【連載】ガジェットTIPS
Wi-Fiルーター選び、いま注目したいポイントは「NATセッション数」
自宅用Wi-Fiルーターを選ぶときのチェックポイントと聞かれたときに思い浮かぶのは、どのWi-Fi規格に対応しているか、最高通信速度とストリーム数はどうか、中継機/メッシュ対応か否か、といったところ。実際、Wi-Fiルーターのパッケージには「Wi-Fi 6E対応」や「4804Mbps」などといった言葉が目立つよう記載されています。
たしかにそれらも重要ですが、自宅にインターネット接続が必要不可欠のデジタルガジェットがたくさんある、という場合には「NATセッション数」にも注目しましょう。
NATとは「Network Address Translation」の略で、LAN内部でしか使えないアドレス(プライベートIPアドレス)を、インターネット上で利用できるグローバルIPアドレスに変換する処理をいいます。現在のインターネットはグローバルIPアドレスに限りがあるIPv4が主流なため、ルーターなどの装置に搭載されたNAT機能がこの役割を担うことで、グローバルIPアドレスをやり繰りしています。
しかし、ルーターが扱えるNATの件数(NATセッション数)は無限ではありません。近年では、多くのアプリ/ソフトウェアが同時に複数のセッションを持ち、1つのアプリで数百のNATセッションを行うことも珍しくない状況です。
もしルーターの能力を超えたNATセッション数がLANで発生すると、超えた分はグローバルIPアドレスを得られなくなる、つまりインターネットと通信できなくなり機能不全を起こします。極端な例ですが、たくさんのPC/スマートフォンが同時に地図系サービスやネットワークゲームを使う環境では、低スペックなルーターではNATセッションの上限を超えかねないので注意しましょう。
たしかにそれらも重要ですが、自宅にインターネット接続が必要不可欠のデジタルガジェットがたくさんある、という場合には「NATセッション数」にも注目しましょう。
NATとは「Network Address Translation」の略で、LAN内部でしか使えないアドレス(プライベートIPアドレス)を、インターネット上で利用できるグローバルIPアドレスに変換する処理をいいます。現在のインターネットはグローバルIPアドレスに限りがあるIPv4が主流なため、ルーターなどの装置に搭載されたNAT機能がこの役割を担うことで、グローバルIPアドレスをやり繰りしています。
しかし、ルーターが扱えるNATの件数(NATセッション数)は無限ではありません。近年では、多くのアプリ/ソフトウェアが同時に複数のセッションを持ち、1つのアプリで数百のNATセッションを行うことも珍しくない状況です。
もしルーターの能力を超えたNATセッション数がLANで発生すると、超えた分はグローバルIPアドレスを得られなくなる、つまりインターネットと通信できなくなり機能不全を起こします。極端な例ですが、たくさんのPC/スマートフォンが同時に地図系サービスやネットワークゲームを使う環境では、低スペックなルーターではNATセッションの上限を超えかねないので注意しましょう。