【連載】ガジェットTIPS
iPhone15で可能になった画面出力「DP Alt Mode」。知っておきたいケーブルの選び方
USB Type-C経由でPCやスマートフォンの映像を出力できる「DP(DisplayPort)Alt Mode」。MacなどのPCや一部Android端末でサポートされ、いわゆるPCモニターなど、パソコン周辺機器としての性格が色濃い映像機器に出力する接続規格として利用されてきました。
そして現在、普及の勢いは増しつつあります。2023年9月に発売されたiPhone 15 Pro/Pro MaxでDP Alt Modeがサポートされたことは、iPhoneシリーズが日本で圧倒的なシェアを有するだけに、DP Alt Modeがより広まるきっかけになることでしょう。
そのDP Alt Mode、接続に使うケーブルは「両端がUSB-CであればOK!」と考えるのは早計です。USB-C to Cケーブルのなかには、伝送速度が最大480MbpsのUSB 2.0準拠品も含まれるため、転送速度5Gbps以上のUSB 3.1以降に対応しているかどうかの確認が必要です。
しかし、転送速度最大5Gbpsのケーブルでは不十分かもしれません。たとえば、4K/60Hzの映像をスムースに伝送するには15Gbpsの伝送能力が要求されるため、最大20Gbpsの「USB 3.2 Gen2」に対応したUSB-C to Cケーブルが必要になります。
USB-C to Cケーブルは端子形状が共通、ケーブルに「20Gbps」などと刻印が義務付けられているわけでもなく、外観で伝送能力を判断することは困難です。対応するUSB規格は何なのか、最大転送速度はどれほどなのかを、購入前に充分確認しておきましょう。
そして現在、普及の勢いは増しつつあります。2023年9月に発売されたiPhone 15 Pro/Pro MaxでDP Alt Modeがサポートされたことは、iPhoneシリーズが日本で圧倒的なシェアを有するだけに、DP Alt Modeがより広まるきっかけになることでしょう。
そのDP Alt Mode、接続に使うケーブルは「両端がUSB-CであればOK!」と考えるのは早計です。USB-C to Cケーブルのなかには、伝送速度が最大480MbpsのUSB 2.0準拠品も含まれるため、転送速度5Gbps以上のUSB 3.1以降に対応しているかどうかの確認が必要です。
しかし、転送速度最大5Gbpsのケーブルでは不十分かもしれません。たとえば、4K/60Hzの映像をスムースに伝送するには15Gbpsの伝送能力が要求されるため、最大20Gbpsの「USB 3.2 Gen2」に対応したUSB-C to Cケーブルが必要になります。
USB-C to Cケーブルは端子形状が共通、ケーブルに「20Gbps」などと刻印が義務付けられているわけでもなく、外観で伝送能力を判断することは困難です。対応するUSB規格は何なのか、最大転送速度はどれほどなのかを、購入前に充分確認しておきましょう。