PR富士フイルムXマウント専用設計で電子接点も搭載!
パンケーキスタイルの広角レンズ、フォクトレンダー「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical」レビュー
■絞り開放から十分に高い解像力、近接撮影も得意
レンズ構成は5群7枚。最前面に異常部分分散ガラス、最後面に非球面レンズを使用しており、描写は絞り開放から十分に高い解像力を備えている。VMマウント用、Eマウント用にラインアップされている“APO-LANTHAR”のようなシャープさではないが、絞りを開けても絞っても安定した性能を発揮する。
また、絞り羽根が10枚もあり、絞った際のボケ味も良好だ。最短撮影距離が0.17mと短く、近接撮影が得意なところも特筆したい。
35mm判換算28mm相当の画角は日常を切り取るのに最適なため、被写体もやはり街のスナップが最も似合うだろう。また、被写体にグッと寄れるので、花の撮影やテーブルフォトも楽しめる。広角レンズらしい遠近感のある表現を狙うと、このレンズならではの写真が楽しめるだろう。
デザイン、質感、操作性、描写性能の全てがバランスよくまとまった、富士フイルムXシリーズのユーザーにとって見逃せないレンズに仕上がっている。また薄型でコンパクトなデザイン、レバーを備えたフォーカスリングなど、まるでレンジファインダー用レンズのような佇まいのため、レンジファインダースタイルの「X-Proシリーズ」やコンパクトな「X-Eシリーズ」の常用レンズとしてもおすすめしたい。
(提供:株式会社コシナ)