【連載】ガジェットTIPS
ガジェットファンなら持っておくと便利?「バッテリーチェッカー」の使い方
ノートパソコンにスマートフォン、そしてワイヤレススピーカーに共通した部材といえば...「バッテリー」です。ワイヤレスイヤホンにも超小型サイズのものが内蔵されるなど、バッテリーを搭載したデジタルガジェットを数え上げればキリがないほど。ふだん目にすることはないけれど、重要な存在です。
そのバッテリーの情報を調べる小道具が「バッテリーチェッカー」。電圧/電流チェッカーなど呼び名はいろいろありますが、デジタルガジェット向けにはUSB接続タイプの製品が存在します。接続開始時点からの電流の累積値(積算電流値)を表示できる製品であれば、デジタルガジェットに内蔵されているバッテリーの(およその)容量を調べる目的にも利用できます。
ただし、積算電流値を見ればOK、というものではありません。通常、USB機器の充電電圧は約5V、一方のデジタルガジェットのバッテリー(リチウム電池)は定格電圧3.7Vを前提としているため、5Vで表示されている積算電流を3.7Vに変換しなければなりません。
たとえば、バッテリーチェッカーに表示された積算電流値が10,000mAhだった場合、まず積算電力量を求め(10,000mAh × 5V)、それを3.7Vに換算(50Wh ÷ 3.7V)して求められる約13,500mAhが、充電したバッテリーの積算電流値ということになります。
なお、その積算電流値がそのまま搭載バッテリー容量ということにはなりません。充電時には、充電回路などに生じるロスにより2-3割の電力が熱となって消費されてしまうため、3.7V換算の積算電流に0.7-0.8を乗算した値、つまり前述の例でいえば10,000mAh(完全な容量ゼロからの充電開始は難しいため、実際にはより少ない)が、およその搭載バッテリー容量となります。
そのバッテリーの情報を調べる小道具が「バッテリーチェッカー」。電圧/電流チェッカーなど呼び名はいろいろありますが、デジタルガジェット向けにはUSB接続タイプの製品が存在します。接続開始時点からの電流の累積値(積算電流値)を表示できる製品であれば、デジタルガジェットに内蔵されているバッテリーの(およその)容量を調べる目的にも利用できます。
ただし、積算電流値を見ればOK、というものではありません。通常、USB機器の充電電圧は約5V、一方のデジタルガジェットのバッテリー(リチウム電池)は定格電圧3.7Vを前提としているため、5Vで表示されている積算電流を3.7Vに変換しなければなりません。
たとえば、バッテリーチェッカーに表示された積算電流値が10,000mAhだった場合、まず積算電力量を求め(10,000mAh × 5V)、それを3.7Vに換算(50Wh ÷ 3.7V)して求められる約13,500mAhが、充電したバッテリーの積算電流値ということになります。
なお、その積算電流値がそのまま搭載バッテリー容量ということにはなりません。充電時には、充電回路などに生じるロスにより2-3割の電力が熱となって消費されてしまうため、3.7V換算の積算電流に0.7-0.8を乗算した値、つまり前述の例でいえば10,000mAh(完全な容量ゼロからの充電開始は難しいため、実際にはより少ない)が、およその搭載バッテリー容量となります。