充電ケースが光るなど独自仕様満載
約22万円は高くない…かも。ルイ・ヴィトンの完全ワイヤレスはデザインも機能もすごい
ルイ・ヴィトンから3月、第3世代となる新たなANC完全ワイヤレスイヤホン「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホン」が発表された。本製品は現在、ルイ・ヴィトン ストアおよび公式サイトで購入可能で、価格は216,700円(税込)。
ルイ・ヴィトンがワイヤレスイヤホンの分野に参入したのは、2019年。同年に米オーディオブランドのMaster & Dynamic社との共同開発による最初の完全ワイヤレスイヤホンを発表し、その翌年には第2世代モデルを登場させるなど、意欲的に製品を展開してきた。
“世界で最も魅力的なイヤホンを作る” ことを目標に掲げており、このたび、その哲学を継承しながら、最新技術によりさらなる進化を遂げたのが、第3世代「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホン」だという。具体的にどんな性能・仕様なのか、詳しくチェックしてみた。
トップメゾンの一つであるルイ・ヴィトン。その完全ワイヤレスイヤホンとなると、やはり最大の特徴はデザインだろう。今回も、ブランドを象徴するクリエイティビティに溢れ、高いデザイン性とクラフトマンシップを感じられる仕上がりだという。
カラーは、ブラック/ゴールド/ピンク/レッド/ブルー・トゥ・バイオレット グラデーションの5色展開。なお、レッド/ブルー・トゥ・バイオレット グラデーションの2色は、初登場時のみの限定モデルとなる。
イヤホン本体と充電ケースはともに、「タンブール」のフォルムが意識されている。「タンブール」とは、ルイ・ヴィトンが展開する腕時計の名称。初のウォッチコレクションとして2002年に登場して以来、いまやアイコニックな存在となっている。フランス語で太鼓(ドラム)の意味を持ち、実際太鼓をイメージにした形状デザインが採用されているという。
充電ケースは、このタンブールのウォッチケースから着想を得てデザイン。第2世代モデルも、「Tambour Horizonコネクテッドウォッチ」にインスパイアされたという円筒形のケースを採用していたが、最新モデルはより曲線的になり、エレガントなフォルムが美しいシルエットを成している。
また、従来は「ホライゾン イヤホン」という名称だったが、第3世代モデルでは、現在同ブランドで展開されているワイヤレススピーカー、コネクテッドウォッチ(スマートウォッチ)と同様に「ホライゾン ライト・アップ」と名付けられており、充電ケースの蓋部分に配置されたモノグラム・パターンが光る仕様となっていることも、ユニークな特徴だ。
モノグラム・パターンに搭載したLEDバックライトは、ケースから浮かび上がるように、ダンスのように点滅し、ブルーからピンクに変化する万華鏡のような美しいグラデーションカラーに光る。このLEDはバッテリー残量を示す役割も兼ね備えているという。
具体的には、光の点滅が終わると、ケース正面から見て、左右1つずつ(それぞれ左右イヤホン)、上に1つ(充電ケース)の3つのライトが残り、それぞれの充電量を、レッド(19%以下)/オレンジ(20 - 75%)/グリーン(76 - 100%)の3色で示してくれる。また、内側のケース収納部に備えたライトインジケーターでも充電量の確認は可能だ。
このケースで1回16時間の追加充電が可能で、合計約28時間分の充電供給が行える。また、ケース自体にもIPX4の防水性能を備えており、屋外に持ち出す際にも安心だ。USB-C端子を装備し、ワイヤレス充電にも対応する。
ケースはすべてステンレススティール製。それぞれブラックはブラック、ゴールド/レッドはイエローゴールド、ピンクはピンクゴールド、ブルー・トゥ・バイオレットはステンレススティールのシルバーカラーとなる。
LEDライトリングに囲まれる蓋の中央部分はブラックガラスを採用、側面には「LOUIS VUITTON」のブランド名が刻印される。ケースはブラックのみマット仕上げで、その他カラーはポリッシュ仕上げ。またブラック/ゴールド/ピンク/レッドの4色にはPVDコーティングが施される。
他にない特徴としてもう一つ挙げられるのが、「携帯用トラベルケース(オンザゴーケース)」だ。充電ケースの質量は119gとそれなりにある。その点、携帯用トラベルケースは、質量は公開されていないものの、軽量設計で持ち運びしやすく、スナップフック付きでベルトループやバッグに取り付けることも可能。
ケース天面は開口部が設けられ、収納したイヤホンが顔を出すようなデザインに。なお、内蔵のマグネットが、収納したイヤホンをしっかりと固定することができるため、遊び心あるデザインだけでなく、しっかりと実用性も兼ね備えている。
また、携帯用トラベルケースに収納したイヤホンはスリープ状態となり、1日中充電を持続できるとのこと。カラーはマットブラック一色。同社は、「ルイ ・ヴィトンのテクノロジーに対する非常にクリエイティブでファッション性の高いアプローチの表れでもある」としている。
イヤホンもデザインを一新。「タンブールの曲線的フォルムに呼応」したという、円形スタイルに。フェイスプレートには、ルイ・ヴィトン コネクテッド モノグラム・パターンのフラワーデザインを起用。表面はポリッシュ仕上げのサファイアガラスを採用する。
本体は軽量アルミニウム製フレームで構成されており、耳への負担を最小限に抑えるという。また、イヤーチップはXSからXLまで5種類のサイズを同梱しており、下記に紹介する製品動画では、イヤホンを装着しながら激しいダンスが披露されているが、フィット感を細かく調整でき、ずれにくく安定した高い装着感が伺える。ちなみに質量は片側8.2g。
カラーバリエーションは上述の通り、現在は限定モデル含む5色展開。「ブラック」は、マットブラックにガンメタルのパーツを組み合わせたベーシックでタイムレスなデザイン。「ゴールド」は、温かみのある色合いのイエローゴールドが、ジュエリーのような印象を醸し出している。「ピンク」はチェリーブロッサムピンクとローズゴールドによる、可愛らしくも華やかなコンビネーションカラーを採用する。
限定モデルとなる「レッド」は、“旧正月を祝すための華やかなレッド” にイエローゴールドの組み合わせ。同じく限定の「ブルー・トゥ・バイオレット グラデーション」は名前の通り、青から紫へのグラデーションカラーに、鮮やかなステンレススティールを起用した大胆な外観デザインで、ケースのLEDライトリングとの共通点も感じられる。
なお、初代および第2世代モデルともに、これまではMaster & Dynamicが展開する完全ワイヤレスイヤホンがベースとなっていたが、第3世代モデルはベース機は存在していない様子。また、製品ページからは「世界有数のオーディオエキスパートと協力」と記載があるが、引き続きMaster & Dynamicが携わっているかどうか、はっきりとは書いていなかった。
ただ、仕様を見ると「11mmべリウムドライバー」との記載がある。ベリウムはおそらくベリリウムのことだろう。11mmというドライバーサイズは、Master & Dynamicの完全ワイヤレスイヤホン「MW08」と同様だし、Master & Dynamicでは従来より継続してドライバーにベリリウム素材を使用している。もしかすると、今回も開発パートナーなのでないだろうか。
そこで詳しく調べていくと、第3世代モデルの開発には、“Master & Dynamicをはじめとする” 世界有数のオーディオエキスパートが携わっているとのこと。やはり今回もMaster & Dynamicと共同開発したようだ。
これにより、「業界最高の最新オーディオテクノロジーを提供」し、「広い周波数特性により、バランスの良い生き生きとしたサウンド」を実現するとしている。周波数特性やBluetoothの対応コーデックは非公開だが、MW08相当、またはそれ以上の性能となれば、サウンドへの期待も高まる。
本体操作は、イヤホン上部の物理ボタンで行える。左イヤホンには左右それぞれに押すことができるボタンが配置され、1回押すと音量アップ/ダウン、長押しでリスニングモードの切り替えが可能。右イヤホンにはワンプッシュ式の多機能ボタンがあり、押す回数によって、音楽再生/一時停止や着信応答、曲送り/戻しの操作が行えるほか、2秒長押しでアシスタント機能を、4秒長押しでペアリングモードを起動させられる。
ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンの美点は、これまで紹介したように、メゾンのデザインと美的コードが見事に融合した視覚的な美しさもその一つ。だが、それだけではない。ユーザーフレンドリーな各種機能を搭載した最新鋭のスペックも特徴だとしている。
ハイブリッド・アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載し、「極上レベル」のノイズキャンセリング性能を発揮するとアピールされる。また、アンビエンドモードも備え、ANCオン、アンビエンド、両モードオフの3パターンのリスニングモードを選択できる。
MEMSテクノロジーと通話用ウインドリダクションを含む全方向性デジタルマイクを2つ、アナログマイクを1つ、計3つのマイクを各イヤホンに搭載しており、左右合わせると合計6つのマイクを内蔵する。これらのマイクによる通話性能も特徴の一つで、バックグラウンドノイズを大幅に低減し、クリアな音質での通話を実現するという。
ほか、イヤホン本体には近接センサーも内蔵され、イヤホンを外すと音楽再生を一時停止、装着すると自動再生する検出機能も備える。耐水性能はIPX5で、突然の雨や水飛沫、汗などにも強い仕様となっている。
Bluetoothはバージョン5.2。マルチポイント機能にも対応し、ノートPCとスマートフォンなど、2台の対応デバイスと同時接続が可能で、各デバイス間をシームレスに切り替えることができる。また、紛失時にイヤホンから大きな音を鳴らして探すことができる「Ping my earphones」機能も備える。
本製品は、ルイ ・ヴィトンのコネクテッド製品専用アプリ「Louis Vuitton Connect」に対応しており、各種設定やコントロールが行える。接続すると、アプリ画面には接続状態やバッテリー残量を表示。ソフトウェアのアップデートやヘルプ機能なども使用できる。
また、リスニングモードの切り替え、オーディオソースの管理、Ping my earphones機能の操作などが行える。オーディオソースの管理では、イヤホンとペアリングしたデバイスを表示。マルチポイント機能で使う2番目のデバイスを設定したり、ペアリング設定の解除などが操作できる。
装着検出機能や、マルチポイントによる自動切り替え機能のオンオフなども設定可能。さらに、一定時間操作されないとイヤホンの電源をオフにする「スタンバイタイマー」機能も搭載し、5分/10分/20分/30分/1時間からタイマー設定でき、イヤホンの電力消費の節約・管理が可能だ。同機能には自動オフしない「Never」モードも備える。
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ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンは、ルイ・ヴィトンというメゾンならではの圧倒的なデザイン性とクリエイティビティを体現していることから、その美しさがまず目を引くが、詳しく製品をチェックすればするほど、美しさだけではなく、ユーザーの利便性をしっかり考慮した機能性も両立した一台であることがわかった。
また、ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンについて、同ブランドは「流行に敏感なトレンドセッターと、ハイエンドなテクノロジーと卓越した匠の技に喜びを見出すオーディオファンの両方の心に響く魅力的な逸品」であると紹介している。もちろん高価な製品ではあるのだが、手にする機会があれば、是非一度その実力を体験してみたい。
ルイ・ヴィトンがワイヤレスイヤホンの分野に参入したのは、2019年。同年に米オーディオブランドのMaster & Dynamic社との共同開発による最初の完全ワイヤレスイヤホンを発表し、その翌年には第2世代モデルを登場させるなど、意欲的に製品を展開してきた。
“世界で最も魅力的なイヤホンを作る” ことを目標に掲げており、このたび、その哲学を継承しながら、最新技術によりさらなる進化を遂げたのが、第3世代「ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホン」だという。具体的にどんな性能・仕様なのか、詳しくチェックしてみた。
美しく光る充電ケース&外出時に便利なトラベルケースの二台体制。あらゆるシーンをスタイリッシュに
トップメゾンの一つであるルイ・ヴィトン。その完全ワイヤレスイヤホンとなると、やはり最大の特徴はデザインだろう。今回も、ブランドを象徴するクリエイティビティに溢れ、高いデザイン性とクラフトマンシップを感じられる仕上がりだという。
カラーは、ブラック/ゴールド/ピンク/レッド/ブルー・トゥ・バイオレット グラデーションの5色展開。なお、レッド/ブルー・トゥ・バイオレット グラデーションの2色は、初登場時のみの限定モデルとなる。
イヤホン本体と充電ケースはともに、「タンブール」のフォルムが意識されている。「タンブール」とは、ルイ・ヴィトンが展開する腕時計の名称。初のウォッチコレクションとして2002年に登場して以来、いまやアイコニックな存在となっている。フランス語で太鼓(ドラム)の意味を持ち、実際太鼓をイメージにした形状デザインが採用されているという。
充電ケースは、このタンブールのウォッチケースから着想を得てデザイン。第2世代モデルも、「Tambour Horizonコネクテッドウォッチ」にインスパイアされたという円筒形のケースを採用していたが、最新モデルはより曲線的になり、エレガントなフォルムが美しいシルエットを成している。
また、従来は「ホライゾン イヤホン」という名称だったが、第3世代モデルでは、現在同ブランドで展開されているワイヤレススピーカー、コネクテッドウォッチ(スマートウォッチ)と同様に「ホライゾン ライト・アップ」と名付けられており、充電ケースの蓋部分に配置されたモノグラム・パターンが光る仕様となっていることも、ユニークな特徴だ。
モノグラム・パターンに搭載したLEDバックライトは、ケースから浮かび上がるように、ダンスのように点滅し、ブルーからピンクに変化する万華鏡のような美しいグラデーションカラーに光る。このLEDはバッテリー残量を示す役割も兼ね備えているという。
具体的には、光の点滅が終わると、ケース正面から見て、左右1つずつ(それぞれ左右イヤホン)、上に1つ(充電ケース)の3つのライトが残り、それぞれの充電量を、レッド(19%以下)/オレンジ(20 - 75%)/グリーン(76 - 100%)の3色で示してくれる。また、内側のケース収納部に備えたライトインジケーターでも充電量の確認は可能だ。
このケースで1回16時間の追加充電が可能で、合計約28時間分の充電供給が行える。また、ケース自体にもIPX4の防水性能を備えており、屋外に持ち出す際にも安心だ。USB-C端子を装備し、ワイヤレス充電にも対応する。
ケースはすべてステンレススティール製。それぞれブラックはブラック、ゴールド/レッドはイエローゴールド、ピンクはピンクゴールド、ブルー・トゥ・バイオレットはステンレススティールのシルバーカラーとなる。
LEDライトリングに囲まれる蓋の中央部分はブラックガラスを採用、側面には「LOUIS VUITTON」のブランド名が刻印される。ケースはブラックのみマット仕上げで、その他カラーはポリッシュ仕上げ。またブラック/ゴールド/ピンク/レッドの4色にはPVDコーティングが施される。
他にない特徴としてもう一つ挙げられるのが、「携帯用トラベルケース(オンザゴーケース)」だ。充電ケースの質量は119gとそれなりにある。その点、携帯用トラベルケースは、質量は公開されていないものの、軽量設計で持ち運びしやすく、スナップフック付きでベルトループやバッグに取り付けることも可能。
ケース天面は開口部が設けられ、収納したイヤホンが顔を出すようなデザインに。なお、内蔵のマグネットが、収納したイヤホンをしっかりと固定することができるため、遊び心あるデザインだけでなく、しっかりと実用性も兼ね備えている。
また、携帯用トラベルケースに収納したイヤホンはスリープ状態となり、1日中充電を持続できるとのこと。カラーはマットブラック一色。同社は、「ルイ ・ヴィトンのテクノロジーに対する非常にクリエイティブでファッション性の高いアプローチの表れでもある」としている。
フラワーデザインのフェイスプレート
イヤホンもデザインを一新。「タンブールの曲線的フォルムに呼応」したという、円形スタイルに。フェイスプレートには、ルイ・ヴィトン コネクテッド モノグラム・パターンのフラワーデザインを起用。表面はポリッシュ仕上げのサファイアガラスを採用する。
本体は軽量アルミニウム製フレームで構成されており、耳への負担を最小限に抑えるという。また、イヤーチップはXSからXLまで5種類のサイズを同梱しており、下記に紹介する製品動画では、イヤホンを装着しながら激しいダンスが披露されているが、フィット感を細かく調整でき、ずれにくく安定した高い装着感が伺える。ちなみに質量は片側8.2g。
カラーバリエーションは上述の通り、現在は限定モデル含む5色展開。「ブラック」は、マットブラックにガンメタルのパーツを組み合わせたベーシックでタイムレスなデザイン。「ゴールド」は、温かみのある色合いのイエローゴールドが、ジュエリーのような印象を醸し出している。「ピンク」はチェリーブロッサムピンクとローズゴールドによる、可愛らしくも華やかなコンビネーションカラーを採用する。
限定モデルとなる「レッド」は、“旧正月を祝すための華やかなレッド” にイエローゴールドの組み合わせ。同じく限定の「ブルー・トゥ・バイオレット グラデーション」は名前の通り、青から紫へのグラデーションカラーに、鮮やかなステンレススティールを起用した大胆な外観デザインで、ケースのLEDライトリングとの共通点も感じられる。
なお、初代および第2世代モデルともに、これまではMaster & Dynamicが展開する完全ワイヤレスイヤホンがベースとなっていたが、第3世代モデルはベース機は存在していない様子。また、製品ページからは「世界有数のオーディオエキスパートと協力」と記載があるが、引き続きMaster & Dynamicが携わっているかどうか、はっきりとは書いていなかった。
ただ、仕様を見ると「11mmべリウムドライバー」との記載がある。ベリウムはおそらくベリリウムのことだろう。11mmというドライバーサイズは、Master & Dynamicの完全ワイヤレスイヤホン「MW08」と同様だし、Master & Dynamicでは従来より継続してドライバーにベリリウム素材を使用している。もしかすると、今回も開発パートナーなのでないだろうか。
そこで詳しく調べていくと、第3世代モデルの開発には、“Master & Dynamicをはじめとする” 世界有数のオーディオエキスパートが携わっているとのこと。やはり今回もMaster & Dynamicと共同開発したようだ。
これにより、「業界最高の最新オーディオテクノロジーを提供」し、「広い周波数特性により、バランスの良い生き生きとしたサウンド」を実現するとしている。周波数特性やBluetoothの対応コーデックは非公開だが、MW08相当、またはそれ以上の性能となれば、サウンドへの期待も高まる。
本体操作は、イヤホン上部の物理ボタンで行える。左イヤホンには左右それぞれに押すことができるボタンが配置され、1回押すと音量アップ/ダウン、長押しでリスニングモードの切り替えが可能。右イヤホンにはワンプッシュ式の多機能ボタンがあり、押す回数によって、音楽再生/一時停止や着信応答、曲送り/戻しの操作が行えるほか、2秒長押しでアシスタント機能を、4秒長押しでペアリングモードを起動させられる。
美しい、だけじゃない。ハイブリッドANC、マルチポイントなど便利な機能も多数搭載
ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンの美点は、これまで紹介したように、メゾンのデザインと美的コードが見事に融合した視覚的な美しさもその一つ。だが、それだけではない。ユーザーフレンドリーな各種機能を搭載した最新鋭のスペックも特徴だとしている。
ハイブリッド・アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載し、「極上レベル」のノイズキャンセリング性能を発揮するとアピールされる。また、アンビエンドモードも備え、ANCオン、アンビエンド、両モードオフの3パターンのリスニングモードを選択できる。
MEMSテクノロジーと通話用ウインドリダクションを含む全方向性デジタルマイクを2つ、アナログマイクを1つ、計3つのマイクを各イヤホンに搭載しており、左右合わせると合計6つのマイクを内蔵する。これらのマイクによる通話性能も特徴の一つで、バックグラウンドノイズを大幅に低減し、クリアな音質での通話を実現するという。
ほか、イヤホン本体には近接センサーも内蔵され、イヤホンを外すと音楽再生を一時停止、装着すると自動再生する検出機能も備える。耐水性能はIPX5で、突然の雨や水飛沫、汗などにも強い仕様となっている。
Bluetoothはバージョン5.2。マルチポイント機能にも対応し、ノートPCとスマートフォンなど、2台の対応デバイスと同時接続が可能で、各デバイス間をシームレスに切り替えることができる。また、紛失時にイヤホンから大きな音を鳴らして探すことができる「Ping my earphones」機能も備える。
本製品は、ルイ ・ヴィトンのコネクテッド製品専用アプリ「Louis Vuitton Connect」に対応しており、各種設定やコントロールが行える。接続すると、アプリ画面には接続状態やバッテリー残量を表示。ソフトウェアのアップデートやヘルプ機能なども使用できる。
また、リスニングモードの切り替え、オーディオソースの管理、Ping my earphones機能の操作などが行える。オーディオソースの管理では、イヤホンとペアリングしたデバイスを表示。マルチポイント機能で使う2番目のデバイスを設定したり、ペアリング設定の解除などが操作できる。
装着検出機能や、マルチポイントによる自動切り替え機能のオンオフなども設定可能。さらに、一定時間操作されないとイヤホンの電源をオフにする「スタンバイタイマー」機能も搭載し、5分/10分/20分/30分/1時間からタイマー設定でき、イヤホンの電力消費の節約・管理が可能だ。同機能には自動オフしない「Never」モードも備える。
ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンは、ルイ・ヴィトンというメゾンならではの圧倒的なデザイン性とクリエイティビティを体現していることから、その美しさがまず目を引くが、詳しく製品をチェックすればするほど、美しさだけではなく、ユーザーの利便性をしっかり考慮した機能性も両立した一台であることがわかった。
また、ルイ・ヴィトン ホライゾン ライト・アップ イヤホンについて、同ブランドは「流行に敏感なトレンドセッターと、ハイエンドなテクノロジーと卓越した匠の技に喜びを見出すオーディオファンの両方の心に響く魅力的な逸品」であると紹介している。もちろん高価な製品ではあるのだが、手にする機会があれば、是非一度その実力を体験してみたい。