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PRお手頃価格のANC対応機がさらに進化

音質も機能もデザインも充実!高コスパ! AVIOT新完全ワイヤレス「TE-D01v」実力チェック

公開日 2022/06/29 06:30 野村ケンジ
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実際、「TE-D01v」のイヤホン本体は小柄さに加えてイヤーモニター然としたデザインによって、フィット感の高い装着を実現している。特にノズル部分のデザインが絶妙で、パッシブ的な遮音性もかなり高い。そのおかげもあってか、ANC機能をオフにしていても充分な遮音性があり、低域も充分以上の量感が確保されている。

本体内側のようす

しかも、装着時の耳からのはみ出しもかなり少なくなった。「TE-D01t」はデュアルANC機能を搭載していることもあって、イヤホン本体の高さが結構あり、装着時には耳から飛び出してしまう傾向があった。耳の小さな方には少々使いづらいカタチだったと思うが、これはデュアルANC搭載完全ワイヤレスイヤホンにはありがちな傾向で、なにも「TE-D01t」だけに限ったことではなかったりする。そんな “デュアルANCで小型” というある種の無茶振りを「TE-D01v」は実現してくれているのだ。

実際に装着したところ

おかげで、ANCなし完全ワイヤレスイヤホンとそう変わらない、自然で軽快な装着感を実現。実際に2時間ほど装着し続けてもまったく疲れや痛みは感じなかった。この(イヤホン本体の)デザインの巧みさだけでも、「TE-D01v」は十分に魅力的なモデルと思える。

いっぽう、専用ケースのほうも小型化され、持ち運びしやすくなっている。「TE-D01t」の専用ケースもそれほど大きくはなく持ち運びに不便はなかったが、20%の小型化は大きく、ポケットでもポーチでも、どこにしまってもまったく邪魔にならない、そんな印象のサイズ感になった。

「TE-D01t」のケース(写真右)からさらに小型化

さらに、イヤホン本体が取り出しやすくなっている点も嬉しいポイントだ。「TE-D01t」はケース内のイヤホン本体の飛び出し量が少なく、さらにフェースプレート部に向かってすぼまっている形状だったこともあって、ケースからスムーズに取り出せるようになるためには結構時間がかかった記憶がある。対して「TE-D01v」は、イヤホン本体がつかみやすい置き方になっていて、簡単に取り出すことができる。ちょっとした工夫によって実現したものだが、ストレスのなさは圧倒的。取り出す際に指を滑らせてイヤホン本体を落としてしまうことも少なくなるだろうから、馬鹿にできない改良といえる。

完全ワイヤレストップクラスのバッテリー性能も魅力



また、「TE-D01v」では新たにマルチポイント対応にもなってくれた。こちら、スマホやパソコン、ゲーム機など2台の機器を同時接続できるという機能だが、これによって音楽を聴きながら電話の待ち受けをしたり、パソコンでオンライン会議をしながらスマホで情報を確認したり、ゲームをしながら通話をしたりと、様々な活用ができるようになっている。仕事に遊びにと、とても便利な活用ができるので、この対応はありがたいかぎりだ。

片耳のみでの使用に対応するなど昨今のテレワーク需要にも応えてくれる

ちなみに、搭載するBluetoothチップは非公表だが、新型のモノを新たに採用したとのことで、マイク通話音質も向上しているという。簡単に試してみたが、確かに悪くない。通話はもちろんのこと、オンライン会議用としても通用する音質だと感じた。

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