Apple Watchやめてません。使い続けている理由とは?
Apple Watch向けアプリは、はっきり言って使い物にならないものがほとんど。OSが改善されて少しマシになったが、起動するまで時間がかかるものが多すぎる。待っているあいだにiPhoneを取り出した方がよほど早い。
イライラするのが分かっているから、アプリは全くといって良いほど使わなくなった。使えるものがあったら教えて欲しいくらいだ。
「通知」機能はどうだろう。発売当初のレビューで、「Apple Watchの通知機能を活用することで、本当に大事なときだけiPhoneを取り出せばよくなり、その結果、スマホに縛られすぎないライフスタイルが実現する」みたいな記事を読んだ気がする。本当だろうか。
筆者の場合は、全く逆だった。多くの通知が中途半端な情報の断片なので、逆にスマホで内容をしっかり確認しないと安心できない。結果、ますますスマホ中毒症状が悪化した。
通知関連ではもう一つ、無駄な通知を止める手間が増えた。これが結構なストレスだ。仕事柄、新しいアプリをインストールすることが多いが、その際は通知を必ずオンにするようにしている。どんな通知を送ってくるかも、そのアプリの完成度を測る指標の一つと思うからだ。
結果として、当たり前だが、まったく不要な通知をどんどん送ってくるアプリも多くなる。それがApple Watchと連動していたりすると、手元でぶるっと震えて何かと思ったら、単なる宣伝だった、なんてことが増えてくる。スマホだけならともかく、腕にまで届くとさすがに対処せざるを得ない。いちいち止めるのが面倒くさい。
時計としての機能も見ていこう。まず盤面のソフト的なデザインだが、頻繁に「フェイス」(時計盤のデザイン)を変える方なら、スマートウォッチならではの楽しさを感じられるかもしれない。だが筆者の場合、面倒なのでほとんど変えない。気に入ったデザインがあまりないというのもある。早くサードパーティーにフェイスデザインも開放すればいいのに、と思う。
逆に気に入っているのは、盤面に表示できる「コンプリケーション」だ。コンプリケーションは、たとえば天気予報や気温、アクティビティーの達成度、スケジュールなど様々な項目から選択できる。この部分はサードパーティーに開放されており、たとえばヤフオクの状況を常に確認するなどといったこともできる。