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PRVGPコスパ大賞受賞の注目モデル

圧倒的コスパ!Tribit「StormBox Micro 2」はタフ/小型/音質の3拍子揃ったBluetoothスピーカーだ

公開日 2022/07/27 06:30 海上 忍
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開発者に聞く、StormBoxが高い評価を獲得する理由



それにしても、このStormBox Micro 2はバッテリーの持ちがいい。カタログスペックでの連続再生時間は最大12時間だが、充電スピードが速い(ゼロ→フル充電まで約2.5時間)こともあり、10分ほど継ぎ足し充電すれば数時間は鳴らし続けられるイメージだ。どうやら「RunStretch」という独自技術による効果らしいのだが、詳細は不明。この機会に、製品開発のあれこれを含め、Tribit開発チームのリーダー 守中氏に訊いてみることにした。

バッテリーの持ちがよく、気軽に持ち運べるのも大きな魅力

ーーVGP2021 SUMMER パーソナルオーディオ大賞に輝いたStormBox Proをはじめ、StormBoxシリーズの快進撃が続いています。本シリーズの製品コンセプトは何ですか?

守中 上質な生活や音楽を求めるミドルからハイエンド層に向け、世界のトップブランドに伍する質感、音質、性能を持ちながら価格はリーズナブルという、ハイコストパフォーマンスな製品を目指しています。世界中の多くの皆さまに、我々のオーディオ製品をお届けできると嬉しいですね。

ーーMicro 2はバッテリーのもちが驚異的です。それを支えているRunStretch技術について、しくみを教えてください。

守中 RunStretchは、弊社が独自に開発した適応型ダイナミック電源昇圧アルゴリズムです。パワーマネジメントICに組み込まれており、スピーカーの出力電力(音量レベル)や音楽入力信号の大小に応じてシステムへのバッテリー供給電圧と電流を調整することで、最大出力時で約15%という高い省電力性能を実現します。

ーーMicro2は、ボディサイズからは想像できないほど低音の量感があります。それを支えているであろうXBoost技術について教えてください。

守中 XBassも弊社が独自に開発した低域をブーストする仮想アルゴリズムで、スピーカーのアンプICに組み込まれています。このアルゴリズムは、オリジナルのオーディオ信号に補正をくわえることで、同サイズ・パワーのスピーカーと比較してより豊かな低域、より広い周波数特性、より広がりのある音場を実現します。
◇ ◇ ◇

なるほど、自社開発のアルゴリズム(ソフトウェア)をICに組み込むことで独自の省電力性能、低域ブーストを実現しているのだ。大容量バッテリーの搭載やパッシブラジエーターの配置など設計の巧みさもあるが、ICというエレクトロニクス製品の基盤部分にテコ入れをしているというのは、Tribitの開発力の高さを窺わせる話といえる。

本機を2台揃えることで、ステレオ再生環境を構築することもできる

コンパクトながら低域の量感があり、音のキレと部屋全体に広がる音場という長所を備えたStormBox Micro 2。IP67防塵防水のタフネス仕様も備えつつ6千円を下回るプライシングは、VGPコスパ大賞の名に相応しいもの。音質面では引けを取らない先代StormBox Microも、同じIP67防塵防水でありつつ5千円以下というコスパの高さ、合わせて検討してもいいだろう。

(提供:​サウザンドショアス株式会社)

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