<山本敦のAV進化論 第54回>スマートウォッチの進むべき方向は?
じっくり使って分かった「Apple Watch」の利点&不満点。音楽再生の音質や使い勝手もレポート
「Apple Watch」を購入して2週間弱、正直に言ってまだ私の手首には馴染んでいない感じだが、互いの距離感は少しずつ縮まってきたように思う。ゴールデンウィークには一緒に近所のスポーツセンターでジョギングをして汗をかいた。走りながら音楽も聴いてみた。スポーツしながら使う分には、うってつけの相棒だ。
■使いはじめて2週間で、ようやく手首に馴染んできた
Apple Watchとの出会いは4月28日。予約解禁日にソフトバンク表参道店に駆けつけて午前中に予約(きっと56番目ぐらいだったと思う)したので、「こりゃ発売日にゲット、キマリだな」と高をくくっていたら、何と、発売日には「IFA GPC@マルタ」の出張が重なっていて、入荷しても引き取りに行けないことが発覚。ショップの店員さんに、「取り置き期限は何日ですか?」と恐る恐る訊ねたら、その人からは「3日ぐらいですかねぇ」とアバウトな回答。要は取り置きのルールはまだ決まっていないのだ。出張からの帰国が27日なので、3日でもギリギリ帰りの道中でピックアップができるなと算段し、あきらめて(?)出張に出かけた。
やがて待つこと約2週間。現地滞在中、23日にソフトバンク表参道店から電話とSMSで連絡が入り、24日10時から受け取りは可能との知らせが。取り置き期限は…、5月14日!なんだ、余裕じゃねぇか!と、安心して出張の仕事を終えて、中一日開けて28日にピックアップしたというわけだ。
もうWebで「Apple Watch」「レポート」「レビュー」などのキーワードで検索すれば、ハコ開けの記事がざくざく出てくるだろうから、自分が初めてご対面したときの感激を薄めないため、敢えて色んな興味深い記事を読まずに、自分のApple Watchの“開封の儀”に臨んだ。
思っていた以上にハコがデカかったのもさることながら、最近のアップルの製品にしては取説的なものも入ってるし、内容がぎっしり詰まっているなという印象。ちなみに筆者は「Sports」の「42mm」、色は「グリーン」を購入。自分、やたら手首が細いのでバンドはSに付け替えたっス。
装着感は、これが思いのほか良かった。筆者はソニーのSmartWatch 3も使用しているが、バンドの柔軟性はベターだし、手首によりしっかりとフィットしてくれる。フィットネス系のリストバンド型ウェアラブルには心拍センサーを搭載する製品も今では多くあるけれど、手首に密着するセンサーの部分がごつごつしていて、長く付けていると痛くなってくるものも多い。その点、Apple Watchは背面の心拍センサー周りがフラットに近いドーム型になっていて、肌に引っかかるような突起物もない。
Sportsはアルミ製なので、これから夏本番で汗を沢山かくようになるとどうなるかわからないが、とりあえず今はシリコン製のベルトもさらさらとしていて気持ち良く身に着けられている。でも、やはり長く使うなら今から交換用のベルトをどれにするか、吟味を始めなければいけないようにも思う。
Android WearのUIが使い慣れていると、デジタルクラウンと画面タップの併用による操作となかなかお友達になれない。そもそも小さなアプリのアイコンを指の先端でタップするという操作に慣れず、それでいて画面のスクロールはデジタルクラウンを使わないで指でスワイプしてしまう。「革命的な入力インターフェースと謳う割には、案外無くてもいんじゃん」と思っていたが、使い続けて2週間も経って、そろそろ自分の方が馴染んできた手応えもある。
よく言われるバッテリーの持ちは確かに悪い。SmartWatch 3は1日半〜2日ぐらいは持つ感じもするが、Apple Watchは持って1日ちょっとぐらいだ。それと、自分が旧式のiPhone 5sを使っているせいかもしれないが、BluetoothをアクティブにするおかげでiPhoneの電池の減りがめっきりスピードアップした。職業柄、カフェなどでノマドワーキングをしながら一日中外出していることも多いので、LightningとApple Watchの専用ケーブルの2本を肌身離さず持ち歩く運命が決定的になった。
その点、些細なことだがやはりAndroidスマホのmicroUSBケーブルが兼用できるSmartWatch 3は孝行者だ。なお、Apple WatchもSmartWatch 3も、充電の時間はそれほどかからないので、電源の取れるカフェで一息つけば40〜50%ぐらいまでなら余裕で満たせるところは、スマホに比べるとフットワークは軽い。
■使いはじめて2週間で、ようやく手首に馴染んできた
Apple Watchとの出会いは4月28日。予約解禁日にソフトバンク表参道店に駆けつけて午前中に予約(きっと56番目ぐらいだったと思う)したので、「こりゃ発売日にゲット、キマリだな」と高をくくっていたら、何と、発売日には「IFA GPC@マルタ」の出張が重なっていて、入荷しても引き取りに行けないことが発覚。ショップの店員さんに、「取り置き期限は何日ですか?」と恐る恐る訊ねたら、その人からは「3日ぐらいですかねぇ」とアバウトな回答。要は取り置きのルールはまだ決まっていないのだ。出張からの帰国が27日なので、3日でもギリギリ帰りの道中でピックアップができるなと算段し、あきらめて(?)出張に出かけた。
やがて待つこと約2週間。現地滞在中、23日にソフトバンク表参道店から電話とSMSで連絡が入り、24日10時から受け取りは可能との知らせが。取り置き期限は…、5月14日!なんだ、余裕じゃねぇか!と、安心して出張の仕事を終えて、中一日開けて28日にピックアップしたというわけだ。
もうWebで「Apple Watch」「レポート」「レビュー」などのキーワードで検索すれば、ハコ開けの記事がざくざく出てくるだろうから、自分が初めてご対面したときの感激を薄めないため、敢えて色んな興味深い記事を読まずに、自分のApple Watchの“開封の儀”に臨んだ。
思っていた以上にハコがデカかったのもさることながら、最近のアップルの製品にしては取説的なものも入ってるし、内容がぎっしり詰まっているなという印象。ちなみに筆者は「Sports」の「42mm」、色は「グリーン」を購入。自分、やたら手首が細いのでバンドはSに付け替えたっス。
装着感は、これが思いのほか良かった。筆者はソニーのSmartWatch 3も使用しているが、バンドの柔軟性はベターだし、手首によりしっかりとフィットしてくれる。フィットネス系のリストバンド型ウェアラブルには心拍センサーを搭載する製品も今では多くあるけれど、手首に密着するセンサーの部分がごつごつしていて、長く付けていると痛くなってくるものも多い。その点、Apple Watchは背面の心拍センサー周りがフラットに近いドーム型になっていて、肌に引っかかるような突起物もない。
Sportsはアルミ製なので、これから夏本番で汗を沢山かくようになるとどうなるかわからないが、とりあえず今はシリコン製のベルトもさらさらとしていて気持ち良く身に着けられている。でも、やはり長く使うなら今から交換用のベルトをどれにするか、吟味を始めなければいけないようにも思う。
Android WearのUIが使い慣れていると、デジタルクラウンと画面タップの併用による操作となかなかお友達になれない。そもそも小さなアプリのアイコンを指の先端でタップするという操作に慣れず、それでいて画面のスクロールはデジタルクラウンを使わないで指でスワイプしてしまう。「革命的な入力インターフェースと謳う割には、案外無くてもいんじゃん」と思っていたが、使い続けて2週間も経って、そろそろ自分の方が馴染んできた手応えもある。
よく言われるバッテリーの持ちは確かに悪い。SmartWatch 3は1日半〜2日ぐらいは持つ感じもするが、Apple Watchは持って1日ちょっとぐらいだ。それと、自分が旧式のiPhone 5sを使っているせいかもしれないが、BluetoothをアクティブにするおかげでiPhoneの電池の減りがめっきりスピードアップした。職業柄、カフェなどでノマドワーキングをしながら一日中外出していることも多いので、LightningとApple Watchの専用ケーブルの2本を肌身離さず持ち歩く運命が決定的になった。
その点、些細なことだがやはりAndroidスマホのmicroUSBケーブルが兼用できるSmartWatch 3は孝行者だ。なお、Apple WatchもSmartWatch 3も、充電の時間はそれほどかからないので、電源の取れるカフェで一息つけば40〜50%ぐらいまでなら余裕で満たせるところは、スマホに比べるとフットワークは軽い。