iOS 14との組み合わせで大幅進化
AirPods Pro、今秋の “最強アップデート” 詳細が判明! 「空間オーディオ」ほか新機能多数
■Apple H1チップを搭載するヘッドホン・イヤホンの接続切り換えが便利になる「自動スイッチング」
WWDCの基調講演では、AirPodsに追加される新機能として「自動スイッチング」も紹介された。
これはユーザーのiCloudアカウントにひもづけられているiPhone、iPad、iPod touch、MacにApple Watchなど複数のデバイス間で、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの接続切り替えを瞬時に行えるようになるというものだ。
対応するオーディオデバイスは第2世代のAirPods、AirPods Proのほか、Beats by Dr.Dreブランドの製品も含む、Apple H1チップを内蔵するイヤホン・ヘッドホンとなる。
iPhoneにペアリングしているAirPodsをiPadに切り換える際を想定してみよう。現在のところは、いったん接続したいデバイスのBluetooth設定に入り、リストに並ぶイヤホンを選択する必要がある。
新機能の「自動スイッチング」が有効になると、例えば「iPhoneでポッドキャストを聴いてから、今度はiPadで映画を見たい」といった場合、オーディオデバイス側が音声を含むコンテンツが再生されているデバイスを自動認識し、よりシームレスに接続を切り替えられるようになる。ユーザーは切り替えたい接続先デバイスをプルダウンメニューから選ぶこともできるし、設定オプションから自動スイッチングをオフにすることもできる。
FaceTimeを含む音声通話が着信した場合、ヘッドホン・イヤホンの接続は、自動的に受話したデバイスに引き継がれる。
次ページ音の聞こえ方を最適化する「ヘッドホン・アコモデーション」