LUXMANプリメインアンプ現行モデル レビュー | ||||||
週刊で注目製品のレビューをお届けするPhile-webの人気コンテンツ「週刊製品批評」に掲載されたラックスマンのプリメインアンプ現行モデルの評価記事を特別掲載で紹介しよう。 |
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80周年記念モデルの技術を取り入れたAB級アンプ | ||||||
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グレードが向上しゆとりある音 深みが増して開放感も出てきた | ||||||
回路上ではラックスマンの特徴でもある、ODNFが使われている。増幅回路として広帯域ハイスルーレート低歪み回路を開発し、従来のNFでは避けられなかった位相補正を排除している。またそのNFのあり方そのものにも着目し、出力から歪み成分だけを増幅回路の最終段へとフィードバックする、つまりNF手法を音楽信号から切り離すことでアンプそのものがもつ初期のスルーレートの速さと広帯域を獲得しているという。 加えてNF回路から、低域にカラーレーションを与える要因となったDCサーボを排除し、このことが「全帯域の音色が統一された自然な音楽再生を実現する」とラックスマンでは説明している。このODNFも改良や見直しが重ねられ、現在ではバージョン2.2となり、上級機のL-509uとも共通するが、505uでもパワーブロックに採用されている。 音全体の印象は、重心が下がり安定感が高い。それは前作のL-505fに通じるところがある。しかし全体的にもうひとつグレードが高まり、音抜けなどの印象が異なって比較的ゆったりとしたバランスの中に、開放感や深みなどを感じさせる。また、高域の粒立ちや繊細感などはまさにL-509uの弟機を感じさせる。 比較的近い価格帯のL-550AIIとの違いも気になるところだが、中域を重視して密度を高め、全体にスムーズな中に明るさと緻密さを聴かせる純粋Aラスの魅力に対して、505uは100W+100Wとのゆとりがあり、別な意味で全体ののびやかさ、開放感などにつながるようだ。しかし両機ともラックスマンが仕上げたC-1000f/B-1000fの超弩級セパレートでの経験を随所に感じさせられる。 また、小音量時でもバランスを大きく乱すことがなく、比較的コンパクトなスピーカーやトールボーイとの組み合わせも無理がなさそうだ。ラックスマンのプリメインアンプ4機種の中でもっとも低価格ながらベテランファンが思い起こすラックスマンブランドやサウンドの質感など、まさに期待に違わない製品である。 |
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<この製品の情報は「オーディオアクセサリー」126号にも掲載されています> |
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スペック | ||||||
【SPEC】●定格出力:100W+100W (8Ω) ●入力、出力:ライン4、フォノ(MM/MC)、バランスライン、REC 2、メインイン、プリアウト、スピーカー出力2 系統 ●消費電力:220W(電気用品安全法) ●外形寸法:467W×179H×440Dmm ●質量:21.0Kg ●問い合わせ:ラックスマン(株) TEL/045-470-6991 | ||||||
リンク | ||||||
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