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特撮好きがチェック

今年は“特撮イヤー”、いちばん熱くなれる配信サービスはどれ?Amazon/Netflix/Huluを徹底比較

公開日 2021/05/02 07:00 編集部:松永達矢
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Netflix(月額:税込990円〜)
・「KOM」見るならここ! Netflixオリジナルであのシリーズのアニメ化も


Netflixでは、先記2サービスでは配信されていない「モンスターバース」の第3作目『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(略称:KOM=KING OF MONSTERS)が見放題作品として配信されている。『ゴジラvsコング』に直接続く作品になるので、動画配信サービスを利用して公開前にチェックするのならNetflix一択の形となるだろう。また、こちらでも同様に「ゴジラシリーズ」に始まる東宝特撮作品を現在配信中だ。

2019年公開の劇場映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。宗教画を思わせるようなシーンを織り交ぜつつ、「怪獣讃歌」とでもいうべき内容に仕上がっている

ヒーロー系特撮の配信状況は、各シリーズ劇場版・オリジナルビデオ作品が多く配信されている中、「ウルトラシリーズ」においては2018年放送の『ウルトラマンR/B(ルーブ)』から2020年の『ウルトラマンZ』までの3作のTVシリーズが配信されている。

Netflixでのみ見ることができる関連作品として、オリジナルアニメ『ULTRAMAN』の存在は外すことはできないだろう。同名の漫画作品を原作とする3DCGアニメとなっており、1966年の『ウルトラマン』で描かれたようにウルトラマンが地球を去ってからの世界を描いた作品となっているが、この作品に登場する「ウルトラマン」は等身大の強化スーツという思い切った翻案がなされている。

Netflixオリジナル作品『ULTRAMAN』。ウルトラヒーローの意匠をパワードスーツに置き換えた大胆な作風

初代ウルトラマンから『ウルトラセブン』(こちらについては元より独立した作品だったとのことだが)、『帰ってきたウルトラマン』と続かずに、独自の世界に分岐するのも、別世界線の存在を「マルチバース設定」としてシリーズ間の設定として取り入れているウルトラシリーズの妙味ではないだろうか?

そのほか劇場アニメ作品『GODZILLA 怪獣惑星』に連なるポリゴン・ピクチュアズによる3DCGアニメで描かれるゴジラ、通称「アニゴジ」を視聴出来るサービスはNetflixのみとなっている。これに加え、ボンズとオレンジがタッグを組み、現在放送中のアニメ版ゴジラ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』は放送に先行すること1週間早く独占配信されている。

2017公開の『GODZILLA 怪獣惑星』。関連するノベライズ作品の出来が非常に素晴らしい

3月から放送のTVシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』。シリーズ構成・SF考証・脚本を芥川賞作家、円城塔が務める



以上、長くなってしまったが、動画配信サービスの大手3サービスを “特撮作品” という視座で比較してみた。月額会員費や、オリジナル作品の有無という色々吟味する要素はあれど、今回は配信本数の多さとそのバリエーションに焦点を当て、

Hulu>Amazonプライムビデオ≒Netflix

という、結論で締めさせていただきたく思う。いちばん熱くなれる配信サービスはHuluと相成りました!

“人気の高い動画配信サービス”として、Amazonプライムビデオ、Netflix、Huluという3つを紹介したが、記事内でもやんわり触れている通り、現在、各映像制作会社が運営する映像配信サービスというのも隆盛している。独自性を打ち出す為の施策も兼ねて、そのサービスでしか見る事の出来ないオリジナルコンテンツなども製作されていたりもする。またの機会があれば、そちらも紹介したく思う。

執筆に当たり、さも当たり前のように“自分が使用している”3サービスを比較してみたが「毎月発生するサブスク代、『塵も積もれば…』論で、結構なことになるんだろうな」と、冷静になる瞬間も訪れた。懺悔(?)すると、他にも2つほど映像配信サービスに加入しているのが記者のサブスク事情だ。何処かで見直さねばと思いつつ…。

なかなか “特撮作品” という基準を持ち出す人は居ないと思うが、この記事が加入する映像配信サービスを選ぶ一助となれば嬉しい限りである。

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