【連載】ガジェットTIPS
USB PDの高速充電、注意すべき3つのポイント
ここ数年で身近な存在になった「USB Type-C」。コネクタは上下左右の区別がなく向きを気にせず挿し込めるリバーシブルデザインで、電力供給とデータ転送のほか、映像信号の入出力にも利用できます。その仕様は複雑で、とてもひと言では説明できませんが、高速充電規格「USB PD(Power Delivery)」に関する決まりは比較的シンプルです。
まず、USB PDによる充電を行うためには、両端がType-Cコネクタのケーブル(C to C)を用意しなければなりません。片側がType-AなどType-C以外のコネクタでは、USB PDが動作しません。
そのC to CのType-Cケーブルには2種類あります。対応する電流が最大3AのType-Cケーブルで充電しようとした場合、たとえ充電器が100Wで出力していたとしても、充電は60Wで行われることになります。この場合、充電器の出力に応じた5A対応のType-Cケーブルを用意しないかぎり、本来発揮できるはずの充電速度にはなりません。
給電されるデバイス側も、Type-Cコネクタを備えているからといってUSB PD対応とはかぎりません。物理的に接続できたとしても、USB PDでの充電に対応しないデバイス(パソコンやスマートフォンなど)も少なからず存在します。同様に電力を供給する側の充電器/バッテリーもUSB PDに対応していなければ、急速充電にはなりません。
要約すると、USB PDで高速充電するためには両端がType-Cコネクタのケーブルを用意すること。給電する側・される側の両方がUSB PD対応であること。利用するケーブルによっては本来発揮できるはずの充電速度にならないこと。この3点に注意しましょう。
まず、USB PDによる充電を行うためには、両端がType-Cコネクタのケーブル(C to C)を用意しなければなりません。片側がType-AなどType-C以外のコネクタでは、USB PDが動作しません。
そのC to CのType-Cケーブルには2種類あります。対応する電流が最大3AのType-Cケーブルで充電しようとした場合、たとえ充電器が100Wで出力していたとしても、充電は60Wで行われることになります。この場合、充電器の出力に応じた5A対応のType-Cケーブルを用意しないかぎり、本来発揮できるはずの充電速度にはなりません。
給電されるデバイス側も、Type-Cコネクタを備えているからといってUSB PD対応とはかぎりません。物理的に接続できたとしても、USB PDでの充電に対応しないデバイス(パソコンやスマートフォンなど)も少なからず存在します。同様に電力を供給する側の充電器/バッテリーもUSB PDに対応していなければ、急速充電にはなりません。
要約すると、USB PDで高速充電するためには両端がType-Cコネクタのケーブルを用意すること。給電する側・される側の両方がUSB PD対応であること。利用するケーブルによっては本来発揮できるはずの充電速度にならないこと。この3点に注意しましょう。