【連載】ガジェットTIPS
機器の中にネジを落とした...。覚えておきたい、かんたんに取る方法
パソコンやオーディオ機器のカバーを開けたことはありますか? 使い方や設置場所にもよりますが、年に一度くらいは実行することをお勧めします。内蔵されている冷却ファンの周囲にはホコリが溜まるもので、システム異常の原因になる冷却性能低下を招いたり、異音を発生させたりする原因となりますから、侮れません。
その開腹作業で起こしがちなミスが「ネジの落下」。さっと逆さにできるほど軽い機器ならともかく、アンプのように重い機器は腰を傷めかねません。先端が磁石のドライバーがあればともかく、そんなときに限って手もとにないもの。しかしネジがなければカバーを元に戻せない、困った困った...。
落としたネジが鉄製で軽いものであれば、手作りの「磁石」で拾い上げましょう。必要な材料は鉄を含むクリップが1つと磁石が1つ。磁石は冷蔵庫にメモを止めておくような小型のものでじゅうぶんです。
作業はかんたん、クリップを長く延ばし、磁石で一方向に(手もとから奥へ)30 - 40回ほど繰り返し擦ればOK。これでクリップが磁力を持つため、ネジが着くようになります。鉄が元来持つもののバラバラな方向を向いている磁力を、磁石で擦ることで同じ向きに整えるという理屈です。なにやら理科の実験のようですが、これが意外に実用的なのです。
なお、市販されている磁石には、全方向に同等の磁力が作用する等方性磁石と、一定方向にのみ磁力が作用する異方性磁石の大きく2種類があり、後者のほうが吸着力が強いものの、ネジを着ける程度の磁力であれば等方性磁石でじゅうぶんです。ただし、“初心者マーク” のような薄いシート状のマグネットは磁力が弱く、擦っても効果を得にくいかもしれません。
その開腹作業で起こしがちなミスが「ネジの落下」。さっと逆さにできるほど軽い機器ならともかく、アンプのように重い機器は腰を傷めかねません。先端が磁石のドライバーがあればともかく、そんなときに限って手もとにないもの。しかしネジがなければカバーを元に戻せない、困った困った...。
落としたネジが鉄製で軽いものであれば、手作りの「磁石」で拾い上げましょう。必要な材料は鉄を含むクリップが1つと磁石が1つ。磁石は冷蔵庫にメモを止めておくような小型のものでじゅうぶんです。
作業はかんたん、クリップを長く延ばし、磁石で一方向に(手もとから奥へ)30 - 40回ほど繰り返し擦ればOK。これでクリップが磁力を持つため、ネジが着くようになります。鉄が元来持つもののバラバラな方向を向いている磁力を、磁石で擦ることで同じ向きに整えるという理屈です。なにやら理科の実験のようですが、これが意外に実用的なのです。
なお、市販されている磁石には、全方向に同等の磁力が作用する等方性磁石と、一定方向にのみ磁力が作用する異方性磁石の大きく2種類があり、後者のほうが吸着力が強いものの、ネジを着ける程度の磁力であれば等方性磁石でじゅうぶんです。ただし、“初心者マーク” のような薄いシート状のマグネットは磁力が弱く、擦っても効果を得にくいかもしれません。