。「録画リスト」に現れる番組は(未来の放送予定のおすすめ番組ではなく)既に録画済みでUSB-HDD上にある番組だから、好きな番組を、いつでも視聴できる。これは、テレビ放送を擬似的にVOD化しているとも言えるだろう。

自動録画された大量の番組から好みの番組に出会えるよう配慮した各種レコメンド機能も装備

レグザが変えたのは、テレビ放送との付き合い方だ。好きなタイミングでネット動画を見るように、テレビ番組も、好きな番組を、好きな時に見るスタイルに変えていく。これが4Kレグザの2021年モデルX8900K/Z670K/Z570K/M550Kシリーズが、VGP2022でコンセプト大賞に輝いた理由だ。

■画質・音質もチェック

4K有機ELモデル「48X8900K」、4K液晶モデル「55Z670K」の画質・音質もチェックしていこう。

Android TV採用のレグザ2021年モデルは、高画質エンジンを「レグザエンジンZRT」へと刷新。レグザがこれまで開発を続けてきた高画質化技術も、同エンジンを活かした「おまかせAIピクチャーZRT」「地デジAIビューティZRT」「ネット動画ビューティZRT」になった。

新エンジン「レグザエンジンZRT」

また、クラウド連携による高画質化技術「クラウドAI高画質テクノロジー」も新エンジン版に。画質調整メニューからモードを「おまかせAI」にするだけで地デジも映画も高画質に再現してくれる。このほか、新エンジンの恩恵として4K/120p信号入力や約0.83msの低遅延にも対応する。

部屋の明るさなどの環境に合わせてリアルタイムに画質を自動で最適化する「おまかせAIピクチャーZRT」も搭載

続いてサウンド面。有機ELモデル「55X8900K」は「重低音立体音響システムXP」を搭載し、ダブルフルレンジスピーカー、クリアツィーター、ダブルパッシブラジエーターを密閉型スピーカーボックスに配置。一方の液晶モデル「55Z670K」は、フルレンジスピーカーとクリアツィーターをバスレフボックスに配置、さらに重低音バズーカ、トップツィーターなど合計9基ものスピーカーという豪華構成である「重低音立体音響システムZP」を搭載している。

Z670Kシリーズのスピーカー部

実際に「X8900Kシリーズ」を視聴してみると、ストレートに有機ELの高画質を実感。地デジを観ても画面の立体感、解像感が高く、また視野角が広いというメリットも享受できた。音質面では高域まで伸び、人の声もクリアで聞き取りやすく、映像と音の一致感に優れている。

「Z670Kシリーズ」の視聴では、価格帯的には4K液晶テレビのミドルハイクラスに位置するモデルでありながら、「おまかせAIピクチャーZRT」のおかげか、大画面でも地デジのノイズが少なくクリアな映像を楽しめた。また、音質面では人の声にまで深みがあって、音の広がり、立体感の再現もとても優秀だ。

おまかせでの高画質化だけでなく、徹底的に画質へこだわりたい人には細かな調整メニューも用意されている

なお、前述したようにVGP2022 コンセプト大賞受賞モデルは、今回検証したモデル「X8900Kシリーズ」と「Z670Kシリーズ」のほかに、一部の機能を省くことでより手頃な価格を実現するなどした「Z570Kシリーズ」「M550Kシリーズ」も含まれる。いくつかの差異こそあるものの、いずれのモデルも「レグザエンジンZR I」による高画質化、そしてAndroid TVの搭載や「録画リスト」を始めとする先進的な録画スタイルは共通だ。VGP2022 コンセプト大賞受賞モデルの魅力を備えたモデルとして、こちらも合わせてオススメしたい。

(提供:TVS REGZA株式会社)

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