【ミニレビュー】瑞々しさと解像度を大いに高める。ゾノトーンの電源ケーブル「Grandio PS-10」
■高純度無酸素銅C1011も新採用した中核ケーブル
ゾノトーンの「Grandio PS-10」。超高純度6NCu、純銀コートOFC、高純度無酸素銅OFC、高純度無酸素銅C1011、これらの4種素材をゾノトーン独自の黄金比によってハイブリッド。マランツのSACDプレーヤー「SA-10」に挿して試聴した。
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、イノン・バルナタン(ピアノ)によるラフマニノフのチェロ・ソナタは再生直後の音場の静けさに驚く。さらに瑞々しさと解像度を大いに高めたチェロとピアノ。抑揚表現がきめ細かく繊細。
マイルス・デイビス『Cookin'』は立体感・実在感の高まった各音像が手前に移動。加えてノイズフロアも下がっているからか没入感が増す。聴き応えアリ。
ダニー・ハサウェイ「What's Going On」(LIVE)はヴォーカルに人肌のぬくもりを感じられる。伴奏は肩の力がいい意味で抜けているのだが、各楽音には自然な力感がみなぎっている。
もっと色々聴きたい気分にさせる電源ケーブルだ。