【第100回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
今では見られない!?若かりし頃のトム・クルーズとブラッド・ピットが不死の美形吸血鬼に…
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は1994年公開の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』をご紹介します!
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『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994年・アメリカ)
(配信:U-NEXT /Netflix)
アン・ライス原作の人気小説を、若かりし頃のトム・クルーズとブラッド・ピット共演で映画化。現代のサンフランシスコにあるビルの一室で、取材に応じる美しい青年ルイ(ブラッド・ピット)。その正体は吸血鬼であり、18世紀末に出会ったレスタト(トム・クルーズ)の手によって人間から吸血鬼へと変貌させられ、永遠の命を得たという。そして、彼の半生が語られていくのだが…。
今では誰もがその存在を認識しているであろうハリウッドの大スター、トム・クルーズとブラッド・ピット。近年の彼らしか知らない方にとっては、まだ30代前半と若々しく(と言いつつ、今でも十分若々しい)、劇中において美しい長髪姿を披露している姿が新鮮に映るのではないだろうか。物語の内容はというと、人間を殺めることでしか生きていけない吸血鬼としての“生”を受け入れられず苦悩するルイの葛藤が主軸となり、快楽的に人を殺め同じ道を歩ませようとするレスタトや、ルイが原因で吸血鬼になってしまった少女との関係性を通して、徐々に変化していくルイの心模様を丁寧に映し出していく。
公開から30年もの時が流れているにも関わらず色褪せることのない魅力を放つのは、「吸血鬼」というジャンルの力と、2人の俳優の絶対的な輝きの恩恵があるからに他ならない。未見の方も久しく観ていない方も、この機会にお試しあれ。
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994年・アメリカ)
(配信:U-NEXT /Netflix)
アン・ライス原作の人気小説を、若かりし頃のトム・クルーズとブラッド・ピット共演で映画化。現代のサンフランシスコにあるビルの一室で、取材に応じる美しい青年ルイ(ブラッド・ピット)。その正体は吸血鬼であり、18世紀末に出会ったレスタト(トム・クルーズ)の手によって人間から吸血鬼へと変貌させられ、永遠の命を得たという。そして、彼の半生が語られていくのだが…。
今では誰もがその存在を認識しているであろうハリウッドの大スター、トム・クルーズとブラッド・ピット。近年の彼らしか知らない方にとっては、まだ30代前半と若々しく(と言いつつ、今でも十分若々しい)、劇中において美しい長髪姿を披露している姿が新鮮に映るのではないだろうか。物語の内容はというと、人間を殺めることでしか生きていけない吸血鬼としての“生”を受け入れられず苦悩するルイの葛藤が主軸となり、快楽的に人を殺め同じ道を歩ませようとするレスタトや、ルイが原因で吸血鬼になってしまった少女との関係性を通して、徐々に変化していくルイの心模様を丁寧に映し出していく。
公開から30年もの時が流れているにも関わらず色褪せることのない魅力を放つのは、「吸血鬼」というジャンルの力と、2人の俳優の絶対的な輝きの恩恵があるからに他ならない。未見の方も久しく観ていない方も、この機会にお試しあれ。
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |