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“ジンバル級” 手ぶれ補正搭載カメラ

GoPro vs Insta360、ヌルヌル映像対決 3番勝負! 最強の “ヌルヌルアクションカメラ” を選ぶ

公開日 2018/12/23 07:00 編集部:平山洸太
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この年末に向けて、“ジンバル級” を謳う2つのアクションカメラが発売された。ひとつは、GoProから発売された「GoPro HERO7 Black」。そしてもう1つは、中国Shenzhen Arashi Vision社から発売された「Insta360 ONE X」だ。

ぬるぬる映像対決

GoPro HERO7 Blackは、同社のフラグシップとなるアクションカメラ。“ジンバル級” の手ぶれ補正を実現した「HyperSmooth」と、スムーズなタイムラプス動画を撮影できる「TimeWarpビデオ」を新たに搭載したことが大きな特徴だ。そのほか、スマートフォンを参考にしたUIや、静止画の画質を向上させる『スーパーフォト』機能、ライブ配信機能をはじめ、多くの新機能が追加されている(関連記事)。

GoPro HERO7 Black(53,460円・税込)

そしてInsta360 ONE Xは、5.7Kの撮影に対応した全天球(360度)カメラだ。こちらも “ジンバル級” の手ぶれ補正を実現した『Flow State』を搭載している。撮影した映像の好きなところを、好きな再生速度に編集できる「TimeShift」に新しく対応。360度の通常の動画・静止画撮影モードのほか、バレットタイム、タイムラプスといったモードで撮影することもできる(関連記事)。

Insta360 ONE X(52,300円・税込)

各製品の実力は上記のレビュー記事をご確認頂きたいが、端的に記述すると、どちらも十分に “ジンバル級” と呼べるほどの手ぶれ補正効果だ。では、はたしてこの2者が対決した場合はどうなるのか? そこで今回は、“ヌルヌル映像対決” を行い、その実力を試してみた。

1戦目:神社散策

対決を行うにあたり、プレートの上に2つのカメラが固定されたセットを作成。これを手に持つことによって、比較動画を作成する。1本目の対決では、音元出版のすぐ近くにある、秋葉原・柳森神社を訪問。こちらで先程のセットを手に持ち、境内を散策・撮影してみた。

対決セット

なおGoProは2.7K・広角で撮影し、Insta360は5.7Kで撮影している。Insta360では360度映像から切り出すという形になっているので、解像度がかなり低くなっている。そのため画質に関してはGoProに優位性が感じられるが、今回はブレの比較ということでご容赦いただきたい。またInsta360の画角をGoProと合わせると極端に解像度が低下してしまうので、若干広い画角で作成した。



どちらの映像も非常になめらかで、“ジンバル級” を謳うのは伊達ではない。歩くたびに若干カメラが上下していることが見て取れるものの、補正なしの状態と比較すると雲泥の差だ。この比較では、両者とも大きな差はないのではないだろうか。

ちなみにGoProの手ぶれ補正は本体内での処理、Insta360の手ぶれ補正はセンサーデータを用いたアプリでの後処理となっている。GoProは本体のモニターで手ぶれ補正効果を確認しながら撮影できるので非常に撮影がやりやすかったし、記録される動画は補正が適用されているので再生時はスムーズだし、後処理もいらないのでプロセスとしては楽だ。

一方のInsta360は、後から補正を適用させるのでその作業時間や手間が発生する。しかしこのInsta360自体、“とりあえず360度で撮って、その中から好きな所を選んで動画を作成する” という考えで作られているので、このプロセスに負担は感じられないし、スマートフォンなどの高い処理能力を利用する賢さも感じる。また手ぶれ補正をオフにすることも可能なので、本対決では非常に役に立った。これによって今回は、「GoPro」「Insta360」「Insta360(手ぶれ補正なし)」といった3種類の映像の同時比較をお届けできている。

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