PRアプリ連携で真価を発揮!選べる3つのEQ聴き比べ
高音質×カスタマイズが楽しい!ANIMA「ANW02」は遊び心満載の“個性派”完全ワイヤレスだ
サウンドのニュアンスを微調整する3種のイコライザーが活躍
ANIMA「ANW02」のサウンドを早速聴いてみよう。まずはSnapdragon SoundによるaptX Adaptiveコーデック対応のXperia 1 IVで体験してみた。
まずは、ANW02のデフォルト音質にあたる、「LATE NIGHT」のセッティングで音楽を聴き始める。そのサウンドの素性の良さは、やはりAcoustune譲りだ。
宇多田ヒカル『あなた』やBTS『Dynamite』といった楽曲を聴くと、一聴して、歌声の再現が柔らかく、質感の表現が極められており、上質なサウンドが広がっていく。パワーバランスをセンターに置きながら、ハンドクラップの位置は自然に空間に拡散、そして情報量重視かつ上質ベースの再現性も高い。
「LATE NIGHT」の名前の通り、深夜の音楽リスニングでも耳につくことがなく快適で、Bluetoothによる圧縮を感じさせないまるで有線イヤホンを彷彿とさせるような入念に整えられたサウンドだ。
イコライザーを「TWILIGHT」に切り替えると、声のフォーカスが一段高まる。宇多田ヒカル『あなた』では、ピアノの音がより輪郭をもって響いてくる。特筆すべきポイントはベースの躍動感で、こちらも輪郭がくっきりとして歯切れ良く、曲全体のライブ感を引き立てる。
BTS『Dynamite』を聴くと、ダンスチューンの低音を臨場感たっぷりに再現。「LATE NIGHT」を心地よさ思考と捉えるなら、「TWILIGHT」は “いい音で音楽を聴く楽しみ” という印象。そして「DAWN」は、「LATE NIGHT」をベースに、高域と低域のアタックを抑えたサウンドだ。
3つのイコライザーを体験して気づいたのは、実のところLATE NIGHT / TWILIGHT / DAWNというセッティングによるサウンドバランスの差は、さほど大きくないということ。これは音質監修とチューニングを行ったTAKU INOUE氏が、El-CoClear振動板ドライバーの素性の良さを認めた上で、プロレベルでの微調整を施したサウンド差と捉えるべき所だろう。
なお、iPhoneと接続したサウンドもチェックしてみると、AAC接続でも十分に、ANW02の上質なサウンドを体感できた。ちなみにAACでは若干高域が強めに出る特性があり、イコライザー選びも変わってくる。デフォルトの「LATE NIGHT」ではよりクリア志向になり、「TWILIGHT」ではさらにメリハリを効かせたサウンドに。iPhoneユーザーで柔らかくナチュラルなサウンドを求める人には、「DAWN」がピッタリと合いそうだ。
ANW02を聴いて感じたのは、やはりHi-FiイヤホンブランドであるAcoustuneが設計・音響監修を手掛けた高音質モデルだということ。
そして、その上質さのみならず、専用アプリ「ANIMA Studio」による、3つのイコライザー設定やAdvent Voiceによるガイダンス音声の変更など、カスタマイズ性がユニークなポイントだ。
ハイエンドな完全ワイヤレスイヤホンのなかでも、音質だけでなく、さらに遊び心もプラスされた他にない一台といえる。
(協力:ピクセル)