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【PR】確かな音質に上質デザインも兼備

音楽に寄り添う完全ワイヤレス、Bang & Olufsen「Beoplay EQ」の“完成形”を聴く

公開日 2021/12/16 06:30 草野晃輔
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アプリからは、「アダプティブANC」のオン/オフも切り替えられる。この機能をオンにすると、ANCや透過モードはオフになり、周囲の騒音に応じてノイズキャンセリングレベルを自動調整するようになる。これが非常に賢く、周囲の騒音にいちいち反応するというよりは、騒音が変わった状態が続くと調整してくれる。切り替わりもシームレスで自然だ。

アプリから、ノイズキャンセリングおよび透過モードのレベル調整を3段階で行える。また「アダプティブANC」のオン/オフも切り替え可能

いろいろ試して実感したのが、今回アップデートによって、使い勝手が大幅に上がったということ。これまでは、もっと外音を聞けたら…といった場面が少なからずあったように思う。これが、調整機能とアダプティブANCをシーンに合わせてサッと切り替えられることで解消でき、どんな場面でも快適に音楽に寄り添えるようになった。

高い駆動力に裏打ちされた、表現力の高さが魅力

試聴には、Beoplay EQをiPhone 12 Miniとペアリングし、Amazon Musicで楽曲を再生した。

まず、ANCをオフにしてAimerの新曲「残響散歌」をプレイ。高解像度で潤いのあるリッチなサウンドが音場に拡がる。フラットで過度に色づけがなく、音源を素直に表現していることが分かる。ベースやドラムの低域は、線は太いがトランジェントに優れ、ほどよく弾む。中高域はキレ味が鋭く、曲の疾走感を的確に描く。ボーカルは艶やかで高域も余裕たっぷりに伸びていく。

ここでANCをオン、レベルを3(最大)にして同じ「残響散歌」を再生する。驚くことに、空間がスッと静かになり、ボーカルやピアノの音がすっきりする。細かいニュアンスまで聴き取れるようになり躍動感が増した。

これは、アダプティブANCをオンにした場合でも同じ印象だ。当初は、室内で聴いていた上、耳たぶにしっかり装着したことでパッシブにノイズがカットされていた。しかし、普段意識していないから気にならないだけで、実際にはエアコンの音や生活音が常にあり、少なからずリスニングに影響していたのだと実感した。

ナチュラルながら効果的に、周囲の環境音などノイズ成分を抑えて、音楽に集中させてくれる

もう一つ、発見だったのはANCが極めてナチュラルに効くこと。オフの状態で聴き取れなかった音を、オンにすることで聴けるようになる恩恵はあったが、音源を素直に表現している点は同じだった。ここからは、条件を揃えるためANCをレベル3で固定して聴いた。

藤井風の「きらり」では、低域の表現力に耳を奪われた。うねるベース音は筆致こそ太いが、音の立ち上がりが早いためか、もっさり感がない。この低域があるからこそ、軽快なギターと飄々としたボーカルが引き立っていると気づく。

フラットなサウンドは、曲のジャンルを選ばない。モダンジャズ屈指の名曲とされるマイルス・デイヴィス「So What」は、基本リズムを刻むドラムとベースに合わせて、トランペットやテナーサックス、ピアノなどの楽器が時にソロで時に掛け合って演奏する。Beoplay EQは、ダイナミックな音から繊細なタッチまで、巧みに表現してくれる。この名演を間近で見ているように生々しい。

熱量の高い演奏に聴き入ったのが、小澤征爾指揮「レスピーギ:交響詩 ローマの松」(ボストン交響楽団)。どこまで伸びるのか、と思うほど高域が伸びやか。大型ドライバーを用いた恩恵か、駆動力が高いためフォルティシモでもピーキーにならず、スケールの大きな余裕たっぷりの演奏を楽しめた。

音質調整機能も装備。プリセットを選択したり、自由にカスタマイズすることもできる。カスタマイズ画面は色の変化や濃淡、サウンド傾向などが表示されて目で見て調整しやすい仕様だ

最後にウェブ会議でBeoplay EQをイヤホンマイクとして使ってみた。ウェブ会議では発言の聞き取りやすさが、生産性に影響する。その点、ビームフォーミングの効果は絶大で、やや小さな声で話してもしっかり音を拾い、聞き手に届けてくれる。PC内蔵のマイクでは、言葉が不明瞭で参加者から聞き返されることがよくあったが、Beoplay EQを使った際はそれがほとんどなかった。

通話時により話者の声をクリアに聞こえやすくするモードも用意



上質なデザインと使い勝手に優れるANC、確かな音質を全て高品位に満たすBeoplay EQ。他の人とちょっと違った、でも本物の実力を備えた完全ワイヤレスを探している方に、ぜひ選んでほしいアイテムだ。

(協力:完実電気)

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