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■ダクタイル鋳鉄の特長を有効に利用 |
ダクタイル(DUCTILE)鋳鉄の優秀さはオーディオ誌などに詳しい。専門的には「球状黒鉛鋳鉄」といい、組成的に球状の黒鉛を含む。従って通常のネズミ鋳鉄よりも強度に勝り、ウーファーの内圧にもビクともしない優れたマテリアルなのだ。1500度の鉄を流し込んで作られたエンクロージャーはリジッドそのもの。内部にはクロスリブや微妙な凹凸模様も設け、なおかつフロント面を絞ったトラピゾイド仕上げなど、音響的な工夫は最先端モデルに相応しいものだ。
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■キャストロンのラインナップ |
そしてユニットである。カーボン混入のPPコーン/13センチロングストロークウーファーおよびハイブリッドのシルクドームツイーターは、いずれも「マーキュリースピーカー」製のスペシャル品だが、このブランドも実は国内ベンチャーである。元エレクトロボイスおよび元ダイヤトーンのエンジニアが興した、福島の企業である。ネット上での両者の出会いがキャスロンMk1を生み出すこととなったという開発ストーリーは、いかにも今流ではないか。
ダクタイル鋳鉄一体成形エンクロージャー
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Mk1
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SR1
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さて、キャストロンにはほかにもダクタイル鋳鉄のよさを生かしたオーディオ製品がある。コアキシャル2ウエイのSR1。アクセサリーでは小モノで砲弾型のインシュレーターやアナログディスク用のスタビライザー。さらにスピーカースタンドであるが、私はこのスタンドに大注目する。レポートは次項で!
専用
スピーカースタンド
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インシュレーター
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ディスク
スタビライザー
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CSS-560
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CI-60
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ADS730
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