今回、WoooとハードディスクiV、そしてiVマルチプレーヤーを使ってみたわけだが、複数のタイトルを高速に、自由にダビングできる便利さを痛感した。
今回は最新の、320GBのハードディスクiVを使ったが、10本程度の録画タイトルを、何の意識もせずにダビングできてしまうのは、ブルーレイのような光学メディアにはない感覚であり、実に新鮮だ。しかもそのダビング速度もブルーレイと比べ高速で、短時間で済んでしまう。
そして、そんなタイトルをiVマルチプレーヤーで見たら、必要に応じて内蔵HDDに書き戻すことも可能だ。この時も、転送速度が速いために転送することに面倒さをあまり感じない。iVはブルーレイに比べ、ハイビジョン録画を格段に手軽に行えることは特筆しておきたい。
さて、これらはもともとiVが備えていた特性なのだが、これまではWoooでしか再生できなかったため、ユーザーがそのメリットを実感できるシーンは限られていたと思う。
iVマルチプレーヤーの登場により、iVならではのポータビリティーが存分に活用できるようになり、iVの利用価値はさらに大きく広がった。とはいえ、これこそが本来のiVの姿であり、ようやくその本領が発揮されるようになったと言うべきなのだろう。 |