発売予定「Mini Pro」も
価格以上にノイキャンが“効く”!SOUNDPEATS「Air3 Pro」の進化が凄い
日進月歩で進化を続ける完全ワイヤレスイヤホンの中でもサウンドピーツほど、価格と機能性、サウンドの面で進化が著しいのも珍しい。ここではVGP2022で「コスパ大賞」を受賞したAIR3 PROと新作MINI PROを紹介しよう。
■世代を重ねるごとに音も機能も進化!
コスパがよい製品とは本来、ただ単に安い製品を指すものではない。価格から期待される以上の性能を発揮する製品こそ、真にハイコストパフォーマンスなアイテムだ。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)はその本来の意味で、完全ワイヤレスイヤホンにおける「手頃な価格帯でのハイコストパフォーマンス」を常に実現してきたブランドだ。
そのサウンドピーツの新製品のひとつが「AIR3 PRO」だ。同社には「AIR3」というモデルもあり、それとの共通点はいわゆるスティック付きのフォルム。その上で無印はイヤーチップなしでPROはイヤーチップあり、無印はノイキャンなしでPROはノイキャンありとなっている。
機能とネーミングの関係が某社と同じであり、わかりやすい。しかし「サウンドピーツのPRO」のすごさはここからだ。
■お値段以上の高い機能性、音響テクノロジー
まずドライバー。振動板素材は超極細バイオセルロース繊維。さらにその口径は12mm。完全ワイヤレスに限らずイヤホン一般として見ても相当な大口径だ。この大口径による再生能力は、音質だけではなくノイキャン性能、そして音質とノイキャン性能の両立にも貢献しているという。
音楽信号とノイキャン信号を同時に再生しつつ、それぞれの音質と性能を維持する。それを可能とするだけの余裕を、この振動板は備えているというわけだ。
実際そのノイキャン性能は納得のハイレベル。同社の近作のノイキャンはそもそも優秀であるから、そこに大口径振動板の上乗せが加われば当然か。またノイキャン使用時でもノイキャン非搭載のAIR3と同等の再生時間も確保。
バッテリー容量アップと合わせて、新世代SoC「QCC3046」の省電力性能の貢献もあるだろう。そのSoCを搭載するから最新コーデック「aptX Adaptive」にも当然対応。遅延を抑える「ゲーミングモード」も引き続き搭載されている。
実際に聴いて音質面での大きなポイントと感じられたのは、「超低域をしっかり出しつつ低域を太らせない」こと。クラブ系楽曲の重低音ベースの深く重い響きを再現しつつ、ポップスのバンドサウンドのベースは緩く膨らませることなく明確な音像を維持。
大口径ならではの低音再生能力を無闇に全開にせず適切にコントロールした、見事なチューニングだ。高域側も、バイオセルロースの特性のおかげか、シャープネスと適度なほぐれが共存する絶妙な音調。音をぼやけさせることも、耳障りな刺さりを出してしまうこともない。
■スタンダードな丸形タイプのノイキャンも登場予定
サウンドピーツからはさらに「MINI PRO」という新モデルも投入される。
こちらはスティックなしのカナル型フォルムで小型さを追求。といっても必要以上の超小型化には固執はせず、鏡もち的な二段フォルムの採用と合わせて、ケースからの出し入れや装着時のつまみやすさも考慮したであろう大きさと形状にまとめてある。
そして前機種「MINI」はノイキャン非搭載だったところ、こちらはノイキャン搭載!SoCも安定安心のクアルコム製「QCC3040」となっている。
基本的な音調の方向性はAIR3 PROに近い印象。超低域の充実度こそ大口径振動板なAIR3 PROに及ばないが、シャープな描写でありつつソフトな感触も備え、低音の制御も適切という美点は共通する。
真のコスパを追求し体現するサウンドピーツ。その達成度はこれら最新モデルにおいてさらに高まっている。
入門機としてだけではなく、たとえば有線ハイエンドイヤホンユーザーのちょっとした外出用サブ機など、この価格だからこそフィットするポジションはいくつもあることだろう。様々な視点からチェックしてみてほしい。
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.27」からの転載です。
(提供:SOUNDPEATS)
■世代を重ねるごとに音も機能も進化!
コスパがよい製品とは本来、ただ単に安い製品を指すものではない。価格から期待される以上の性能を発揮する製品こそ、真にハイコストパフォーマンスなアイテムだ。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)はその本来の意味で、完全ワイヤレスイヤホンにおける「手頃な価格帯でのハイコストパフォーマンス」を常に実現してきたブランドだ。
そのサウンドピーツの新製品のひとつが「AIR3 PRO」だ。同社には「AIR3」というモデルもあり、それとの共通点はいわゆるスティック付きのフォルム。その上で無印はイヤーチップなしでPROはイヤーチップあり、無印はノイキャンなしでPROはノイキャンありとなっている。
機能とネーミングの関係が某社と同じであり、わかりやすい。しかし「サウンドピーツのPRO」のすごさはここからだ。
■お値段以上の高い機能性、音響テクノロジー
まずドライバー。振動板素材は超極細バイオセルロース繊維。さらにその口径は12mm。完全ワイヤレスに限らずイヤホン一般として見ても相当な大口径だ。この大口径による再生能力は、音質だけではなくノイキャン性能、そして音質とノイキャン性能の両立にも貢献しているという。
音楽信号とノイキャン信号を同時に再生しつつ、それぞれの音質と性能を維持する。それを可能とするだけの余裕を、この振動板は備えているというわけだ。
実際そのノイキャン性能は納得のハイレベル。同社の近作のノイキャンはそもそも優秀であるから、そこに大口径振動板の上乗せが加われば当然か。またノイキャン使用時でもノイキャン非搭載のAIR3と同等の再生時間も確保。
バッテリー容量アップと合わせて、新世代SoC「QCC3046」の省電力性能の貢献もあるだろう。そのSoCを搭載するから最新コーデック「aptX Adaptive」にも当然対応。遅延を抑える「ゲーミングモード」も引き続き搭載されている。
実際に聴いて音質面での大きなポイントと感じられたのは、「超低域をしっかり出しつつ低域を太らせない」こと。クラブ系楽曲の重低音ベースの深く重い響きを再現しつつ、ポップスのバンドサウンドのベースは緩く膨らませることなく明確な音像を維持。
大口径ならではの低音再生能力を無闇に全開にせず適切にコントロールした、見事なチューニングだ。高域側も、バイオセルロースの特性のおかげか、シャープネスと適度なほぐれが共存する絶妙な音調。音をぼやけさせることも、耳障りな刺さりを出してしまうこともない。
■スタンダードな丸形タイプのノイキャンも登場予定
サウンドピーツからはさらに「MINI PRO」という新モデルも投入される。
こちらはスティックなしのカナル型フォルムで小型さを追求。といっても必要以上の超小型化には固執はせず、鏡もち的な二段フォルムの採用と合わせて、ケースからの出し入れや装着時のつまみやすさも考慮したであろう大きさと形状にまとめてある。
そして前機種「MINI」はノイキャン非搭載だったところ、こちらはノイキャン搭載!SoCも安定安心のクアルコム製「QCC3040」となっている。
基本的な音調の方向性はAIR3 PROに近い印象。超低域の充実度こそ大口径振動板なAIR3 PROに及ばないが、シャープな描写でありつつソフトな感触も備え、低音の制御も適切という美点は共通する。
真のコスパを追求し体現するサウンドピーツ。その達成度はこれら最新モデルにおいてさらに高まっている。
入門機としてだけではなく、たとえば有線ハイエンドイヤホンユーザーのちょっとした外出用サブ機など、この価格だからこそフィットするポジションはいくつもあることだろう。様々な視点からチェックしてみてほしい。
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.27」からの転載です。
(提供:SOUNDPEATS)