<山本敦のAV進化論>第3回
iPhoneでテレビを見る3つの方法、それぞれのメリット/デメリット
■「フルセグ対応」が進むiPhone/iPad周辺機器
今回は「iPhone/iPadで快適にテレビを楽しむ方法」を探ってみたい。そもそもフィーチャーフォンの時代から、国産端末であればテレビ機能の搭載は当たり前だった。いまでもAndroidでは、サムスンやLGをはじめ、グローバル端末も国内ローカライズを行う際にテレビチューナーを搭載するのが一般的。そして全体の潮流としてはワンセグに加えて12セグメントのフルセグ放送の視聴に対応する端末が徐々に増えつつあるのが現状だ。
一方でご存じの通り、アップルのiPhoneにはテレビ機能が搭載されていない。だが段違いにサードパーティーの周辺機器が充実しているため、対応アクセサリーや周辺のAV機器を上手に使いこなせば、iPhoneやiPadでも快適にテレビが楽しめるようになる。
■iPhoneでテレビを楽しむ3つの方法
まずiPhoneでテレビを見るための方法を大まかに整理しておこう。大別すると「外付けチューナーを使う方法」「BDレコーダーからあらかじめ持ち出す方法」「家庭内の機器から配信する方法」の3種類に分けられる。
1つめの方法である外付けチューナーについては、今年からフルセグ対応のものが増えてきた。iPhone/iPadに直接装着するものは、Lightningで接続するものが多くなっている。ほかにはWi-Fi接続で使うものもある。
外付けチューナーはテレビのライブ視聴に強い反面、当たり前だがスマホと一緒に本体を持ち運ぶ必要があり、iPhoneから直接給電できない製品の場合、チューナーを充電しておく必要がある。