【第131回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
寄生されたらもうおしまい!シリーズ最新作公開のSFホラー映画金字塔
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は1979年公開の『エイリアン』をご紹介します!
◇
『エイリアン』(1979年・アメリカ)
(配信: Disney+)
『ブレードランナー』『グラディエーター』『ハウス・オブ・グッチ』などで知られる巨匠リドリー・スコットの代表作にして出世作でもあるSFホラー映画の金字塔。資源採掘を終え地球へ帰航中の宇宙貨物船ノストロモ号は、発信者不明の信号を傍受し見知らぬ惑星へと降下する。惑星を調査するリプリー(シガニー・ウィーバー)らであったが、乗員の一人の顔面に未知の生物が付着。引き剥がすことができぬまま仕方なく惑星を後にするが……。
1979年の1作目公開を皮切りに、ナンバリングタイトルとなる2〜4、『プレデター』とのクロスオーバー作品『エイリアンVSプレデター』シリーズ、1作目の前日譚的作品『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』と、40年以上新作が作り続けられている不朽の名作『エイリアン』。2024年9月にはシリーズ最新作となる『エイリアン:ロムルス』が公開され、時間軸的には『エイリアン』と『エイリアン2』の間の物語。つまり、最新作を観るために最低限観ておかなければならないのは、今回ご紹介する1作目のみということだ。
公開から45年を経ても色褪せることのないSF描写をはじめ、宇宙船内という閉鎖空間で繰り広げられるエイリアンとの攻防、寄生・成長・酸性の血液など独自の生態系を持つエイリアンの恐ろしさ(魅力)、現代のチャットGPTに類似する AI「マザー」の存在など、古臭さは微塵も感じられないはず。本作を楽しむことができたのなら、最新作『エイリアン:ロムルス』を劇場で観るも良し、前日譚的作品『プロメテウス』を攻めるも良し、公開順通り『エイリアン2』へ進むも良し、楽しみ方はあなた次第。エイリアンに寄生された人間の如く、一度ハマれば抜け出せないエイリアン沼。この機会にご堪能あれ!
(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『エイリアン』(1979年・アメリカ)
(配信: Disney+)
『ブレードランナー』『グラディエーター』『ハウス・オブ・グッチ』などで知られる巨匠リドリー・スコットの代表作にして出世作でもあるSFホラー映画の金字塔。資源採掘を終え地球へ帰航中の宇宙貨物船ノストロモ号は、発信者不明の信号を傍受し見知らぬ惑星へと降下する。惑星を調査するリプリー(シガニー・ウィーバー)らであったが、乗員の一人の顔面に未知の生物が付着。引き剥がすことができぬまま仕方なく惑星を後にするが……。
1979年の1作目公開を皮切りに、ナンバリングタイトルとなる2〜4、『プレデター』とのクロスオーバー作品『エイリアンVSプレデター』シリーズ、1作目の前日譚的作品『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』と、40年以上新作が作り続けられている不朽の名作『エイリアン』。2024年9月にはシリーズ最新作となる『エイリアン:ロムルス』が公開され、時間軸的には『エイリアン』と『エイリアン2』の間の物語。つまり、最新作を観るために最低限観ておかなければならないのは、今回ご紹介する1作目のみということだ。
公開から45年を経ても色褪せることのないSF描写をはじめ、宇宙船内という閉鎖空間で繰り広げられるエイリアンとの攻防、寄生・成長・酸性の血液など独自の生態系を持つエイリアンの恐ろしさ(魅力)、現代のチャットGPTに類似する AI「マザー」の存在など、古臭さは微塵も感じられないはず。本作を楽しむことができたのなら、最新作『エイリアン:ロムルス』を劇場で観るも良し、前日譚的作品『プロメテウス』を攻めるも良し、公開順通り『エイリアン2』へ進むも良し、楽しみ方はあなた次第。エイリアンに寄生された人間の如く、一度ハマれば抜け出せないエイリアン沼。この機会にご堪能あれ!
(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |