「君のイヤホン、汚れてないか?」
イヤホンを徹底的に磨く「秘技」大公開! 編集部・成藤少佐のイヤホンブートキャンプ
■取りにくいものはくっつける
“イヤホンの汚れ” といえば、真っ先に想像するのがイヤーピースとノズルだろう。耳垢やホコリが付きやすく、実際に最も汚れやすいところだ。基本的には、素材に影響がなければウェットティッシュで拭くのが手っ取り早い。ノズルの入り口にスポンジやメッシュのフィルターが張ってある場合、ここに付いた汚れも一網打尽に “キレイサッパリ” だ。
ShureやWestoneなど海外メーカーのイヤホンやカスタムIEMには、 “クリーニングツール” とか “ワックスループ” とかいう名前のワイヤーやブラシがついた “棒っ切れ” が付いてきて、ノズルの中に入った耳垢をかき出すために使える。
ところで、耳垢の性質は人の体質によって2タイプに分かれるのはご存じだろうな? 欧米人は湿って固まりやすい “湿型” 耳垢、日本人はパサパサした粉や小片上の形で出てくる “乾型” 耳垢の体質が多いって話だぜ。
で、この乾型耳垢がメンテには “厄介者” になる。削り節のような薄い小片上の耳垢は “棒っ切れ” で引っ掛けにくいし、粉状の耳垢はイヤーピースの内側やフィルターの凹凸など、ウェットティッシュが届きにくい場所に入り込んでしまう。
そんな時、 “奥の手” として使うのがブチルゴムの粘着ラバー。本来は壁に穴を開けずポスターを張ったり、プラモデルを仮組みする時に使うもので、文房具やホビー売場に置いてある。1パッケージ数百円と手頃だが “中身” が多い。ポスターを数枚貼る程度の目的で買うと大抵余るほどだ。なので、ちょいとばかり掃除用に拝借しても良かろうというわけだ。
適量をとって形を整え、ノズルやイヤーピースの内側に何度かくっつけると、微小な耳垢でも取れるという寸法だ。フィルターやフォームイヤーピースの凸凹に付いたゴミ、ハウジングのくぼみや端子のホコリもガンガン取れる。ただ、 “うっかり“ 強く押し付けるとゴミと一緒にパーツを剥がしてしまったり、逆にイヤホンへ粘着材がこびりついてしまうので、あくまで “フェザータッチ” で使いたい。そう、銃火器の引き金を引くときのように、だ。気温が高いとラバーの粘りが増し、接触面に残りやすくなる。夏場や暖房のきいた部屋に保管していたものを使う際は特に注意だ。
粘着ラバーのブランドにもいくつか種類があり、それぞれ少しずつ粘着力やベトつきなどが変わってくる。個人的には、オーストラリア・Bostick社の「Blu・Tack」は硬めで接触面に残りづらく、お掃除用途では安心して扱いやすいと感じている。
“イヤホンの汚れ” といえば、真っ先に想像するのがイヤーピースとノズルだろう。耳垢やホコリが付きやすく、実際に最も汚れやすいところだ。基本的には、素材に影響がなければウェットティッシュで拭くのが手っ取り早い。ノズルの入り口にスポンジやメッシュのフィルターが張ってある場合、ここに付いた汚れも一網打尽に “キレイサッパリ” だ。
ShureやWestoneなど海外メーカーのイヤホンやカスタムIEMには、 “クリーニングツール” とか “ワックスループ” とかいう名前のワイヤーやブラシがついた “棒っ切れ” が付いてきて、ノズルの中に入った耳垢をかき出すために使える。
ところで、耳垢の性質は人の体質によって2タイプに分かれるのはご存じだろうな? 欧米人は湿って固まりやすい “湿型” 耳垢、日本人はパサパサした粉や小片上の形で出てくる “乾型” 耳垢の体質が多いって話だぜ。
で、この乾型耳垢がメンテには “厄介者” になる。削り節のような薄い小片上の耳垢は “棒っ切れ” で引っ掛けにくいし、粉状の耳垢はイヤーピースの内側やフィルターの凹凸など、ウェットティッシュが届きにくい場所に入り込んでしまう。
そんな時、 “奥の手” として使うのがブチルゴムの粘着ラバー。本来は壁に穴を開けずポスターを張ったり、プラモデルを仮組みする時に使うもので、文房具やホビー売場に置いてある。1パッケージ数百円と手頃だが “中身” が多い。ポスターを数枚貼る程度の目的で買うと大抵余るほどだ。なので、ちょいとばかり掃除用に拝借しても良かろうというわけだ。
適量をとって形を整え、ノズルやイヤーピースの内側に何度かくっつけると、微小な耳垢でも取れるという寸法だ。フィルターやフォームイヤーピースの凸凹に付いたゴミ、ハウジングのくぼみや端子のホコリもガンガン取れる。ただ、 “うっかり“ 強く押し付けるとゴミと一緒にパーツを剥がしてしまったり、逆にイヤホンへ粘着材がこびりついてしまうので、あくまで “フェザータッチ” で使いたい。そう、銃火器の引き金を引くときのように、だ。気温が高いとラバーの粘りが増し、接触面に残りやすくなる。夏場や暖房のきいた部屋に保管していたものを使う際は特に注意だ。
粘着ラバーのブランドにもいくつか種類があり、それぞれ少しずつ粘着力やベトつきなどが変わってくる。個人的には、オーストラリア・Bostick社の「Blu・Tack」は硬めで接触面に残りづらく、お掃除用途では安心して扱いやすいと感じている。