<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
【ミニレビュー】小型プレーヤーやサウンドバーにも。サエクのメガネ型電源ケーブルが音質に効く!
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、サエクの“メガネ型”電源ケーブルをピックアップ。サウンドバーや小型プレーヤーなど、意外に活用方法の多いメガネ型。その実力をチェックしよう。

チェロが瑞々しくエネルギー感に満ちる
サエクのメガネ型電源ケーブル「PL-3800MM」は、静電気と制振対策効果を持つNCF素材を採用するフルテック製メガネ型コネクタを搭載。電源側プラグは金メッキを施した2ピンコネクタなので家庭用コンセントなどとも接続が容易だ。導体には超低歪率ならびに高伝導率というPC-Triple Cを採用している。
BLUESOUNDのネットワークトランスポート「NODE 2i」で試してみた。アントニーニ(指揮)、バーゼル室内管弦楽団『シューマン:チェロ協奏曲』では、付属品グレードと比べるとソル・ガベッタのチェロが実に瑞々しいうえにエネルギー感に満ちている。演奏会場が広い! しかもノイズフロアが劇的に下がっている。

松任谷由実「雨のステイション」は変えていないはずの音量が上がったよう。S/Nとエネルギー感がともに向上したのであろう。さらにリヴァーブが鮮明になり、ベースが強く太くなっている。ヴォーカル音像にまとわりついていた雑味が解消している。
メガネ型電源コネクタを採用する機器は意外と多い。お使いの方には「PL-3800MM」にぜひご注目いただきたい。