PR凄まじい画質性能の超本格派
AVファン待望の小型有機ELモニター!AKRacing「OL2701」は“思わず笑える”別次元の映像美が堪能できた
Netflixで4K/HDR配信されている『ストレンジャー・シングス シーズン4』を視聴してみると、OL2701の実力が存分に発揮される。エピソード1の冒頭は、朝日の下を自転車に乗った新聞配達が新聞を投げ込むシーンから始まるが、フィルムライクな色温度を抑えたシーンでも、その色の濃密さは桁違い。アスファルトに落ちる影の色もしっかり沈むし、表現の難しい影のかかった家屋のトーンまで美しい。
続くホーキング研究所の暗所シーンも、まったく黒浮きしない。ノングレア系パネルのため光沢液晶のような艷やかな黒とは異なるが、バックライトの影響ゼロで見られる有機EL画質の素晴らしさを改めて実感する。
ちなみに内蔵スピーカーは2W×2で後ろ向きに配置され、音質としてはあくまでPCモニター水準。エンタメ用途では、別途PCスピーカーやヘッドホンなどを用意する前提と考えよう。
大画面TVにも見劣りしない!密度感たっぷりで色再現/階調表現も素晴らしい
もっと気軽に様々な映像を楽しむなら、HDMI端子にストリーミングデバイスを接続する使い方がオススメだ。
「FireTV Stick 4K Max」を装着して、Disney+で配信を開始したばかりの『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を視聴し始めたのだが……普段から65V型の有機ELテレビで映画を視聴している筆者から見ても、OL2701の高画質には思わず唸らざるを得ない。
冒頭マルチバースの世界でのアクションはほぼCG制作のシーンだが、この表現がモニター的なのだ。非現実的なオブジェクトの光の輝きの眩しさ、炎をまとったモンスターと星空の明暗、ドクター・ストレンジら登場人物の衣装の質感も精緻。また現実世界の教会のシーンも、人肌の自然さやトーンも極めてリッチで密度感が凄まじい。あえて画質の特徴を語るなら、鮮やかでなく徹底的にリニア志向な色再現、高精細ではなく密度感が存分に堪能できるというところだ。
ディスクドライブを搭載したPlayStation 5を活用すれば、UltraHD Blu-ray(UHD BD)を楽しむことも可能だ。UHD BD版『007/ノー・タイム・トゥー・ダイ』の、イタリアの古都マテーラのシーン。夕闇を走るアストンマーティンの抑えられながらも美しい光沢、薄暗いホテル内のシーンと高難易度続きの映像も、徹底して暗部階調を維持して再現するし、低輝度の肌色で色転びもないところも極めて優秀。部屋を真っ暗にして視聴してもまったく問題ない。27型の有機ELでモニター的に視聴する、クリエイター視点の映像体験と呼ぶべきかもしれない。
“映像美”を求めるならゲームでも活躍!映像のキレは特筆モノ
さて本稿の冒頭で、OL2701の製品コンセプトは「ゲーミングではなくハイエンドPCモニターという位置づけ」と述べたが、4K/60Hzまで出れば十分という場合なら、もちろんゲームプレイにも活用可能。例えば、PS5では4K/120Hzで出力するゲームもまだまだ少ないので、FPSのようなジャンルを除けば実はスペックの不足はない。有機ELパネルなので応答速度は0.1msと桁違いだ。
PS5版『エルデンリング』を実際にプレイしてみても、緻密に作り込まれた4K映像の世界に引き込まれた。やはりキーワードは密度感で、主人公である褪せ人の衣装や武具、フィールド上の風に揺れる草木など、とことんシャープ。また、作中の洞窟内では容赦なく暗がりがあるが、ディスプレイとしての欠点をまったく見せない。一方、輝く黄金樹を見上げた時のような明暗のコントラストの美しさも抜群。
もう一つ語っておきたのは、有機ELパネルならではの映像のキレ。カメラを動かした際の残像のなさは特筆モノだ。なお遅延については4K HDMI Video Signal Lag Testerの計測結果が安定しなかったが、17〜34ms程度で、薄型テレビのゲームモード程度に収まっている。
実際にOL2701を使ってみると、当然のことだが有機ELパネルの画質性能は凄まじいと言うほかない。一般的な液晶モニターと比べて個々の画質が云々……ではなく、映像の密度感、極めて正確な色再現と階調表現、これらがまったくの別次元なのだ。AVファンであれば、27型の小型4K有機ELモニターというOL2701の価値をひと目で理解出来ることだろう。
(提供:テックウインド株式会社)