「本来の機能をとことん突き詰めたことが伝わる」
ケンウッドの2カメラ型ドライブレコーダー「DRV-MR570/MR575C」を試す。「基本機能を重視した人にオススメ」
ケンウッドから人気の前後2カメラ型ドライブレコーダーとして、新たに「DRV-MR570」が登場した。カメラには前後とも高感度CMOSセンサー「STARVIS」を搭載し、その上で画質改善につながる独自のチューニングを施したことを最大の特徴とする。
なお、本機の姉妹機として本体は同一ながら駐車録画に対応する車載電源ケーブルを組み合わせた「DRV-MR575C」をラインナップ。価格は両機種ともオープンプライスだが、予想実売価格はDRV-MR570が30,800円前後、DRV-MR575Cが31,900円前後。今回は「DRV-MR575C」を使ってレポートする。
■ケンウッドならではの手動録画スイッチが使いやすい
カメラ部に組み合わせたのは、前後共に水平約131度、垂直約68度、対角約163度の広さを確保しながら、F1.8の明るさを持つレンズ。広い範囲の録画に対応するとともに、夜間やトンネルなどの暗いシーンでも鮮明な撮影を可能にした。加えて、明暗差が激しい環境で起きやすい「白とび」「黒つぶれ」を抑える「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載。逆光やトンネルの出入り口付近でも安定した録画を実現している。
撮影した映像を確認すると、さすがにビデオカメラ並の美しさとまではいかないものの、その映像は精細感に富んでおり、細部まで鮮明に映し出していた。前後とも対角で163度という広視野角で、その割に歪みも少なめで、ドライブレコーダーとして情報を緻密に捉えるという役割は十分にこなしている。
夜間では感度を上げているせいか若干白浮きを感じるが、ノイズの少なさは特筆できるものだ。スモークガラス越しのリアカメラも低ノイズで、後方車両の状況把握をするのにも十分な能力を発揮していた。
ケンウッド製ドライブレコーダーの良さを実感できるのは、本体に下に備えられた録画スイッチだ。下から軽く押し込むだけで、スイッチを押した5秒前から20秒間にわたって映像を記録する。スイッチが押しやすく、いつでもすぐに対応できるのがいい。静止画撮影は画面下に並ぶスイッチを押すことになるが、これにしてもワンタッチでいける。この辺りの使いやすさは日常使っていて初めて実感できるもの。メニューの配列も理解しやすく、細かな設定も迷わずできるのはケンウッド製ドライブレコーダーならではの魅力と言っていい。
■長期間の撮影に安心感を生む独自フォーマット
後方用カメラはスモークガラスにも対応して、明るさを7段階で調整できる「明るさ調整機能」を搭載。スモークガラスの濃度にも柔軟に対応できるのも見逃せないポイントと言えるだろう。
また、運転支援機能として後方からの急接近を検知して自動で録画を開始する「後方急接近警告」も装備。今回の体験では特にあおられた訳ではないが、後続車が接近した際にはアラートと共にその状況を自動的に記録してみせた。その実用性は十分に高いと感じた。運転支援機能は他にも前方衝突警告、車線逸脱警告、前方衝突警告などの機能も用意する。ただし、この3警告と後方急接近警告との同時利用はできない。
なお、本機の姉妹機として本体は同一ながら駐車録画に対応する車載電源ケーブルを組み合わせた「DRV-MR575C」をラインナップ。価格は両機種ともオープンプライスだが、予想実売価格はDRV-MR570が30,800円前後、DRV-MR575Cが31,900円前後。今回は「DRV-MR575C」を使ってレポートする。
■ケンウッドならではの手動録画スイッチが使いやすい
カメラ部に組み合わせたのは、前後共に水平約131度、垂直約68度、対角約163度の広さを確保しながら、F1.8の明るさを持つレンズ。広い範囲の録画に対応するとともに、夜間やトンネルなどの暗いシーンでも鮮明な撮影を可能にした。加えて、明暗差が激しい環境で起きやすい「白とび」「黒つぶれ」を抑える「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載。逆光やトンネルの出入り口付近でも安定した録画を実現している。
撮影した映像を確認すると、さすがにビデオカメラ並の美しさとまではいかないものの、その映像は精細感に富んでおり、細部まで鮮明に映し出していた。前後とも対角で163度という広視野角で、その割に歪みも少なめで、ドライブレコーダーとして情報を緻密に捉えるという役割は十分にこなしている。
夜間では感度を上げているせいか若干白浮きを感じるが、ノイズの少なさは特筆できるものだ。スモークガラス越しのリアカメラも低ノイズで、後方車両の状況把握をするのにも十分な能力を発揮していた。
ケンウッド製ドライブレコーダーの良さを実感できるのは、本体に下に備えられた録画スイッチだ。下から軽く押し込むだけで、スイッチを押した5秒前から20秒間にわたって映像を記録する。スイッチが押しやすく、いつでもすぐに対応できるのがいい。静止画撮影は画面下に並ぶスイッチを押すことになるが、これにしてもワンタッチでいける。この辺りの使いやすさは日常使っていて初めて実感できるもの。メニューの配列も理解しやすく、細かな設定も迷わずできるのはケンウッド製ドライブレコーダーならではの魅力と言っていい。
■長期間の撮影に安心感を生む独自フォーマット
後方用カメラはスモークガラスにも対応して、明るさを7段階で調整できる「明るさ調整機能」を搭載。スモークガラスの濃度にも柔軟に対応できるのも見逃せないポイントと言えるだろう。
また、運転支援機能として後方からの急接近を検知して自動で録画を開始する「後方急接近警告」も装備。今回の体験では特にあおられた訳ではないが、後続車が接近した際にはアラートと共にその状況を自動的に記録してみせた。その実用性は十分に高いと感じた。運転支援機能は他にも前方衝突警告、車線逸脱警告、前方衝突警告などの機能も用意する。ただし、この3警告と後方急接近警告との同時利用はできない。