東日本大震災の被災地復興を願い、「がんばろう!日本」の復興支援パッケージを投入したスタート・ラボ。
パッケージに「がんばろう!日本」の文字が入っている
同社製品の売上金額の一部を義援金として寄付する活動を行っているが、10月11日にはその第1回目として、同社の製造拠点「ザッツ福島」を構える福島県の伊達市に義援金100万円が寄付された。
ザッツ製品の製造拠点「ザッツ福島」のある福島県の伊達市役所を訪問し、仁志田昇司市長へ義援金100万円を寄付。「がんばろう!日本」復興支援パッケージDVD-Rもあわせて寄贈され、その模様は、地元の福島民友新聞(10月12日付朝刊)にも取り上げられた
震災による痛手に、その後の原発に伴う風評被害も重なり、さらに厳しい状況にさらされる被災地。揚伯裕社長は「“継続は力なり”。風化することのないよう、われわれができることを継続して行っていくことが大切」と訴える。
(株)スタート・ラボ 代表取締役社長 揚 伯裕氏
復興への思いを込めた「がんばろう!日本」の3アイテムは、売上げも順調に推移。「当社オンラインショップのお客様の中には、『がんばろう!日本』を購入いただけるお客様も目につき始めました。ご販売店でも『これを定番にしましょう』と扱っていただけるところもあり、私どもの趣旨にご賛同いただき、本当にうれしく思います」と津田氏は語る。
「がんばろう!日本」復興支援パッケージDVD-Rは、7月の市場導入以来、好調に推移している。趣旨に賛同するお客様の購入が着実に拡大するとともに、復興への思いを込め、店頭で大きく取り上げる販売店の取り組みも見逃すわけにはいかない。これをひとつのきっかけに、復興の輪のさらなる拡がりと継続、また、メディア市場の一層の活性化へつながる光記録メディアの価値啓発も期待される
(株)スタート・ラボ 取締役 第一営業部 部長 津田雅之氏
ザッツブランド製品の生産拠点であるザッツ福島。そこで働く従業員もまた、被災された地元の方が少なくない。「がんばろう!日本」が製造ラインに流れることは、そうした作り手にも頑張ろうという力を生み出す。そしてそれが、さらに被災地である地元への貢献にもつながっていく正のサイクルを創造している。
東日本大震災は、写真や思い出を記録することの大切さ、その再認識を促すきっかけともなった。今回の取り組みも、まだ決して十分とは言えない光記録メディアに対する意義や用途の認識を深めるというもうひとつの大きな側面を同時に備えている。揚社長は「新しいザッツのファンを創造できることは、大変意義深いこと。支援活動を継続していく意味からも、われわれのビジネスとして、成長につなげていかなくてはなりません」と気を引き締める。
今年度末には2回目の義援金の寄付を予定するスタート・ラボ。「身の丈にあわせて、続けていくことが大切。ご販売店の方にも取り組んでよかったと思っていただけるよう、さらに、外へ向けての発信力も強化していきたいと思います」。
同社の投げかけた一石の波紋がより大きな力となり、被災地の復興を少しでも加速していくことを願ってやまない。
大きな発信拠点。売り場に注目! 【ビックカメラ有楽町店】 |
■大切なメッセージを店頭からも積極発信 ザッツ「がんばろう!日本」に込めたメッセージをお客様に届けていくために、大きな役割を担うのが店頭だ。ビックカメラではお客様の目に飛び込んでくる山積み展示など、「がんばろう!日本」の積極的な展開を行っている。 | 記録メディアコーナーの一角に広いスペースを割き、山積みで展示されるザッツ「がんばろう!日本」 |
「同社の売上げの一部が義援金に充てられるということで、そのことを理由に『がんばろう!日本』を選ばれるお客様もいらっしゃいます。東日本大震災で被災された方に対し、自分でできることを何かやりたい。そういう思いをカタチにできる商品だと思います。お客様からのお問い合わせもいただいています」と語る小林氏。 | ビックカメラ有楽町店 4階 サプライコーナー 小林亮介氏 |
スーパーやディスカウントショップなどでの安売り商品も目立つ光ディスク商品だが、「どれも同じではないことをお客様にはきちんと説明しています。『がんばろう!日本』にはトリプルガードの商品もラインナップされていますが、キズ・ヨゴレ・ホコリに強い、大切なデータを安心して保存できるディスクとして大変人気があります」。 震災以来、大切な思い出や写真の大切さが見直されている。「デジタルカメラで撮影した写真を、どういうディスクにバックアップや保存をすればいいのかという問い合わせもよくいただきます。何年、何十年と保存する大切な思い出ですから、品質の優れたものが求められる。日本製として高い信頼性のあるザッツの商品は、安心してお薦めすることができます」。 大切なデータはどんどん膨らんでいく。「朝、山積みで展示していても、あっという間に山が低くなってしまうんです」という『がんばろう!日本』。被災地の復興へ、そして、メディアのビジネスの活性化へ、大きな期待が寄せられている。 |