【更新】パイオニア、ダンサー向け新ブランド“STEEZ”からポータブルSP/ヘッドホン/プレーヤーを発売

パイオニア（株）は、ストリートダンサー向けのカルチャーブランド“STEEZ”を新たに立ち上げ、ヘッドホンやプレーヤーなど著名なストリートダンサーの意見を取り入れて開発した新製品6機種を10月中旬より順次発売する。ラインナップは下記の通り。

■ポータブルミュージックシステム“STEEZ AUDIO”
「STZ-D10S」￥OPEN（予想実売価格25,000円前後）10月中旬発売／カラー：ブルー、ピンク、ホワイト
「STZ-D10T」￥OPEN（予想実売価格30,000円前後）10月中旬発売／カラー：グリーン、ブラック、レッド
「STZ-D10Z」￥OPEN（予想実売価格55,000円前後）11月中旬発売／カラー：レッド

ダンスシーンに合わせて選べる3モデルをラインナップ。STZ-D10Sは、気軽に持ち運びやすいコンパクトサイズのミュージックシステムで、若年層がターゲット。STZ-D10Tはストリートユース向けに防滴構造を採用しており、本体への衝撃を防ぐプロテクターを装備した製品だ。STZ-D10Zも防滴構造を採用したモデルで、大出力・大音量を実現。スタジオなどで大勢で一緒に練習する際の使用を想定している。いずれも4GBのメモリを内蔵している。

3モデルとも、同ジャンルの楽曲でダンスパフォーマンスを競うダンスバトルを手軽に楽しめる「オートバトルモード」を搭載した点が特徴。楽曲のジャンル（HOUSE/LOCK/HIPHOPなど）とパフォーマンス時間を設定するだけで、ジャンルに合う楽曲の選曲と楽曲同士のミックス再生、パフォーマンス時間のカウント、告知などを本機が自動で行う。「これまでDJがいないとできなかったバトルを簡単に楽しめるのがポイント」（同社説明員）。STZ-D10Sは1対1のバトル（ノーマルモード）のみに対応。STZ-D10TとSTZ-D10Zはノーマルモードに加え、複数人対複数人のバトル（サークルモード）も利用できる。

本体にはiPodドックを備えており、iPod/iPhoneの接続に対応しているほか、USB入力やAUX入力も装備している。再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV。電源はAC電源と乾電池の2電源に対応する。


そのほか、同じジャンルの楽曲を選曲してミックス再生する「DJ MIXモード」や、楽曲の設定ポイントから再生できる「ダンスCUE」機能、音程を変えずに楽曲のスピードを調整する「テンポコントロール」機能など、練習に便利な機能も備えている。また、PC内に保存している楽曲を解析して「STEEZ AUDIO」の内蔵メモリーに転送できるPC用楽曲管理アプリケーション「MIXTRAX」にも対応する。

「踊りやすい音」を目指したとのことで、独自のDSP技術により低・中・高音域それぞれに最適な信号処理を施し、ビート感を補正・強調。踊るために重要なビートを聴き取りやすい音づくりとしたという。また特にハイパワーモデルのD10Zでは、迫力有る重低音再生が可能とのことだ。


■ポータブルミュージックプレーヤー“STEEZ PORTABLE”
「NSP-D10P」￥OPEN（予想実売価格14,000円前後）10月中旬発売／カラー：ブラック、バイオレット

NSP-D10Pは、選択したプレイリストの中から楽曲を自動的に選曲してミックス再生できるポータブルミュージックプレーヤー。4GBメモリを内蔵しており、楽曲の保存が可能。また、MIXTRAXからプレイリストを5つまで転送することができる。操作はタッチパネル。再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV。

曲調やテンポの近い楽曲を自動的に選曲して、楽曲の盛り上がり部分のみをミックス再生し続ける「ノンストップミックスプレイ」機能を備え、曲を途切れさせることなく音楽を楽しめるのが大きな特徴。曲の盛り上がり部分を検出し、そのテンポや曲調データから、つながりやすい次の曲を自動選曲。スムーズに曲同士がつながるよう、拍を同期してクロスフェードする。クロスフェードする際は自動的にエフェクトをかけ、格好よさを演出してくれる。

また、テンポの近い楽曲を自動的に選曲する、世界初の「テンポコントロールサーチ」機能も搭載している。これは、いま聴いている曲のテンポに近い曲を自動選択して再生してくれるというもの。速いビートの曲を聴いてテンションを上げたい！またはゆったりしたリズムの曲でリラックスしたい、など、自分のテンションに合わせて曲がつながっていくのが面白いポイントだ。

さらに、気に入った楽曲を専用のプレイリストに簡単登録できる「お気に入り登録」機能も用意。本機を「STEEZ AUDIO」に接続すれば、お気に入り登録したプレイリストの楽曲を使ってダンスの練習ができる。

そのほか、PC内に保有している楽曲を解析して「STEEZ PORTABLE」の内蔵メモリーに転送できるPC 用楽曲管理アプリケーション「MIXTRAX」にも対応。楽曲の拍位置や曲調などの解析情報を「STEEZ PORTABLE」に取り込むことで、ノンストップミックスプレイなどが楽しめる。電源はUSB充電に対応。

■ヘッドホン／イヤホン“STEEZ HEADPHONES”
・「SE-D10M」￥OPEN（予想実売価格5,000円前後）10月中旬発売／カラー：ホワイト、ブラック
・「SE-D10C」￥OPEN（予想実売価格3,000円前後）10月中旬発売／カラー：ホワイト、ブラック

SE-D10Mは、強磁力希土類マグネットを使用した大口径40mmのスピーカーユニットを採用した密閉ダイナミック型ヘッドホン。ボイスコイルに軽量のCCAW（銅被覆アルミニウム線）を採用し、広帯域でダンスのテンポをとりやすいクリアな音質を実現したという。周波数帯域は8Hz〜28kHzで、インピーダンスは32Ω。出力音圧レベルは105dB。

本体は折りたたんで収納でき、さまざまなモニタリングスタイルに対応するハウジング反転機構やスイーベル機構も採用している。イヤーパッドは標準装備のもののほか、ブルー/ピンク、レッド/グリーンの着せ替え用カラーパッドを色違いで2種類同梱。コードは1.2mの片出し仕様で、別途2mの延長コードが付属する。

カナル型イヤホンSE-D10Cは、ネオジウムマグネットを使用した口径9mmのスピーカーユニットを採用した密閉タイプ。スピーカーユニットから出る音がダイレクトに耳へ届くよう、耳穴に向けてユニットをマウントする「イヤーダイレクトマウント構造」を採用したほか、音の通り道となるノズルを耳穴に合わせて角度をつけることで、装着感の向上も図っている。周波数帯域は5Hz〜22kHzで、インピーダンスは16Ω。出力音圧レベルは110dB。

また、収納時にスライダー部をスライドさせ、L側、R側のイヤホン部を固定することで、コードのからみを防止する「からみ防止スライダー」も備えている。イヤーチップはXS/S/M/Lの4サイズを付属する。

どちらもハウジングに「STEEZ」ロゴをあしらい、デザイン性も追求している。


【問い合わせ先】
パイオニア カスタマーサポートセンター
TEL/0120-944-222