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PR使いやすい完全ワイヤレスイヤホン型の2モデル

良質な“聞こえ”を求める方に、「音を楽しむこと」をサポートするゼンハイザーのヒアリングデバイスに注目

公開日 2023/10/02 16:31 山本 敦
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■TV Clear Set 2:専用トランスミッターとのセットで遅延なくテレビの音を「楽に聞ける」



ユーザーの聞こえをサポートする、ゼンハイザーのもうひとつの新製品であるTV Clear Set 2(TVクリアセット 2)も実機を体験した。

「TV Clear Set 2」(オープン価格:市場予想税込価格は63,250円前後)

ゼンハイザーはソノヴァとチームを組む以前から、テレビの音声を明瞭化するためのワイヤレスオーディオを商品化してきた。ホームオーディオ&テレビ用のワイヤレスヘッドホン「RS 195」などがその好例だ。TV Clear Set 2は時流に合わせて完全ワイヤレスイヤホンのスタイルを採用した、テレビ視聴を快適にするデバイスだ。

ゼンハイザーブランドでは、「RS 195」のようにテレビ接続に向けた製品もラインナップしてきた

TV Clear Set 2は左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンと、専用のトランスミッターのセットとして販売される。Bluetoothオーディオに対応するコンポーネントはテレビも含めて、TV Clear Set 2のイヤホンを直接接続して音声を聴くことができる。ただしソノヴァ独自のデジタル無線伝送技術である「AirStream(エアストリーム)2.0」の低遅延・低消費電力なワイヤレス伝送のメリットが活かすためには専用トランスミッターが必要だ。

トランスミッターには複数のTV Clear Set 2のイヤホンがペアリングできる。例えば夜中に自宅の大画面テレビで映画を楽しみたい時も、一緒に楽しむ家族のぶんTV Clear Set 2を用意しておけば、テレビ側のボリュームを落としても、TV Clear Set 2を通して心地よいボリュームに調整された迫力あふれるサウンドが聴ける。

TV Clear Set 2もまたConversation Clear Plusと同様、ルックスはふつうにスタイリッシュなワイヤレスイヤホンだ。片耳が6.9gと軽く、イヤーチップ兼イヤーフィンによるフィット調整にも対応する。

こちらも見た目、サイズ感ともに通常の完全ワイヤレスイヤホンと差はない

イヤーチップ/イヤーフィンは一体型になっており、3サイズが用意される

イヤホンに内蔵するバッテリーで、AirStreamによる接続なら約15時間、Bluetoothは約12時間の連続リスニングに対応する。ケースによる充電を繰り返せば最長37時間使える。5分の充電で約1時間の再生ができる急速充電や、Qi規格によるワイヤレス充電にも対応する。

イヤホンはBluetooth接続も可能だが、トランスミッターと独自のワイヤレス技術で接続することで低遅延の伝送が行える

イヤホンのセットアップはiPhoneとAndroidスマホに対応する専用アプリ「Sennheiser TV Clear App」から行う。その前にトランスミッターをテレビの側につなごう。音声信号は光デジタル接続、またはステレオミニケーブルによるアナログ接続が可能だ。トランスミッターへの電源供給にはUSBケーブルを使う。テレビのUSBポートによるバスパワー供給もできるのでACアダプターは要らなかった。

トランスミッターは光デジタルもしくは3.5mmアナログ接続に対応。テレビだけでなく、タブレットなどにも使用できる

あとはスマホのBluetooth設定からイヤホンをペアリングして、アプリから各機能の設定準備を整える。イヤホンとトランスミッターとのペアリングは出荷前に済んでいるため、ユーザーが行う必要はない。トランスミッターを接続したテレビの力強い音声が聞こえてくる。

AirStreamによって、トランスミッターからイヤホンにワイヤレスで音声信号を届けられる距離は最長15メートルにもなる。キッチンで食事の支度をしながら、リビングに置かれているテレビの音声を聞きたい時にTV Clear Set 2がとても重宝した。もちろんテレビから出力される音声であればNetflixなどのインターネット配信のコンテンツや、BDレコーダーに録画した番組の音声もテレビから離れた場所で聞ける。

トランスミッターからは最長15mまで音声信号をワイヤレス伝送できるので、イヤホンをつけたまま家の中を移動したりもしやすい

本機にもゼンハイザー独自の音づくりを活かしたチューニングは行われていないが、6ミリ口径のダイナミック型ドライバーを搭載したことによって、切れ味鋭く鮮やかなサウンドを再現する。声の距離感が近く、テレビのニュースやトーク番組の声がとても聞きやすい。ドラマや映画の効果音はディテールが立体的に引き立つ。音場も広々と描く。聴覚に衰えを感じていない方でも、テレビのサウンドをより高品位に、なおかつ「楽に聞ける」ことのメリットが実感できるだろう。

映像コンテンツの声や効果音などを聞きやすく再現し、「楽に聞ける」ようになる

アプリには音声の聞こえ方をカスタマイズできる2つの機能がある。ひとつは高音域を持ち上げて声を聞きやすくする「語音明瞭度プログラム」だ。デモ音源を聞きながら「1」から「5」までの5段階で明瞭度が調整できる。「5」に近いほど声の輪郭はシャープになる。

「Sennheiser TV Clear App」アプリからは、音の明瞭度などを簡単に調整できる

もうひとつの「周辺環境認識」は、内蔵マイクで取り込んだ外音をイヤホンから再生されるサウンドとミックスして聴く機能だ。取り込みレベルは最低の「1」から最大の「7」までの7段階。テレビの視聴中にも家族からの呼びかけや、ドアベルのチャイムにも気を配れる。

TV Clear Set 2はリビングルームなど自宅で使うためのデバイスだが、屋内でもワイヤレスイヤホンを紛失する可能性は十分にある。本機は専用アプリから「イヤホン検索機能」を使えば、イヤホンから鳴るアラーム音を頼りに探せる。充電ケースに入った状態でも音が鳴るうえ、点滅するケースのLEDランプも目印になるので安心だ。

今回レポートしたConversation Clear PlusとTV Clear Set 2には、多くのコンシューマーの期待に接してきたゼンハイザーとソノヴァ、2つの経験豊かなブランドによるものづくりのノウハウが詰まっていた。装着感の心地よさから、迷うことなく安心して使える操作性まで、良質な聞こえを求めるすべての方々にオススメしたい。

(提供:Sonova Consumer Hearing Japan)

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