HOME > レビュー > ヤマハ“30年ぶり”のヘッドホンを聴いた! − 「HPH-200」「EPH-100」を編集部5名がクロスレビュー

オンライン限定イヤホンの音質もチェック!

ヤマハ“30年ぶり”のヘッドホンを聴いた! − 「HPH-200」「EPH-100」を編集部5名がクロスレビュー

公開日 2011/08/24 10:38 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

今秋、ヤマハ(株)からヘッドホン「HPH-200」とカナル型イヤホン「EPH-100」が発売となる。同社がオーディオ用ヘッドホンを国内展開するのは実に約30年ぶり。さらに、イヤホンに至っては今回が国内初展開という、それぞれ注目度の高い2モデルである。ヤマハのリリースによれば、どちらも同社の120年余りの楽器メーカーとしての経験を活かし、「楽器音色の忠実な再現」を目指したチューニングを施した点が特徴とのことだ。

約30年ぶりの国内展開について「多くのユーザーからの声に応えた」というヘッドホンHPH-200。ユニットの背面に通気孔を設け、低重心かつ開放的な鳴り方を追求したオリジナルの40mmダイナミックドライバーを搭載するオープンエア型となり、発売時期は8月下旬を予定している。


HPH-200
イヤホンEPH-100の方は、口径6mmのの超小型ダイナミックドライバーを搭載する密閉型カナルタイプだ。イヤーピースはフィット感と遮音効果を高めるツイン構造を採用し、ドライバーが外耳道に直接入り鼓膜に近い場所に位置するよう設計されている。こちらは既に国内で発売中だが、ヤマハの直販サイトである「Yダイレクト」限定販売となっているモデルだ。


EPH-100
さて今回は、そんな注目度の高い2モデルをファイル・ウェブ編集部で試聴。レビューはクロスレビュー形式にし、各人が普段使いのプレーヤー/再生ソフトで、それぞれ好みの楽曲を自由に試聴するスタイルとした。


<レビュワーと各自の試聴曲をご紹介>

風間
・オスカー・ピーターソン・トリオ『You look good to me』(Apple Lossless)
・井上陽水『長い坂の絵のフレーム』(Apple Lossless)
・ウィリアムシルク『Summer Memories』(Apple Lossless)
・The Raconteurs『Consoler Of The Lonely』(Apple Lossless)
・嵐『Beautiful Days』(Apple Lossless)
・AKB48『ポニーテールとシュシュ』(Apple Lossless)

 ※使用プレーヤー:Mac用iTunes


山本
・Ann Sally『胸の振り子』(Apple Lossless)
・Perfume『チョコレイトディスコ』(Apple Lossless)
・MISIA『果てなく続くストーリー』(Apple Lossless)

 ※使用プレーヤー:iPod touch(3G)


小澤
・オスカー・ピーターソン・トリオ『You look good to me』(WAV)
・クリスティアン・ツィマーマン『ショパン バラード1番』(Apple Lossless)

 ※使用プレーヤー:iPhone 3GS


小野
・東京スカパラダイスオーケストラ『All Good Ska is One』(WAV)
・KAGERO『STAR WARS』(WAV)

 ※使用プレーヤー:Xperia arc(docomo)/再生アプリ:PowerAmp


杉浦
・パスカルズ 『のはら』(WAV)
・→Pia-no-jaC← 『交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」 第4楽章』(WAV)
・JACQUES LOUSSIER 『主よ、人の望みの喜びよ』(Apple Lossless)
・ももいろクローバーZ 『ミライボウル』(CD音源)

 ※使用プレーヤー:iPod nano(4G)/『ミライボウル』のみMac用iTunes


それではさっそく次ページから、好みがバラバラな上記5名の本音レポートをお届けしよう。

次ページ30年ぶりの音色はいかに?− ヘッドホン「HPH-200」をさっそく試聴!

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE