PR「VGP2024 SUMMER」で優秀賞を多数獲得
映像美と設置性を高次元で両立した4KプロジェクターJMGO「N1S Ultra 4K」。調整で画質の“真価”が開花
■「Standard」でもバランスが良く、追い込めば自然さが増す
『8K空撮夜景 SKY WALK』は、Vividではやや明るいが、Standardでバランスのいい画を出す。詳細な調整ができる「User」では、やや過剰なコントラストを抑え、ガンマ「暗」に変更するのがポイント。
ローカルコントラスト「オフ」とアダプティブLUMA制御「低」を加えると、夜景がしっとり沈む。この難しい映像で、よくこれだけ自然なバランスが出せるものだ。冒頭のタワーマンション群はスタンダードで外壁の描写に輪郭強調が少なく見辛くない。しっかりと錬成されている。
『ゴジラ-1.0』でも、Standardでバランスのいい画が出る。ただし、コントラスト等の明るさ関係は、Userで追い込みたくなる。ガンマ「暗」、明るさ(黒レベル)やコントラストの数値を上手く調整していくと、バランスが良好になり、夜闇の黒の沈み方も変化する。
『陽炎座』は、「Movie」のデフォルトで十分。シーンによっては、Standardの発色の鮮鋭感に魅かれるが、クライマックスで血を思わせる黒ずんだ暗い赤が出ないと妖気が薄れて、芝居小屋の舞台が現代の照明で照らされたように明るくなるのは違和感があるため、やはりMovieがベストバランス。本作品にふさわしい妖艶な画が出せている。
■「User」で調整すると暗室にマッチした画作りに
『House of Gucci』を観てみると、Standardで悪くないが、Userで主にコントラスト、黒レベルを暗室向きに調整、動き補正をオフするとバランスのいい画が生まれる。Vividも汎用性の高いモードだが、明室向きの傾向があるため、暗室ではUserで各パラメーターを調整するといい。明室なら、StandardとVividのデフォルトで、好みに合わせて選ぶのでいい。
CGを多用したエンターテイメント作品である『アクアマン/失われた王国』は、照明を付けた状態で視聴してみたが、StandardとVividでも余裕のある明るさで観られる。加えて各モードの設定が適切で能力が正しく発揮できている印象だ。カラーブレイキングも抑えられていて、60pではほぼ皆無と言える。
■ふさわしい設定で元来持つ画質の“真価”が開花
元来持てるパフォーマンスが高かったが、ようやくふさわしい設定を得て本機の“真価”が開花した印象だ。3000ルーメン(ANSI)の明るさは本機の最大の魅力で、4K実写映像ではっとするような立体感と実景のリアリズムがある。4Kプロジェクターとして、手に届く価格帯でありながら、設置性と使い勝手、そして練り上げられた画質が、高次元で共存している。多数の優秀賞を獲得するにふさわしい、最有力の4Kプロジェクターである。
[SPEC]
■JMGO「N1S Ultra 4K」
●投写形式:DLP ●投写デバイス:0.47型 DMD ●表示解像度:3840×2160 ●レンズ:デジタルズーム・フォーカスレンズ ●光源:3色(RGB)レーザー ●投写サイズ:100 - 150型(推奨) ●明るさ:3000ルーメン(ANSI) ●騒音:26dB ●内蔵スピーカー:10W+10W ●主な入出力端子:HDMI×2基(eARC対応はうち1基)、USB Type-A入力×1基、ステレオミニ出力×1基 ●ワイヤレス:Wi-Fi(5GHz/2.4GHz)、Bluetooth Ver 5.1 ●消費電力:180W ●外形寸法:241W×236H×203Dmm ●質量:約4.5kg
(提供:株式会社日本ビジネス開発)