1位はやっぱりあの話題
【年末特別企画】ニュースランキングで振り返る2008年
いよいよ2008年、ニュースアクセスランキング ベスト10を発表!今年最も読まれた記事はコレ!
第10位: 2009年秋登場の東芝「Cell TV」は“熟成超解像""技術を搭載
第9位: 松下電器、次世代プラズマディスプレイのための新技術“Neo PDP”を発表
第8位: 光ディスクは不要、BDは儲かる自信がない − 東芝DM社 藤井社長が語る映像事業の新戦略
第7位: <CES2008:東芝>「HD DVDはベストな規格」 − 狭ベゼルのREGZA新モデルも発表
第6位: 東芝、薄型液晶テレビ“REGZA”の新フラグシップを発表 − ZH500/ZV500の2シリーズ展開へ
第5位: 【更新】パイオニア、9Gパネル搭載の“KURO”モニター「KRP-600M」を発売
第4位: フューレン、NuForceからデスクトップサイズのデジタルアンプ「icon」を発売
第3位: パイオニア ヨーロッパ、黒レベルを1/5に下げた新“KURO"プラズマテレビなど発表
第2位: 東芝がHD DVDから撤退か − 次世代HDフォーマット戦争は終結の方向へ
第1位: 東芝、Warnerの発表に対し「HD DVDがベスト」とコメント
HD DVD関連ニュースが1位と2位を独占。7位にもHD DVD関連ニュースが入り、注目度の高さを見せつけました。2008年に入ってすぐ、ワーナーがHD DVDソフトの発売を中止し、BDソフトのみ供給することを発表し、CESで予定されていたHD DVDプロモーショングループのプレスカンファレンスも中止に追い込まれました。その後、一気に形成が不利になったことを受け、2月19日、正式に東芝がHD DVD事業からの撤退を発表したことは記憶に新しいところです。
現在でも、東芝はBlu-rayに参入する計画はないようです。それどころか、8位に入った東芝DM社の藤井社長は、光ディスクではなく、HDDとフラッシュメモリーをAV機器ストレージ戦略の中心に据えると宣言し、他社との差別化を打ち出しました。
現在Phile-webで行っている読者投票でも、半数近い方々が今年最も印象に残った出来事として「HD DVDの撤退」と回答。今年はHD DVDの撤退がAVファンに最も大きなインパクトを与えたようです。
そのほか、パイオニアのKURO関連記事も高いアクセスを集めましたが、50位以内に多数登場した東芝のCell TVやREGZA関連ニュースが10位以内にもランクインしました。改めて、2008年は東芝の動向に注目が集まった1年と言うことができそうです。
2009年は、毎年恒例のインターナショナルCESで幕を開けます。昨年のCEATECでは、各社がこぞって3D技術を発表。ワイヤレス送信技術、またAV機器の使い勝手を大きく高める新ユーザーインターフェースなども展示されました。薄型テレビの画質競争はさらに熾烈なものになるでしょうし、BDのハード/ソフト両面での充実は今年よりさらに進みそうです。来年、どんな新製品が我々をワクワクさせてくれるのか、期待して待ちたいと思います。