PR「ピュアオーディオ用プレーヤーに匹敵」
SACDマルチ再生ならREAVON「UBR-X200」以外に選択肢なし!その音はユニバーサルプレーヤーの“枠”を超える
ずば抜けた応用力の高さ、SACDマルチチャンネルを聴くなら本機以外に選択肢はなし!
ここでデノンのAVアンプ「AVC-X8500HA」に繋ぎ変え、HDMIケーブルからの2ch再生も確認。アナログ的な太さは影を潜め、解像度指向のクリアなトーンとなり、リズム隊やシンセサイザーのアタックをキレ良く描き出す。分離良くクールな傾向のサウンドを楽しむことができた。
そして本題ともいえる5.1ch再生である。「アフリカ」ではステレオミックスでは聴いたことがないようなパーカッションの音が鮮明に聴こえ、正直なところまったく別物であると驚いた。稀代のエンジニア、エリオット・シャイナーによるリッチな空間性を生かしたサラウンドミックスは、分離の良い各パートの定位と、楽器の質感を高純度に引き出しており、ベースのグリップが効いた締りの良いグルーヴも心地良く感じられる。
「ロザーナ」のステレオミックスでは控えめなエレキギターもより鮮明に浮き立つ。ボーカルは低重心でボトムも程よく太く安定しているが、しっとりとした口元のニュアンスはよりリアルに捉えられている。
レコーディング段階のマルチテープからのサラウンドミックスということもあり、ミックスダウン時には反映されなかったパートや演奏が日の目を見たことの意義も大きいが、より作品の本質に迫ることができる手段として再評価したい素材といえるだろう。
ちなみにTOTO『IV』は本年が発売40周年であり、それを記念したデラックス・エディションが8月3日に発売される。このセットに同梱されるSACDには今回試聴した5.1chサラウンドが日本盤として初めて収録されるそうだ。
他にもSACDサラウンドを再生できるユニバーサルプレーヤーは存在するものの、アナログマルチ出力を持つ現行機はUBR-X200くらいである。HDMI経由での試聴でも驚く結果であったが、より音質にこだわったサラウンド環境が構築できるという応用性の高さでは本機以外の選択肢はないだろう。その他多くの5.1ch収録SACDも含め、ぜひともUBR-X200でその未知なる世界を体感いただきたい。