PRコレクションのアナログレコードを開封する時がきた!
初めてのレコード再生に打ってつけ!オーディオテクニカ「AT-LP70Xシリーズ」で“推しレコード”を聴く
■AT-LP70X×AT-SP3X、オーディオテクニカならではのレコードの音を味わう
今回組み合わるスピーカーに、同じくオーディオテクニカより7月に発売されたアクティブスピーカー「AT-SP3X」をチョイスした。アナログプレーヤーに付属されているラインケーブルから直接スピーカーに繋げるだけで、すぐに音を聴くことができる。
アナログオーディオを始めるうえで、「初心者だからこそ選択肢が多くて迷う」という機材選びの悩みに対して、「まずスピーカーを選んでから、それに合わせてプレーヤーなどの上流を決めていくのが良い」というのが野村氏の持論だそうだ。また、安価なモデルにはスピーカー一体型のレコードプレーヤーも存在するが、「スピーカー一体型だと、音の再生でプレーヤー部分も震えちゃいます。針先でレコードの溝を読み取って音にするレコード再生に余計な振動は大敵です」と、スピーカーを別で用意することのメリットを語ってくれた。
今回用意したAT-SP3Xは、ハード/ソフトの両側面でアナログレコード再生音を追求したという、まさに今回の試聴にうってつけのスピーカー。ミヤザキ氏も、持ってきたアナログレコードの外装の袋を取り外し、インナーケースのシュリンクをカッターで開ける「開封の儀」を敢行。 「音溝に触れないよう、ラベルや縁を持ってね」という野村氏の助言を得た上でレコードをセット。いざ再生である。
プレーヤーに対して真ん中の位置で耳を傾けるとミヤザキ氏は「ベース音しっかり出ていますね!」と、イヤホンでしか聴いてこなかった楽曲との印象の違いをはっきりコメント。「普段聴き慣れた曲の知らない側面を覗いたようです」と、その感動を露わにしてくれた。やはり、デジタルで聴き慣れた曲でもアナログプレーヤーで再生すると印象が変わる。これもアナログレコードならではの楽しみのひとつだろう。
同席した野村氏もピアノの旋律が特徴的なトラック「Song on the Beach」では倍音成分が豊かなサウンドや、「ピアノの下から響板を狙って立てたようなマイクセッティングが思い浮かぶね」と、レコードで聴く醍醐味を堪能。AT-SP3Xとの組み合わせについては “アナログレコード再生音の追求” がきちんとクリアされているとし、「このセットでアナログ始めたら『やっぱ、レコードって良いよ』って友達に自慢したくなると思う」と絶賛してくれた。
■AT-LP70XBT、Bluetooth対応モデルでレコード再生がもっと自由に!
本企画を行ううえで、AT-LP70Xをセッティングした状態でお二方を迎えたが、せっかくなのでAT-LP70XBTのセッティングをミヤザキ氏に体験してもらうことに。
AT-LP70Xシリーズの場合、水平が取れた場所にプレーヤーの基部を設置する、プラッターを取り付け、ゴムベルトをプレーヤーのモータープーリーにかける、フェルトマットを乗せて、電源を入れるだけ。先ほど紹介した通り、カートリッジは取付済みなので、聴く前にプロテクターを外すのみ。簡単にセッティングが完了する。
レコード再生において難所のひとつでもあるセッティングが容易にできるのも、ビギナーフレンドリーなアナログプレーヤーとして大きな魅力。オーディオテクニカのような老舗メーカーがAT-LP-70Xシリーズを通して、レコード再生の間口を拡げてくれているというのも、製品を選ぶうえで安心できる要素といえる。
試聴で使用しているアクティブスピーカーAT-SP3Xは、Bluetoothにも対応しているため付属のラインケーブルによる有線接続だけでなく、ワイヤレスでも音を伝送可能。同じくBluetooth搭載モデルのAT-LP70XBTとの組みあわせでは、設置場所の自由度が効くのも導入するうえでは嬉しいところ。
ペアリングもシンプル。スピーカーをペアリングモードにしたうえで、プレーヤーのコネクトボタンを2秒間長押し、インジケーターランプが青・赤と点滅の状態から青に点灯するとペアリング完了だ。
早速、Bluetooth接続でも試聴してみる。『ポケットモンスター』シリーズのゲームサウンドをもとに、さまざまなジャンルで活躍するアーティストによるコンセプトアルバム『Pokemon Music Collective』を用意。ピカチュウを想起させるカラーヴァイナル仕様のクリアイエローが白い筐体に映える。
初代『ポケットモンスター』「シオンタウン」のBGMをサンプリングした打ち込み系ロック、ポルカドットスティングレイの「ゴーストダイブ」は、音数の多い楽曲であるが、レコード再生でも見事に表現。「アナログレコードでもこういう音が出せるんだ」というリアクションのミヤザキ氏。野村氏は、「打ち込み系の楽曲もアナログレコードで聴くと何処となくメロウな要素も加わるのが良いよね」とレコード再生ならではの音の質感についてコメントしてくれた。
そんな野村氏のコメントの意味をより体感させてくれる楽曲が「Lucky (feat. UMI)」。本楽曲は、日本の5ピースバンドNulbarichと、BTSのVと共演したシングルが1億ストリーミングを突破するなど、その活躍の場を日々拡げている日系シンガーソングライターUMIによるローファイポップ。ジャンルの示す通り緩やかなトラックをバックに、優しく包み込むようなボーカルが “Chill” な雰囲気を演出。レコードで再生すると味わい深さが増す。
Bluetooth接続においても、アナログレコードの味わいをしっかり表現できるのは、レコード再生の音質に対して真摯に向き合ってきたオーディオテクニカならでは。手が届く価格ながらも、アナログレコードの醍醐味を味わえることからも、初めてのアナログプレーヤーに打ってつけといえるポイントだ。
すっかりアナログレコードの魅力を再発見したミヤザキ氏を前に、「アナログレコードで聴くならやっぱりスローテンポなポップスだよね!」と、野村氏が持ち込んだ宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』より、表題曲の「BADモード」のほか、「君に夢中」「One Last Kiss」と、3トラック連続でチェックするなど、時間いっぱいレコード再生を堪能した。
また、「ステップアップ要素のひとつとして」という前置きで、針先の交換による音の変わり方まで伝授。AT-LP70Xシリーズの2モデルは、VMカートリッジ「AT-VM95」シリーズ(「AT-VM95SP」を除く)への針交換が可能となっている。初めての方だと難しく感じるかもしれないが、カートリッジを交換することで、リスナー自身で好みの音をカスタマイズできると捉えてくれると嬉しい。
ビギナーフレンドリーとしたセッティングの容易さと、抜群の使いやすさだけでなく、レコード再生に慣れた後のアナログレコードとしての楽しみも残してくれているAT-LP70Xシリーズは、レコード再生を新たに始めるうえで「欲しい条件」を全て満たしてくれているプロダクトだと、野村氏も太鼓判を捺す。また、インテリアとの親和性を重視したデザインも良く、部屋に馴染むスタイリッシュなキャビネットもポイントだと語ってくれた。ミヤザキ氏も、経験が浅くとも扱える優しさと、シンプルながらしっかりとした音を再生する器用さに満足してくれた様子。
「レコード再生に対する身構え」を優しく解きほぐし、慣れた後でもさらなる楽しみを味わえるオーディオテクニカのAT-LP70X/AT-LP70XBT。手に取っていただければ、なにげない日常に“推しレコードの音”が鳴り響くライフスタイルが加わること間違いなしだ。
(提供:オーディオテクニカ)