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iOS 14との組み合わせで大幅進化

AirPods Pro、今秋の “最強アップデート” 詳細が判明! 「空間オーディオ」ほか新機能多数

公開日 2020/06/25 13:44 山本敦
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AirPodsによる音の聞こえ方を最適化する「ヘッドホン・アコモデーション」

iOS 14とiPadOS 14の「アクセシビリティ」には、対応するイヤホン・ヘッドホンのサウンドを、ユーザーの聴力に合わせて音の聞こえ方を最適化する新機能「ヘッドホン・アコモデーション」も追加される。

これは、ベイヤーダイナミックのヘッドホンが対応する「MIY」や、スカルキャンディのヘッドホン「Crusher ANC」が採用する、パーソナルサウンドオプティマイゼーション機能に近いものと想定できる。

ヘッドホン・アコモデーションは、Apple H1チップを搭載した第2世代のAirPodsとAirPods Pro、Beats by Dr.Dreのヘッドホンとイヤホン、ならびにアップルの有線イヤホン「EarPods with Lightning Connector」との組み合わせで使える。

この新機能は、iOS/iPadOSの設定>アクセシビリティ>オーディオ/ビジュアルの中にヘッドホン・アコモデーションとして設置される予定。イヤホン・ヘッドホンを身に着けた後、ガイダンスに沿ってプリセットされたいくつかのオーディオクリップを再生しながら最適な聴こえ方を調整し、ユーザー個別のプロファイルを作成する。

作成したユーザープロファイルをベースに、イヤホン・ヘッドホンを利用するシーンに応じて音の聞こえ方を微調整できるオプション機能も用意される。iOSの機能設定に表示された周波数特性グラフを見ながら、マニュアルでボーカル/トーン/ブライトネスなどの項目別に細部を調整する仕組みになりそうだ。

なお、ヘッドホン・アコモデーションをAirPods Proで利用する場合は、アクセシビリティのメニューに「外部音取り込み」レベルを複数の段階から選べる機能が加わる。現在AirPods Proの外部音取り込みはオンとオフしか選ぶことができないので、新しい追加機能を上手に使えば、様々な場面で活用できそうだ。

ほかにもAppleデバイスに接続したAirPodsのバッテリー残量が低下してきた時に、ポップアップで通知する機能も追加される。

また現在利用できる「オーディオシェア共有」も、秋以降にtvOSがアップデートされると、1つのコンテンツの音声を同時に最大2人まで、Apple TVに接続したAirPodsなどワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで楽しめるようになる。夜間のシアター鑑賞にも最適だ。

いずれの新機能も、現在対応ヘッドホン・イヤホンを愛用するユーザーにとって待ち遠しいものばかりだ。AirPods Proの存在感が、また一段と際立つことになりそうだ。

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