P a r t 4

Presented by TDK

音楽は便利である前に、美しく鳴らなければ! そんな当たり前の、そして大切な要望に応えるMP3エンコードソフトがTDKより生まれました。 Phile-webでは4週間にわたって『MP3 Audio Magic』の「いい音」の仕組みを探るとともに、 小さなパソコンの世界を飛び出していくMP3サウンドの可能性について、わかりやすくレポートします。
お試し版のダウンロードもできます!

(執筆:山之内 正/Phile-web STAFF )

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Part 4
きれいに鳴らそう! パソコンからオーディオへ広がるMP3。

部屋でも外でもいい音でMP3

MP3 Audio Magicを使い始めてから、パソコンで音楽を聴く時間が増えた。いや、そうではない。正確に言うと、音楽を聴いている時間そのものが長くなったのだ。

これまでも、原稿を書きながら、ウェブで情報を検索しながら、パソコン内蔵CD-ROMドライブでCDを聴くことはあった。しかし、実際にやってみるとわかるのだが、これはあまり快適な音楽環境とはいえない。

まず、CDを取り替えるのが結構面倒だ。仕事しながらだと1枚のCDは意外にすぐ終わってしまう。それから、ノートPCの場合は、CDが回っている音が、かなり耳につく。そして、快適ではない最大の理由は、なにより音が貧弱なことだ。外部スピーカーやオーディオ装置につなげば音が良くなるのはわかっているが、それぐらいなら最初からオーディオシステムで聴く方がいい、ということになってしまう。

MP3 Audio Magicのいい点は、CDを取り替えたり、CDの動作音に邪魔されることなく、気楽なスタンスで音楽を聴けることにある。なにしろ、その気になれば、ハードディスクに録音した曲を1日中ずっと再生し続けることだって、できてしまうのだ。

不思議なことに、CDをかけるのと違って、ステレオにつなぐことへの抵抗も少ない。実際につないでみると、Supreme/D.R.I.V.E.のおかげで、なかなかクリアな音が楽しめる。高域まで素直に伸びているためか、MP3を聴いている気がしないのだ。

山之内氏のオーディオルーム。ノートパソコンのMP3ファイルを良質のスピーカ
ーと接続して試聴。オーディオと変わらない見事な迫力で鳴ってくれた。

ポータブルオーディオプレーヤーで音楽を聴くときも、やっぱりMP3だと手軽でいい。写真で紹介しているTDKのプレーヤーもそうだが、パソコンを使ってメモリーカードにファイルをコピーするだけ。MDにダビングするより簡単だ。Supreme/D.R.I.V.E.が使えないのが唯一残念だが、エンコーダーのクオリティが高いので、予想以上に抜けのいいサウンドが楽しめる。そうはいっても、やはりポータブルプレーヤーにもSupreme/D.R.I.V.E.をぜひ採用して欲しいものだ。これは次期モデルに期待しよう。

パソコン、ポータブルプレーヤーの次は、発売以来大人気のMP3対応カーオーディオで音楽に浸る、快適カーオーディオライフがおすすめだ(システムはケンウッドから既発売)。

MP3 Audio Magicを使えば、高音質のMP3音楽ファイルをたっぷり収録したCDを簡単に作ることができる。CD10枚分以上の音楽を1枚のCD-Rに記録できるから、長時間ドライブでも、まずディスク交換の必要はない。残念ながら筆者はこの快適カーオーディオライフを体験していないのだが、その便利さは十分想像がつく。MP3が予想以上に使えることがわかったので、実はカーオーディオシステムの入れ替えを真剣に考えているところだ。


←TDK 半導体メモリ デジタルオーディオプレーヤ D-XS2 \オープン
AAC、MP3などのフォーマットに対応。
 
↑ KENWOOD CDレシーバー Z-919 \60,000
MP3で記録されたCD-Rもプレイ可能なカーオーディオ。
CD1枚に100曲も入ればチェンジャー要らずだ。
ホームオーディオはもちろん、カー&ポータブルの世界も含めてこれからのオーディオは、MP3など圧縮オーディオの高音質化が、必ず大きなテーマになる。MP3 Audio Magic、そしてSupreme/D.R.I.V.E.は、そのテーマを先取りした製品&技術というわけだ。Supreme/D.R.I.V.E.は、パソコンやオーディオ機器はもちろん、携帯電話の音質改善など、様々な用途が想定されている。今後の発展が非常に楽しみだ。

筆者近影:山之内 正(やまのうち ただし)

オーディオ評論家。音元出版「季刊オーディオアクセサリー」「AVレビュー」等の執筆でもおなじみ。著書に「インターネットで変わる音楽産業」(アスキー)がある。

 

動作環境の確認

●対応機種:MMX Pentium 233MHz以上のCPUを搭載したPC/AT互換機、NEC PC98-NXシリーズ (PentiumII 300MHz以上推奨) * NEC PC-9800シリーズは動作保証外です。

●OS:Microsoft Windows 95(OSR2以降)/98/Me 日本語版 (Windows 95はIE4.01SP1以上が必要) * Windows NT/2000は動作保証外です。

●必要メモリ: 32MB以上(64MB以上を推奨)

●ハードディスク容量:35MB以上の空き容量(サンプルデータを含む)

●グラフィック機能:800×600以上/High Color(16ビット)以上

●サウンド機能 :16ビット対応のサウンドカード

●CD-ROMドライブ:16倍速以上推奨(CD-ROMドライブによってはデジタル録音ができない場合があります。その場合はアナログ録音をご利用ください)

●CD-R/RWドライブ:CD作成を行う場合に必要
*「Supreme」 「D.R.I.V.E.」は株式会社ケンウッドの登録商標です。
*Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Mediaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*MPEG Layer-3 audio compression technology licensed by Fraunhofer IIS and THOMSON multimedia. *記載されている会社名及び商品名は、各社の登録商標または商標です。

CD-R/RWドライブ対応機種の確認はこちらから・・・http://www.tdk.co.jp/cai