“推せる”高コスパなイヤーカフ型イヤホン!「QCY Crossky C30」は“初めてのながら聴き”に最適だ
カラーは3色から選ぶことができ、年齢・性別を問わずオーソドックスに使いやすいブラックのほか、クリーミーなホワイトとスモーキーなパープルをラインナップ。特にパープルは、女性ユーザーを意識したであろう色味で可愛い。イヤホン本体がスマートな形状でアクセサリー側に寄ったデザインなので、女性ユーザーにリーチするカラバリを揃えていることに納得感がある。

内部にはBluetooth 5.4チップを搭載。マルチポイント接続にもちゃんと対応しており、2台のBluetoothデバイスと同時に接続できて便利だ。手持ちのスマートフォン(Google Pixel 8a)との接続も非常にスムーズで、すぐに使い始めることができた。バッテリー持続時間はイヤホン単体で最大5.5時間、ケース併用で最大約25時間に対応する。
イヤホンは片側約5gの軽量設計で、人間工学に基づいたデザインを採用。耳に挟む部分には柔軟な材質が使われ、やさしくフィットするようになっている。さらに本体はIPX5の防水仕様も備えている(ケースは非対応)。
そう、イヤーカフ型イヤホンで大事な要素のひとつが、この着け心地だ。実際に本機を装着してみると、本当に着けていることを忘れるほど軽くて、これだったらずっと使えると思えた。装着したまま普通に1日を過ごせるし、それでいて落ちにくいのが良い。本機の試用期間中、耳から外れるとか落ちそうと感じたことは一切なく、安心して使用できた。

QCY Crossky C30レビュー(2):サウンドの聴き心地をチェック
本機のコンパクトな筐体には、10.8mm口径のデュアルマグネット・ハイセンシティー・ドライバーが搭載されている。さらにQCYの指向性オーディオ技術と、自動サウンドビーム調整機能を採用し、音漏れを抑えつつ耳に対して音の正確な伝達を狙う構造となっている。
細かい音質については、そもそもながら聴きが前提のイヤーカフ型なので、ガッツリ高品位に音楽リスニングするようなものではない。しかし、そんな中でわりとクリアな感じもあって、6,000円台のイヤーカフ型であることを考えたら、「思ったよりちゃんと音楽が楽しめる」というのが率直な感想だった。
まず、“耳が開放的な状態で音に包まれている感”がちゃんとあるので、イヤーカフ型イヤホンを使う効果がきちんと味わえる。何かの作業をしながら、カジュアルに音楽を鳴らすには十分。
それに加えて、「欲を言えば、もうちょっと高域が出ている近い方が好みだな」とか思った場合でも大丈夫。本機はQCYのイヤホン製品専用のスマホアプリ「QCY」との連携にもちゃんと対応していて、同アプリのイコライザー機能を使って帯域バランスを10バンドでカスタマイズできるのだ。
実際、筆者もこのイコライザーで、中域~高域のバランスを少し持ち上げ気味にして使った。むしろ、イコライジング調整も含めて楽しむのが良いと思う。ながら聴きの範囲ではあるが、自分の好みに合わせて音楽を楽しめるようになる。

なお、筆者的に音楽再生で満足のいくボリュームに設定すると、少々の音漏れが生じた。普通に道を歩いている最中やカフェでの仕事中など、騒音でザワザワしている場所では特に問題なく使えたが、シーンとした静かな空間や電車の中などで使うときは、ボリューム設定を抑えるなど注意した方が良いだろう。
本機は「ゲームモード」も搭載。公式情報によると、ワイヤレスの接続性能が約0.06秒向上するとのこと。元々がカジュアルな製品であることもあって本機度の高いゲーム用途には少々厳しい部分もあるが、同モードでの遅延改善効果は確かに実感できた。なお、YouTubeなどの動画を視聴するくらいなら、大した遅延はなく普通に楽しめたのでご安心を。
“初めてのながら聴きイヤホン”に最適なコスパの良さ
というわけで、QCY Crossky C30についてざっと見てきたが、いかがだっただろうか?まとめると、6,000円台という価格を実現しながら、装着性が良く、ながら聴きイヤホンとしてシンプルに音楽も動画も楽しめる性能を備えている。加えてIPX5の防水仕様を備え、マルチポイント接続に対応するなど、今どきのイヤーカフ型イヤホンに求められる基本機能をしっかり押さえているのがポイントだ。
実際に使うと「やっぱり、ながら聴きイヤホンがある生活は楽しいな」と、手軽にそのメリットを感じられる1台だと思う。何より手が届きやすい価格であることが大きいので、“初めてのながら聴きイヤホン”として、気軽に試してみては?

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