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PR独自立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」対応モデルが拡充

ソニー新サウンドバー「HT-A5000/A3000」徹底レビュー! 「立体音響の臨場感」がより身近に

公開日 2022/09/09 06:30 山本 敦
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テレビの音質を強化する際に、最近の注目トピックのひとつが「立体音響」。なかでも、ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」は、広大な音場を作り出すことで、実際に映画館やコンサート会場にいるかのような体験ができるという技術だ。そんな「360 Spatial Sound Mapping」対応機に、新製品「HT-A5000」「HT-A3000」が加わった。注目機の実力を評論家の山本敦氏がチェックした。

ソニー最新サウンドバー「HT-A5000」「HT-A3000」の魅力を速攻レポート!



ソニーのホームシアターシステムといえば、これまでにも臨場感に富む立体音響体験が楽しめる数多くの名機が輩出されてきた。

「360 Spatial Sound Mapping」にも対応する最新サウンドバー2機種を評論家の山本敦氏がレビュー

近年ではソニーの最新ホームシアターシステムに搭載されている独自の「360 Spatial Sound Mapping」という名前の立体音響技術が注目されている。

「360 Spatial Sound Mapping」(以下:360SSM)の核心には、リスニングルームに配置したスピーカーどうし、および天井との間の距離を測る技術と物理音場再現技術がある。それぞれを組み合わせると、実際にはスピーカーが置かれていない場所に「ファントムスピーカー(仮想音源)」による音像が生まれる。

ファントムスピーカーの音像は、実際に音を鳴らしているスピーカーの外側につくり出される。そのため視聴スペースの限界を超えた圧倒的な空間の広がりを、一般的なサイズのホームシアターに再現できことも大きな特徴だ。

360SSMでの音場イメージ。実際のスピーカー設置位置よりも広いサラウンド空間を味わえる

360SSMに対応するソニーのホームシアターシステムとして、この秋に2つの新しいラインナップが拡充される。これまで360SSMは上位のモデルでしか味わえない立体音響体験だった。今回レポートする「HT-A5000」と「HT-A3000」は、ともにそのハードルをグンと押し下げるスタンダードクラスの高品位なホームシアターシステムとして注目したい。

別売のリアスピーカー「SA-RS5」か「SA-RS3S」と組み合わせることで360SSMが利用可能に(写真はHT-A5000とSA-RS5を組み合わせたところ)

ふたつの新しいホームシアターシステムは、360SSMに対応するソニーの上位機種である「HT-A9」と「HT-A7000」の弟分としてラインナップに加わる。

どちらのモデルもスピーカー単体で迫力あふれるサラウンドを再現する。同じバータイプの上位モデルであるHT-A7000に比べるとデザインがスリムになった。HT-A5000は65インチ、HT-A3000は55インチの一般的な薄型テレビのサイズに横幅と高さを合わせた。

HT-A7000/A5000/A3000は別売のリアスピーカーSA-RS5/RS3Sいずれかの追加で360SSMに対応。HT-A9は単体で360SSMを利用可能

上向きスピーカーなども搭載する5.1.2ch機「HT-A5000」/スリムながら本格派の3.1ch機「HT-A3000」



HT-A5000が内蔵するスピーカーシステムは5.1.2ch構成。中高音域を担う5基のスピーカーの中には、上位のHT-A7000にも搭載した左右方向への音の広がりをつくり出す新開発のビームトゥイーターが含まれる。

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