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PR評論家・折原一也がレビュー

ソニー新サウンドバー「BRAVIA Theatre Bar 9(HT-A9000) / BRAVIA Theatre Bar 8(HT-A8000)」は「リビングシアターの理想形」。進化した実力を徹底チェック!

公開日 2024/05/31 06:30 折原一也
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<目次>
ソニー2024年最新サウンドバー実機をレビュー
HT-A9000 / HT-A8000の特徴
HT-A8000レビュー:“高さのある”サラウンド空間
サウンドフィールド機能も効果大
HT-A9000レビュー:ビームトゥイーター効果でさらに音質アップ
オプションスピーカー追加でさらに音質強化
まとめ:HT-A9000/A8000は「リビングシアターの理想形」


ソニーサウンドバー最新機HT-A9000 / HT-A8000レビュー。立体音響音場が凄すぎる!



大画面テレビの“音”をパワーアップするならサウンドバー。Dolby Atmosをはじめとした立体音響対応モデルも定番化した今、映画はもちろんライブ配信のネット動画でも立体音響化が可能な自社技術「360 Spatial Sound Mapping」でさらなる高みを目指したソニーの2024年新モデルが、「HT-A9000」「HT-A8000」の2機種だ。

評論家の折原一也氏がHT-A9000とHT-A8000の実力をチェック

ちなみに、同時発表されたホームシアターシステム「HT-A9M2」と合わせて、ソニーのホームシアター製品は2024年モデルから「BRAVIA Theatre」というシリーズ名が付与された。HT-A9000は「BRAVIA Theatre Bar 9」、HT-A8000は「BRAVIA Theatre Bar 8」、HT-A9M2は「BRAVIA Theatre Quad」という名前でも呼ばれていくことになる。

さて、ファイルウェブの読者の皆さんなら「360 Spatial Sound Mapping」という技術に聞き覚えのある人もいるかもしれない。測距技術と物理音場再現技術によってファントムスピーカーを生成するソニー独自のサラウンド技術で、いくつかの対応製品がすでに展開されている。いわゆるバーチャルサラウンドとは異なり、音の波面からファントムスピーカーを生成するため、サウンドフィールドとリスニングポジションが広いことが特長だ。

360 Spatial Sound Mappingの効果イメージ

サウンドバーでは先代の「HT-A7000」「HT-A5000」から同技術が搭載されていたのだが、利用するにはオプションのリアスピーカー追加が必要だった。ところが、今回の新モデルHT-A9000とHT-A8000では、サウンドバー本体のみで360 Spatial Sound Mappingに対応したのが大きなポイントだ。

ソニーの新世代サウンドバーはどれほどの実力を秘めているのか。今回はそんな2024年最新サウンドバーをソニーの試聴室で体験できたので実機レビューをお届けしよう。

HT-A9000 / HT-A8000の特徴:音質強化に加えて低背化で設置性もさらにアップ



改めてHT-A9000とHT-A8000の特徴を紹介しよう。両製品は、ソニーのサウンドバーラインナップにおける新たなフラグシップ機と、それに次ぐ上位モデルとなる。スピーカー構成はHT-A9000が13基のスピーカー・ユニットを搭載し出力585W、HT-A8000は11基のスピーカーユニット搭載で出力495W。2機種とも、別体のワイヤレスサブウーファーなしの、いわゆる一本バータイプであり、前述のとおりサウンドバー本体だけで360 Spatial Sound Mappingを利用できる。

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