【PR】未発表モデル「Mini Pro」ハンズオンも
SOUNDPEATS「Air3 Pro」は全方位で死角なし!“コスパ王”の新完全ワイヤレスをチェック
■柔らかく温かみのあるサウンド、楽器も自然でリアル
肝心の音質もクラスの枠を超えるもの。ウケを狙ったハイ上がりの高解像度演出はなく、雑味を抑えた柔らかなトーンが心地よい。
これは、ドライバーがφ12mmと比較的大口径で、フリーエッジ構造がプラスに働いてか低域の再現に余裕がある上、振動板の材質自体もオーディオ用途に適した性質をもつ、バイオセルロース素材の採用が決め手になっているようだ。
ポップス派なら、清廉で温かみを感じるボーカルに、その良さを実感することだろう。aptX Adaptive対応のプレーヤーやスマホを所有していなくてもメリットがある。
aptXで聴いてもAAC接続と音質傾向が大きく変わらないのが好ましく、そこに鮮度と力強さが増す印象。高域側の解像度云々というよりは、低域の質感が向上してディテールが濃くなり、全体的にスッキリと聴きやすくなる効果もある。
フリーエッジ構造を備えるバイオセルロース振動板の特徴がさらに活きるようで、ジャズやクラシックなどアコースティック楽器の音色もよりナチュラルかつリアルに感じられる。音にこだわる音楽ファンにもお勧めだ。
ANCは超強力とまでは言えないものの、乗り物内の重低音騒音、屋内の空調騒音を明瞭に低減してくれる。原理的にドライバーの口径が大きい程、低音騒音のキャンセリング能力も高めやすい。本機の場合、φ12mmの大口径ドライバーが大きく寄与しているようだ。
マイクの集音音質もお値段以上。筆者は、製品を試用する際、なるべく条件を揃えられるよう録音再生して確認しているのだが、口元がマイクに近く感じられるクリアさで音量感も適正。大々的にマイク音質の良さを謳っていないが、テレワークや通話にもお勧めしたいレベルである。
このようにAir3 Proは、全方位で死角が無く、コストパフォーマンスも強力。この価格帯でノイキャン完全ワイヤレスイヤホンを探すなら、本機は有力な候補になるだろう。
■3月発売予定「Mini Pro」を先行チェック!
コスパ最強クラスの製品を怒涛の如く矢継ぎ早に投入するSOUNDPEATSだが、この3月に発売を予定しているという「Mini Pro」の試作機に触れることができた。
実は筆者、従前モデルの「Mini」を高く評価してきた。超コンパクトでありながら、パンチの効いた低音が気に入ってのことだ。Mini Proはそうした期待に応えてくれるだろうか?
こちらもANC機能搭載で非常なハイスペック。SoCは定評のあるクアルコム社のQCC3040を採用し、aptX Adaptiveにも対応。コンパクトながらイヤホン単体でバッテリー持続時間が7時間と長く、ケース併用で最大21時間再生を誇る。
厳密なクオリティー評価は量産品で行いたいと思うが、サウンドはサイズを超えるパワフルなもので、ヘッドホンで聴いているかのような錯覚を覚えるほどだ。
ANC対応のために筐体サイズがひと回り大きくなっているが、ノイズキャンセリング効果も充分に体感できるレベルで、小型軽量性や装着性を重視するイヤホンユーザーの注目を集めそうだ。大いに期待できる新モデルである。
■安くても高品質、コスパ重視ならSOUNDPEATS
価格を気にしつつも、安過ぎると「安かろう悪かろう」という心配はつきものだ。しかし、SOUNDPEATSは今や一大ブランドとして地位を確立し、デザインや質感だけでなく、肝心の音質も良好である。
海外ブランドながら、保証やサポート体制がしっかりしているのも好ましい。こうした実力はVGPでも高く評価され、金賞や特別賞「コスパ賞」の常連になっている。
コスパ重視でANC完全ワイヤレスイヤホンを探すなら、Air3 ProとMini Proに注目だ!