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<オーディオアクセサリーひとくちレビュー>

【ミニレビュー】FIIO USB-DAC&ヘッドホンアンプ内蔵メカニカルキーボード「KB3 HiFi USB」

公開日 2024/03/25 06:30 園田洋世
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今話題のアクセサリーを毎週1つピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、FIIOのUSB-DAC&ヘッドホンアンプを内蔵したメカニカルキーボード「KB3 HiFi USB」。一石二鳥(?)のアイデア製品の気になる音質をチェック!

FIIO USB-DAC&ヘッドホンアンプ内蔵キーボード「KB3 HiFi USB」(オープン価格、市場想定価格 税込26,950円前後)

電子音を多用するポップスは相性よし。聴き疲れのない質感表現



FIIOのHiFiミュージックメカニカルキーボード「KB3 HiFi USB」。テンキーレスミニキーボードに最大384kHz/32bitおよびDSD256のオーディオデコードに対応するUSB-DACと、高出力ヘッドホンアンプを搭載する。

パソコンのUSB出力と接続することで、キーボード&ヘッドホンアンプとして使用できる。机の上がすっきりできる省スペース性も魅力

4.4mmバランス端子も搭載しているが、今回はゼンハイザーの「HD650」をアダプター経由で3.5mmシングルエンド端子に繋いで試聴した。

出力端子は、FIIOらしく4.4mmバランスと3.5mmシングルエンドの2系統を搭載

ノートPC内蔵のヘッドホン出力とはまったく次元が違う音質。クラシックだとさすがにズシーンと重いアファナシエフのピアノは腰高気味になるが、ヴァイオリン協奏曲には軽快な良さがあるしオーケストラのスケール感もなかなか立派。

ゼンハイザー「HD650」で音質をチェック

しかしやはり合うのは電子音を多用するポップス。強弱のメリハリはしっかり立てつつも、一貫してデリカシーが感じられる質感表現が聴き疲れさせない。そして宇多田ヒカルもAdoも伴奏からヴォーカルがよく浮き立つので、歌詞の聴き取りが楽に感じられた。

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