PR新色「ロイヤル・バーガンディ」も登場
iPhone 15の大本命ヘッドホン!Bowers & Wilkins「Px8」で“ロスレス再生”を楽しもう
ハイエンドオーディオブランドBowers & Wilkins(B&W)のワイヤレスヘッドホン「Px」シリーズ。その魅力についてはこれまでも様々な形で重ねて伝えてきた。であるが今回はさらに再び、そのフラグシップ「Px8」をピックアップしたい。というのも近頃、Px8を取り巻く状況にいくつかの、その魅力をより高めてくれるポジティブな変化があったのだ。何かというと……
・新色「ロイヤル・バーガンディ」登場
・iPhone 15シリーズの登場でUSB-C有線接続への注目度アップ
・弟機が「Px7 S2e」に進化してシリーズ全体にさらなる勢い
今回はこれらのポイントを検証していき、2023-24秋冬も「選ぶならPx8」と、オススメしたい理由の数々をお伝えしていこう。
◇
まずはPx8の基本を改めて確認。
・カーボンコーン振動板で応答性向上&歪み低減
・「アングルド・ドライブユニット」で音調と音場をより自然に
・24bit DSPで音声処理の精度を向上
・aptX Adaptive対応でワイヤレス再生の音質を引き上げ
・より快適なリスニングをもたらすノイズキャンセリング性能
・より快適なコミュニケーションをもたらす通話性能
・最大約30時間のバッテリーライフ
★クラシカルな美しさのフォルム、ナッパレザー、アルミダイキャストフレーム、カラーリング
★USB-C端子からの有線接続リスニングにも対応
それぞれの詳細については発売時の記事を参照してもらうとして、今回は★マークの2項目、デザイン性とUSB-C有線接続に特に注目してほしい。
>>“よりBowers & Wilkinsらしい音を再現”。フラグシップヘッドホン「Px8」登場!「Px7 S2」と徹底比較レビュー<<
■新色ロイヤル・バーガンディ
デザイン性においては先日登場の新色「ロイヤル・バーガンディ」がこの秋冬のポイント。レザー部分はワインレッド系の中でも紫みがありダークな色合いのバーガンディ、ハウジングやアームなどの金属部は上品なゴールドというコンビネーションだ。淡く柔らかな色合いの既存色「タン」と対になるように深く華やかな色合いで、秋冬の装いに特にフィットしてくれそう。
ベーシックカラーのブラック、柔和なタン、ゴージャスさも感じさせるロイヤル・バーガンディが揃い、Px8の「選びたくなる感」はさらに高まった。
■USB-C接続の意義と音質
続いてのポイントは本機のUSB-C端子とスマートフォン等のUSB端子をUSBケーブルで接続してのデジタル有線リスニング。発売時からの機能だが、USB-C採用となったiPhone 15シリーズの登場でその意義がグッと強まった。若い世代で多数派を占めるiPhoneユーザーもこの機能の恩恵を受けられるようになったのだ。
USB-C接続のメリットはずばり音質。USB-C接続時、音声データは最大48kHz/24bitというスペックで伝送される。Bluetooth伝送でもaptX Adaptiveは同じく最大48kHz/24bit対応だが、両者には実は決定的な違いがある。
前者はロスレス伝送、後者はロッシー伝送という点だ。ロスレスは48kHz/24bitのデータを全く損失なく伝送できる。対してロッシーでは伝送時の圧縮処理にてデータ=音声情報がわずかながらも損失。ロスレス伝送できるUSB-Cの方が音質面で優位というわけだ。
具体的には、例えばApple Musicのストリーミング配信のフォーマットは、スペックが高い順に、
・192kHz/24bit
・96kHz/24bit
・48kHz/24bit
・44.1kHz/16bit
など。USB-C接続はそのうち48kHz/24bit以下までは配信スペックを完全に維持した伝送が可能、96kHz/24bit以上でも音質ロスは最小限だ。対してBluetooth伝送ではどのフォーマットであれ常に圧縮が行われ、多少の音質ロスは不可避。実際に比較試聴して音の違いの印象についても後ほど述べる。
数あるヘッドホンの中からPx8に目を向けるような方は音にこだわりのある音楽ファンだろう。ならばUSB-Cによるこの「ロスレス」リスニングもPx8を選ぶ理由のひとつになり得るはずだ。外出時は身軽なワイヤレス/自宅ではより高音質なUSB-Cワイヤードなど、使い分けて楽しんでほしい。自宅ではPC/Macとの組み合わせもありだ。
なお使い方は本機とiPhoneをUSB-Cケーブルで接続するだけ。初回のみiPhone側のダイアログで「ヘッドフォン」をタップする必要がある。ケーブルは付属品に限らず一般のUSB-Cケーブルも問題なく利用可能。長さや太さ、柔らかさなど、使い方や好みにフィットするケーブルを探してみてほしい。
またUSB-C接続時には電源もiPhoneからUSB-C経由で供給を受けての動作となる。その分iPhoneのバッテリー消費が速まるのには要注意だ。本機との接続でUSB-Cが埋まっていても充電しながら使えるように、MagSafe対応のモバイルバッテリーや充電器を用意しておくと安心かもしれない。
・新色「ロイヤル・バーガンディ」登場
・iPhone 15シリーズの登場でUSB-C有線接続への注目度アップ
・弟機が「Px7 S2e」に進化してシリーズ全体にさらなる勢い
今回はこれらのポイントを検証していき、2023-24秋冬も「選ぶならPx8」と、オススメしたい理由の数々をお伝えしていこう。
まずはPx8の基本を改めて確認。
・カーボンコーン振動板で応答性向上&歪み低減
・「アングルド・ドライブユニット」で音調と音場をより自然に
・24bit DSPで音声処理の精度を向上
・aptX Adaptive対応でワイヤレス再生の音質を引き上げ
・より快適なリスニングをもたらすノイズキャンセリング性能
・より快適なコミュニケーションをもたらす通話性能
・最大約30時間のバッテリーライフ
★クラシカルな美しさのフォルム、ナッパレザー、アルミダイキャストフレーム、カラーリング
★USB-C端子からの有線接続リスニングにも対応
それぞれの詳細については発売時の記事を参照してもらうとして、今回は★マークの2項目、デザイン性とUSB-C有線接続に特に注目してほしい。
■新色ロイヤル・バーガンディ
デザイン性においては先日登場の新色「ロイヤル・バーガンディ」がこの秋冬のポイント。レザー部分はワインレッド系の中でも紫みがありダークな色合いのバーガンディ、ハウジングやアームなどの金属部は上品なゴールドというコンビネーションだ。淡く柔らかな色合いの既存色「タン」と対になるように深く華やかな色合いで、秋冬の装いに特にフィットしてくれそう。
ベーシックカラーのブラック、柔和なタン、ゴージャスさも感じさせるロイヤル・バーガンディが揃い、Px8の「選びたくなる感」はさらに高まった。
■USB-C接続の意義と音質
続いてのポイントは本機のUSB-C端子とスマートフォン等のUSB端子をUSBケーブルで接続してのデジタル有線リスニング。発売時からの機能だが、USB-C採用となったiPhone 15シリーズの登場でその意義がグッと強まった。若い世代で多数派を占めるiPhoneユーザーもこの機能の恩恵を受けられるようになったのだ。
USB-C接続のメリットはずばり音質。USB-C接続時、音声データは最大48kHz/24bitというスペックで伝送される。Bluetooth伝送でもaptX Adaptiveは同じく最大48kHz/24bit対応だが、両者には実は決定的な違いがある。
前者はロスレス伝送、後者はロッシー伝送という点だ。ロスレスは48kHz/24bitのデータを全く損失なく伝送できる。対してロッシーでは伝送時の圧縮処理にてデータ=音声情報がわずかながらも損失。ロスレス伝送できるUSB-Cの方が音質面で優位というわけだ。
具体的には、例えばApple Musicのストリーミング配信のフォーマットは、スペックが高い順に、
・192kHz/24bit
・96kHz/24bit
・48kHz/24bit
・44.1kHz/16bit
など。USB-C接続はそのうち48kHz/24bit以下までは配信スペックを完全に維持した伝送が可能、96kHz/24bit以上でも音質ロスは最小限だ。対してBluetooth伝送ではどのフォーマットであれ常に圧縮が行われ、多少の音質ロスは不可避。実際に比較試聴して音の違いの印象についても後ほど述べる。
数あるヘッドホンの中からPx8に目を向けるような方は音にこだわりのある音楽ファンだろう。ならばUSB-Cによるこの「ロスレス」リスニングもPx8を選ぶ理由のひとつになり得るはずだ。外出時は身軽なワイヤレス/自宅ではより高音質なUSB-Cワイヤードなど、使い分けて楽しんでほしい。自宅ではPC/Macとの組み合わせもありだ。
なお使い方は本機とiPhoneをUSB-Cケーブルで接続するだけ。初回のみiPhone側のダイアログで「ヘッドフォン」をタップする必要がある。ケーブルは付属品に限らず一般のUSB-Cケーブルも問題なく利用可能。長さや太さ、柔らかさなど、使い方や好みにフィットするケーブルを探してみてほしい。
またUSB-C接続時には電源もiPhoneからUSB-C経由で供給を受けての動作となる。その分iPhoneのバッテリー消費が速まるのには要注意だ。本機との接続でUSB-Cが埋まっていても充電しながら使えるように、MagSafe対応のモバイルバッテリーや充電器を用意しておくと安心かもしれない。
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