公開日 2020/06/01 06:30
プロに聞く「オーディオに最適な防音」のコツ。「ドア」の次は「壁」を対策すべし!
【PR】防音工事会社アコースティックラボに聞く
音漏れを気にせず大音量でオーディオを楽しむ。そんなオーディオファンの憧れを実現できる部屋をつくるにはどうすればよいのか。音楽再生に最適な部屋づくりを多数手掛ける防音工事会社アコースティックラボに、防音のコツを聞いた。
―― 前回の記事では、防音ドアの性能を挙げても壁を通して漏れる音が大きかったら意味がないという話でした。では、壁の防音性能を上げるにはどうすればよいのでしょうか。
重い材料で張り増すことが基本ですね。前回は「隙間」が音漏れの大きな要因だとご説明しました。現代の住宅は高気密にできていますので壁の隙間が致命的になることはありません。遮音には「質量則」という物理法則があります。壁の重さが2倍になるごとに音を6dBずつ通しにくくなるという法則です。
ただ、この場合、壁の重さというのは手前のボードと柱などの軸材と反対側の面材が一体にできてますのでそれを足した重さとなります。ですので、2倍の重さにするにはボードを1枚張り増す程度ではだめで3〜4枚張り増す必要があります。それだけでやっても6dB減で、体感的には少し音漏れが減ったかなという程度の効果です。労多くして…とガッカリすることが多いと思いますので、オススメするのは現実的でないと考えています。
―― 防音カーテンや吸音材なども市販されていますが、これらのアイテムを使うのはどうでしょうか。
たしかに吸音効果はあり、吸音によって防音効果があると思われがちですが、実用的にはほとんど効果がありません。また、カーテンや吸音材は「隙間」を埋めるわけではないため、音漏れ対策という意味はほとんどありません。防音のためというよりも、部屋の響きを調整するためのアイテムだととらえていただたほうがよいでしょう。
―― いずれにしても壁については「壁そのものを重くする」ことが防音の基本ということですね。
壁の構成は、間柱という柱の両側に石膏ボードが張ってあり、そこにビニールクロスが貼られているというものです。重さを倍にするのなら、ここで石膏ボードを張り増せば可能で、これくらいであれば日曜大工でもできないことはありません。ただ、これだけだと5〜6dBの防音性能向上で、体感的には「少し音漏れが減ったかな…?」程度でしょう。多くの方にとっては期待していたほどの効果には感じられないと思います。
―― では実際に防音性能向上効果を体感できるのはどれくらいのレベルからなのでしょうか?
効果を実感できるレベルにするには少なくとも10dB以上の改善が必要だと思います。15dB以上の改善であれば多くの人が効果を実感して満足するのではないかと思います。
ただ、これを一般の方がDIYで実現するのは先ほど述べたように簡単ではありません。そこで我々のような専門業者の出番となるわけです。プロとして壁の防音性能を20dB〜25dB程度向上させます。
―― 世の中には防音性能が高い防音建材も売られています。こうした建材を張り増せば、ただの石膏ボードを張り増すよりも高い効果が得られるということでしょうか。
いえ、そう単純な話でもないのです。防音性能を表示している建材であったとしても、その性能はあくまで単体の音響透過損失性能です。例えば、音を25dB減らせる性能を持つ建材を既存の壁に張り増したとしても、壁の防音性能がそのまま25dB改善するというものではないのです。
その理由は、先ほども説明したとおり「音の質量則」が大原則にあるからです。「重さ」が2倍で5〜6dB防音性能アップというのが基本ですから、張り増す防音建材自体の重さと壁全体の重さとの関係で決まってきます。防音建材単体の遮音性能を足し算した性能は得られませんから注意が必要です。
そうであるなら費用面でも石膏ボードのほうが有利です。例えば畳の大きさで比べた場合、石膏ボードが400円くらい、防音建材はその5倍〜10倍くらいの単価です。防音建材のほうが石膏ボードよりも重さはありますが、例えば2倍重かったとしても張り増す石膏ボードの数を増やしたほうが安くつくわけです。
―― なるほど。
とにかく防音性能は「質量則」、つまり重さが大原則であることを覚えてもらえればと思いますね。
―― 重さ以外で気をつけるべき点はありますか?
壁コンセントやスイッチ取り付け部分の隙間ですね。壁材をくり抜いてコンセントやスイッチを埋め込む形なので、そこには必ず隙間が生じるんです。この隙間は日常手生活にはほぼ問題ないレベルですが、防音性能をよくするには影響はかなり大きいので無視できません。前回お話しした「隙間をつくらない」という防音の原則が崩れてしまうわけですから。隙間をつくらないことと壁の重さは防音の両輪なので、壁そのものの防音性能を上げていっても、隙間があったら思うようにはいきません。
―― この部分についてはどのような対策があるのでしょうか。
見栄えは少々犠牲になりますが、電気屋さんに工事を頼んで露出コンセントや露出スイッチにしてもらうという方法があります。埋め込みに比べて壁用ボードの欠損断面が少なくなりますので、防音的に有利です。従来の埋め込みコンセント/スイッチに防音処理を施すことも不可能ではありませんが、専門業者への依頼が必要になります。
―― 露出コンセント/スイッチは、オフィスビルや工場などで見かけることの多い、壁や柱からボコッと飛び出てついているものですね。
家というのは一見すると隙間がないように見えても、“防音的隙間”は意外と多いのが現実です。壁、床、天井、開口部などの部位同士の接点は、部位の性能を上げれば上げるほどその弱点が目立ってきます。ですので、本格的な防音工事ではこの隙間対策も非常に重要なのですが、近所の大工さんや電気屋さんに頼めるレベルの話では「なるべく隙間なく工事する」というくらいで覚えてもらえればよいと思います。
―― 「壁を重くする」という点については、防音性能を上げるだけでなく、オーディオ再生の音質向上にも効果がある…と過去の「アコースティックオーディオフォーラム」で説明していましたね。
そうですね。ボードを1枚張り増した程度では防音的な意味はあまりないと申し上げましたがが、音はかなり大きく変わります。しかも“良い方向に”変わることを保証しますよ。
実際、我々にご依頼いただいたお客様もはじめは防音性能向上を目的にご相談いただく方が多いのですが、「防音工事をしたら音質も良くなったよ」とおっしゃっていただくケースが多いですね。「スピーカーが水を得た魚のように楽に鳴るようになった」と言われます。
―― 防音工事をすると一石二鳥でオーディオの音質も上がる、と。
ええ。現代建築の内装はとにかく軽い材料でできています。その上に外側と内側の二重になっていて中空層が存在する構造ですから共振しやすいんです。壁の構造が太鼓と似ているので「太鼓現象」と言いますが、中空層の空気がバネの働きをすることで壁が“鳴ってしまう”んですね。これがオーディオ的には大きなマイナスに働きます。
ここで言う共振とは、スピーカーから発せられた音によって壁が振動するということです。壁が振動するということは壁が二次音源となって反射音を発し、しかも汚れた反射音を輻射していることを意味します。また、意外に知られていないのですが、太鼓共振という現象は低音域で吸音という役割をしてしまっているのです。
―― 吸音材のようなアイテムを使っていなくても吸音されるわけですね。
そうですね。いわゆる吸音材ほど大きな吸音率ではありませんが、壁も10〜15%ほど吸音します。壁一面だけではそれほどの影響でもありませんが、それが四方全体となると決して無視できないレベルです。
―― 普通の壁だと中低音域が多く吸われるということは、音楽再生の際には楽曲全体の帯域バランスが変わってしまいますよね。
そうなんです。壁の場合は原理的に主に低音域が太鼓現象で鳴りやすい、つまり中低音を吸音しやすくなっています。防音工事をすると壁が重くなって振動しにくくなり、共振周波数もより低い周波数帯域に移動しますので、このオーディオ的問題は大きく解消されます。防音工事で壁がしっかりすると同じ機器で同じボリュームで音楽を再生しても中低域の充実した音楽再生になるので皆さん驚かれます。
ちなみに、英語の「BASE」は音の低域のことを指すのと同時に「基礎」「基本」という意味もありますよね。オーケストラでもロックバンドでも低音域を担当するパートがありますが、こうした“ベース”がしっかりしていると音楽全体がよくなるということなのではないでしょうか。
―― 音楽そのものも、その音楽が鳴り響く部屋も“ベース”が大切だ、と。
防音工事で音が良くなる理由がもうひとつあります。しっかりした壁にすることで「反射音の質」が上がるからです。例えば(防音工事をしていない)壁を拳で叩くとゴンゴンと鈍い音がしますよね。これは共振音のなかに入っている、低音の共振とは無関係な中高域成分が“雑味音”になって放射されているんです。反射音が濁っているということになります。
―― 壁を重くすることでその“雑味成分”が減るということですね。
防音のためにボードを張り増して重くするということは、壁の剛性を高めることにもつながります。そして、重くて剛性が高いということは振動しにくいということであり、共振が減るために、濁りのある反射音成分が格段に小さくなるのです。言い換えれば「響きの質」が良くなったということですね。
なお、響きというと響きの長さ、つまり『残響時間』が思い浮かびますが、響きが長い、短いという観点の他に『響きの質』があるということを知ってほしいですね。
ヨーロッパの石造りの教会の澄んだ綺麗な響きとまでとはさすがにいきませんが、薄いボード1枚の張増し工事でも、元の壁とは明らかに違うよい響き・充実した響きになります。主に低音域の改善が要因ですが、その効果は誰でも分かるほどだと思いますよ。
最後にもう一度申し上げると、ボードを1枚張り増す程度での防音効果はあまり期待できませんが、オーディオ的な再生音向上には効果が確実にある、ということです。…すみません、防音のお話のはずが最後は少々話の方向性が違ってしまいましたね。とにかく、ドアと壁への対策で「家の中」への音漏れ対策の話が続きましたので、次は「家の外」への音漏れ対策についてお話しできればと思います。
(次回に続く)
(協力:アコースティックラボ)
―― 前回の記事では、防音ドアの性能を挙げても壁を通して漏れる音が大きかったら意味がないという話でした。では、壁の防音性能を上げるにはどうすればよいのでしょうか。
重い材料で張り増すことが基本ですね。前回は「隙間」が音漏れの大きな要因だとご説明しました。現代の住宅は高気密にできていますので壁の隙間が致命的になることはありません。遮音には「質量則」という物理法則があります。壁の重さが2倍になるごとに音を6dBずつ通しにくくなるという法則です。
ただ、この場合、壁の重さというのは手前のボードと柱などの軸材と反対側の面材が一体にできてますのでそれを足した重さとなります。ですので、2倍の重さにするにはボードを1枚張り増す程度ではだめで3〜4枚張り増す必要があります。それだけでやっても6dB減で、体感的には少し音漏れが減ったかなという程度の効果です。労多くして…とガッカリすることが多いと思いますので、オススメするのは現実的でないと考えています。
―― 防音カーテンや吸音材なども市販されていますが、これらのアイテムを使うのはどうでしょうか。
たしかに吸音効果はあり、吸音によって防音効果があると思われがちですが、実用的にはほとんど効果がありません。また、カーテンや吸音材は「隙間」を埋めるわけではないため、音漏れ対策という意味はほとんどありません。防音のためというよりも、部屋の響きを調整するためのアイテムだととらえていただたほうがよいでしょう。
―― いずれにしても壁については「壁そのものを重くする」ことが防音の基本ということですね。
壁の構成は、間柱という柱の両側に石膏ボードが張ってあり、そこにビニールクロスが貼られているというものです。重さを倍にするのなら、ここで石膏ボードを張り増せば可能で、これくらいであれば日曜大工でもできないことはありません。ただ、これだけだと5〜6dBの防音性能向上で、体感的には「少し音漏れが減ったかな…?」程度でしょう。多くの方にとっては期待していたほどの効果には感じられないと思います。
―― では実際に防音性能向上効果を体感できるのはどれくらいのレベルからなのでしょうか?
効果を実感できるレベルにするには少なくとも10dB以上の改善が必要だと思います。15dB以上の改善であれば多くの人が効果を実感して満足するのではないかと思います。
ただ、これを一般の方がDIYで実現するのは先ほど述べたように簡単ではありません。そこで我々のような専門業者の出番となるわけです。プロとして壁の防音性能を20dB〜25dB程度向上させます。
―― 世の中には防音性能が高い防音建材も売られています。こうした建材を張り増せば、ただの石膏ボードを張り増すよりも高い効果が得られるということでしょうか。
いえ、そう単純な話でもないのです。防音性能を表示している建材であったとしても、その性能はあくまで単体の音響透過損失性能です。例えば、音を25dB減らせる性能を持つ建材を既存の壁に張り増したとしても、壁の防音性能がそのまま25dB改善するというものではないのです。
その理由は、先ほども説明したとおり「音の質量則」が大原則にあるからです。「重さ」が2倍で5〜6dB防音性能アップというのが基本ですから、張り増す防音建材自体の重さと壁全体の重さとの関係で決まってきます。防音建材単体の遮音性能を足し算した性能は得られませんから注意が必要です。
そうであるなら費用面でも石膏ボードのほうが有利です。例えば畳の大きさで比べた場合、石膏ボードが400円くらい、防音建材はその5倍〜10倍くらいの単価です。防音建材のほうが石膏ボードよりも重さはありますが、例えば2倍重かったとしても張り増す石膏ボードの数を増やしたほうが安くつくわけです。
―― なるほど。
とにかく防音性能は「質量則」、つまり重さが大原則であることを覚えてもらえればと思いますね。
―― 重さ以外で気をつけるべき点はありますか?
壁コンセントやスイッチ取り付け部分の隙間ですね。壁材をくり抜いてコンセントやスイッチを埋め込む形なので、そこには必ず隙間が生じるんです。この隙間は日常手生活にはほぼ問題ないレベルですが、防音性能をよくするには影響はかなり大きいので無視できません。前回お話しした「隙間をつくらない」という防音の原則が崩れてしまうわけですから。隙間をつくらないことと壁の重さは防音の両輪なので、壁そのものの防音性能を上げていっても、隙間があったら思うようにはいきません。
―― この部分についてはどのような対策があるのでしょうか。
見栄えは少々犠牲になりますが、電気屋さんに工事を頼んで露出コンセントや露出スイッチにしてもらうという方法があります。埋め込みに比べて壁用ボードの欠損断面が少なくなりますので、防音的に有利です。従来の埋め込みコンセント/スイッチに防音処理を施すことも不可能ではありませんが、専門業者への依頼が必要になります。
―― 露出コンセント/スイッチは、オフィスビルや工場などで見かけることの多い、壁や柱からボコッと飛び出てついているものですね。
家というのは一見すると隙間がないように見えても、“防音的隙間”は意外と多いのが現実です。壁、床、天井、開口部などの部位同士の接点は、部位の性能を上げれば上げるほどその弱点が目立ってきます。ですので、本格的な防音工事ではこの隙間対策も非常に重要なのですが、近所の大工さんや電気屋さんに頼めるレベルの話では「なるべく隙間なく工事する」というくらいで覚えてもらえればよいと思います。
―― 「壁を重くする」という点については、防音性能を上げるだけでなく、オーディオ再生の音質向上にも効果がある…と過去の「アコースティックオーディオフォーラム」で説明していましたね。
そうですね。ボードを1枚張り増した程度では防音的な意味はあまりないと申し上げましたがが、音はかなり大きく変わります。しかも“良い方向に”変わることを保証しますよ。
実際、我々にご依頼いただいたお客様もはじめは防音性能向上を目的にご相談いただく方が多いのですが、「防音工事をしたら音質も良くなったよ」とおっしゃっていただくケースが多いですね。「スピーカーが水を得た魚のように楽に鳴るようになった」と言われます。
―― 防音工事をすると一石二鳥でオーディオの音質も上がる、と。
ええ。現代建築の内装はとにかく軽い材料でできています。その上に外側と内側の二重になっていて中空層が存在する構造ですから共振しやすいんです。壁の構造が太鼓と似ているので「太鼓現象」と言いますが、中空層の空気がバネの働きをすることで壁が“鳴ってしまう”んですね。これがオーディオ的には大きなマイナスに働きます。
ここで言う共振とは、スピーカーから発せられた音によって壁が振動するということです。壁が振動するということは壁が二次音源となって反射音を発し、しかも汚れた反射音を輻射していることを意味します。また、意外に知られていないのですが、太鼓共振という現象は低音域で吸音という役割をしてしまっているのです。
―― 吸音材のようなアイテムを使っていなくても吸音されるわけですね。
そうですね。いわゆる吸音材ほど大きな吸音率ではありませんが、壁も10〜15%ほど吸音します。壁一面だけではそれほどの影響でもありませんが、それが四方全体となると決して無視できないレベルです。
―― 普通の壁だと中低音域が多く吸われるということは、音楽再生の際には楽曲全体の帯域バランスが変わってしまいますよね。
そうなんです。壁の場合は原理的に主に低音域が太鼓現象で鳴りやすい、つまり中低音を吸音しやすくなっています。防音工事をすると壁が重くなって振動しにくくなり、共振周波数もより低い周波数帯域に移動しますので、このオーディオ的問題は大きく解消されます。防音工事で壁がしっかりすると同じ機器で同じボリュームで音楽を再生しても中低域の充実した音楽再生になるので皆さん驚かれます。
ちなみに、英語の「BASE」は音の低域のことを指すのと同時に「基礎」「基本」という意味もありますよね。オーケストラでもロックバンドでも低音域を担当するパートがありますが、こうした“ベース”がしっかりしていると音楽全体がよくなるということなのではないでしょうか。
―― 音楽そのものも、その音楽が鳴り響く部屋も“ベース”が大切だ、と。
防音工事で音が良くなる理由がもうひとつあります。しっかりした壁にすることで「反射音の質」が上がるからです。例えば(防音工事をしていない)壁を拳で叩くとゴンゴンと鈍い音がしますよね。これは共振音のなかに入っている、低音の共振とは無関係な中高域成分が“雑味音”になって放射されているんです。反射音が濁っているということになります。
―― 壁を重くすることでその“雑味成分”が減るということですね。
防音のためにボードを張り増して重くするということは、壁の剛性を高めることにもつながります。そして、重くて剛性が高いということは振動しにくいということであり、共振が減るために、濁りのある反射音成分が格段に小さくなるのです。言い換えれば「響きの質」が良くなったということですね。
なお、響きというと響きの長さ、つまり『残響時間』が思い浮かびますが、響きが長い、短いという観点の他に『響きの質』があるということを知ってほしいですね。
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最後にもう一度申し上げると、ボードを1枚張り増す程度での防音効果はあまり期待できませんが、オーディオ的な再生音向上には効果が確実にある、ということです。…すみません、防音のお話のはずが最後は少々話の方向性が違ってしまいましたね。とにかく、ドアと壁への対策で「家の中」への音漏れ対策の話が続きましたので、次は「家の外」への音漏れ対策についてお話しできればと思います。
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