公開日 2011/09/09 10:16
<IFA>山之内正がみたIFA2011 − パイオニア初のネットオーディオプレーヤー「NP-50/30」に迫る
手頃な価格で192/24対応
近年のIFAは映像関連機器の展示が増えているが、従来に比べて比重は小さくなっているものの、オーディオ関連でも活気のある展示を行っていることに変わりはない。
特に最近はiPodを中心にした関連機器分野の充実に加え、AVレシーバーを含むネットワークオーディオの新製品がIFAで初公開される機会が増え、見逃すことができない展示が並んでいる。
IFAで初公開された製品のなかにはヤマハのAVアンプ群、ティアックのネットワークストリーマー「MP-H01」のように、日本の製品も少なくない。ティアックのコンパクトな製品はミュンヘンで5月に開催されたHIGHEND2011に試作機が展示されていたが、ベルリンで正式なリリースが行われた形だ。
同じく正式な製品発表として大きな注目を集めたのが、パイオニアが展示した2機種のネットワークオーディオプレーヤー「N-30」と「N-50」である。
いずれもDLNA1.5準拠のストリーミング再生とインターネットラジオに加え、AirPlayにも対応。シンプルな外見に似合わぬ多機能ぶりが目を引くが、価格はかなり手頃なレンジに抑えている(想定価格はN-50が600ユーロ、N-30が399ユーロ)。
また、筐体の作りを始めとする音質へのこだわりも半端ではなく、パイオニアがピュアオーディオの技術を結集し、本腰を入れて開発した製品であることがわかる。
基本操作部と2.4インチのQVGAディスプレイのみを配したシンプルで高級感のあるデザインを採用し、アルミ製フロントパネルが美しい光沢を放つ。会場にはシルバーとブラックの2種類の仕上げが展示されていたが、日本でのバリエーション展開については未定とのこと。
フロントパネル左側のUSB端子はiPhoneやiPadはもちろん、USBメモリーや外部HDDの音楽データ再生にも対応するという(最大96kHz/24bit)。さらに、オプションのアダプターを利用するとWi-FiやBluetoothにも対応するほか、やはりオプションでAirJam機能も利用できるようになる。
N-50とN-30は筐体の作りに違いがあるほか、N-50のみHi-Bit32やUSB-DAC機能などの付加機能が追加される模様だ。
背面パネルにはLAN端子のほか同軸と光のデジタル入出力が用意されており、アナログ接続に加えてAVアンプなど外部D/Aコンバーターも利用することができる。対応音声フォーマットはFLACとWAVが192kHz/24bitに対応し、MP3、AAC、WMAは最大で320kbpsをサポートする。
会場ではVSA-LX55など同社の新しいAVアンプとつないだ状態で再生音を聴くことができたが、残念ながら本格的な試聴スペースは用意されていなかった。
再生音の詳細については、操作ソフト「iControlNP」の使い勝手と併せて、あらためてレポートすることにしよう。
特に最近はiPodを中心にした関連機器分野の充実に加え、AVレシーバーを含むネットワークオーディオの新製品がIFAで初公開される機会が増え、見逃すことができない展示が並んでいる。
IFAで初公開された製品のなかにはヤマハのAVアンプ群、ティアックのネットワークストリーマー「MP-H01」のように、日本の製品も少なくない。ティアックのコンパクトな製品はミュンヘンで5月に開催されたHIGHEND2011に試作機が展示されていたが、ベルリンで正式なリリースが行われた形だ。
同じく正式な製品発表として大きな注目を集めたのが、パイオニアが展示した2機種のネットワークオーディオプレーヤー「N-30」と「N-50」である。
いずれもDLNA1.5準拠のストリーミング再生とインターネットラジオに加え、AirPlayにも対応。シンプルな外見に似合わぬ多機能ぶりが目を引くが、価格はかなり手頃なレンジに抑えている(想定価格はN-50が600ユーロ、N-30が399ユーロ)。
また、筐体の作りを始めとする音質へのこだわりも半端ではなく、パイオニアがピュアオーディオの技術を結集し、本腰を入れて開発した製品であることがわかる。
基本操作部と2.4インチのQVGAディスプレイのみを配したシンプルで高級感のあるデザインを採用し、アルミ製フロントパネルが美しい光沢を放つ。会場にはシルバーとブラックの2種類の仕上げが展示されていたが、日本でのバリエーション展開については未定とのこと。
フロントパネル左側のUSB端子はiPhoneやiPadはもちろん、USBメモリーや外部HDDの音楽データ再生にも対応するという(最大96kHz/24bit)。さらに、オプションのアダプターを利用するとWi-FiやBluetoothにも対応するほか、やはりオプションでAirJam機能も利用できるようになる。
N-50とN-30は筐体の作りに違いがあるほか、N-50のみHi-Bit32やUSB-DAC機能などの付加機能が追加される模様だ。
背面パネルにはLAN端子のほか同軸と光のデジタル入出力が用意されており、アナログ接続に加えてAVアンプなど外部D/Aコンバーターも利用することができる。対応音声フォーマットはFLACとWAVが192kHz/24bitに対応し、MP3、AAC、WMAは最大で320kbpsをサポートする。
会場ではVSA-LX55など同社の新しいAVアンプとつないだ状態で再生音を聴くことができたが、残念ながら本格的な試聴スペースは用意されていなかった。
再生音の詳細については、操作ソフト「iControlNP」の使い勝手と併せて、あらためてレポートすることにしよう。