公開日 2014/01/27 17:23
ズーム、Thunderbolt搭載のオーディオインターフェース「TAC-2」
Thunderboltにより高い給電能力や低レイテンシーを実現
(株)ズームはThunderbolt規格を採用した2入力/2出力対応のオーディオインターフェース「TAC-2」を2014年春に発売する。価格は38,000円(税抜)。
Thunderboltは2011年に米インテルが発表した高速データ通信規格で(関連ニュース)、1本のケーブルで10Gbpsのデータ転送と映像伝送を行える。これはUSB2.0との比較で最大20倍、FireWire 800との比較では最大12倍のスピードとなる。ThunderboltはMacに採用されている。
「TAC-2」はThunderboltを採用したことにより、ジッターの影響を受けず、外部マスタークロックを接続する必要もないと同社では説明している。また、Macとの接続時にはアシンクロナス伝送に対応している。
また、本機はThunderbolt経由で電源が供給されるが、Thunderboltは10W/10Vのバスパワー電源を可能とする。この給電性能の高さが音質にも寄与するという。DAW用のインターフェースとして用いる場合は、Thunderbolt伝送によるレイテンシーの極小化が可能となる。
オーディオ用DACとして用いる場合は、Thunderbolt端子経由で対応するMacとTAC-2を接続し、TAC-2からアナログ出力を行う。再生可能な音源のスペックはPCMが最大192kHz/24bitで、DSDには非対応。D/Aコンバータには旭化成「AK4396」、A/Dコンバーターにはバー・ブラウンの「PCM4202」を搭載する。
本機ではD/A変換時、A/D変換時の両方で最大4倍のアップサンプリング処理が可能。これによりD/A変換時の再現性の向上に加え、A/D変換時の折り返しノイズの除去も実現している。
アナログ出力はTRSフォーン端子(バランス接続)を2系統搭載(アナログL/Rライン出力1系統)。その他、ステレオ標準ヘッドホン端子も備えている。出力のボリュームについては、ライン出力、ヘッドホン出力ともに、本体上部のボリュームで調整できる。
アナログ入力はマイク/ラインレベルに対応したXLR/TRSフォーン端子を2系統搭載。各端子が+48Vファンタム電源の供給が可能なので、コンデンサーマイクの接続にも対応している。またマイクプリアンプはバー・ブラウン製で、最大+60dBのゲイン増幅が可能だ。他にも、ギターなどを直接接続できる「INSTRUMENT」入力を本体前面に1系統搭載する。
本体上部にはLED表示のレベルメーターを搭載し、入力および出力レベルの確認が本体から可能だ。
TAC-2用アプリケーション「TAC-2 MixEfx 」も同梱(Mac用)。Macから、本機の内蔵ミキサーや、リバーブ/ディレイなどのモニター用エフェクトの設定を行うことができる。ローカット・フィルターや位相反転、入力ゲインを自動的に調節するオートゲイン機能も搭載。
さらに、Macの出力を再度コンピュータに送り戻すループバック機能も用意し、例えばUstreamなどのインターネット放送を行う際に、Mac上の音楽プレイヤーでBGMを再生し、それをバックに2ch分のマイク/ライン入力をミックスして配信することなどが可能だ。
周波数特性は20Hz〜60kHz(@192kHzサンプリング、-2.0 dB)、ダイナミックレンジはA/D変換時が118dB typ(IHF-A)、D/A変換時が120dB typ(IHF-A)。消費電力は最大10W。外形寸法は120.0W×51.3H×129.5Dmm、質量は420g。
Thunderboltは2011年に米インテルが発表した高速データ通信規格で(関連ニュース)、1本のケーブルで10Gbpsのデータ転送と映像伝送を行える。これはUSB2.0との比較で最大20倍、FireWire 800との比較では最大12倍のスピードとなる。ThunderboltはMacに採用されている。
「TAC-2」はThunderboltを採用したことにより、ジッターの影響を受けず、外部マスタークロックを接続する必要もないと同社では説明している。また、Macとの接続時にはアシンクロナス伝送に対応している。
また、本機はThunderbolt経由で電源が供給されるが、Thunderboltは10W/10Vのバスパワー電源を可能とする。この給電性能の高さが音質にも寄与するという。DAW用のインターフェースとして用いる場合は、Thunderbolt伝送によるレイテンシーの極小化が可能となる。
オーディオ用DACとして用いる場合は、Thunderbolt端子経由で対応するMacとTAC-2を接続し、TAC-2からアナログ出力を行う。再生可能な音源のスペックはPCMが最大192kHz/24bitで、DSDには非対応。D/Aコンバータには旭化成「AK4396」、A/Dコンバーターにはバー・ブラウンの「PCM4202」を搭載する。
本機ではD/A変換時、A/D変換時の両方で最大4倍のアップサンプリング処理が可能。これによりD/A変換時の再現性の向上に加え、A/D変換時の折り返しノイズの除去も実現している。
アナログ出力はTRSフォーン端子(バランス接続)を2系統搭載(アナログL/Rライン出力1系統)。その他、ステレオ標準ヘッドホン端子も備えている。出力のボリュームについては、ライン出力、ヘッドホン出力ともに、本体上部のボリュームで調整できる。
アナログ入力はマイク/ラインレベルに対応したXLR/TRSフォーン端子を2系統搭載。各端子が+48Vファンタム電源の供給が可能なので、コンデンサーマイクの接続にも対応している。またマイクプリアンプはバー・ブラウン製で、最大+60dBのゲイン増幅が可能だ。他にも、ギターなどを直接接続できる「INSTRUMENT」入力を本体前面に1系統搭載する。
本体上部にはLED表示のレベルメーターを搭載し、入力および出力レベルの確認が本体から可能だ。
TAC-2用アプリケーション「TAC-2 MixEfx 」も同梱(Mac用)。Macから、本機の内蔵ミキサーや、リバーブ/ディレイなどのモニター用エフェクトの設定を行うことができる。ローカット・フィルターや位相反転、入力ゲインを自動的に調節するオートゲイン機能も搭載。
さらに、Macの出力を再度コンピュータに送り戻すループバック機能も用意し、例えばUstreamなどのインターネット放送を行う際に、Mac上の音楽プレイヤーでBGMを再生し、それをバックに2ch分のマイク/ライン入力をミックスして配信することなどが可能だ。
周波数特性は20Hz〜60kHz(@192kHzサンプリング、-2.0 dB)、ダイナミックレンジはA/D変換時が118dB typ(IHF-A)、D/A変換時が120dB typ(IHF-A)。消費電力は最大10W。外形寸法は120.0W×51.3H×129.5Dmm、質量は420g。
トピック
- ジャンルその他
- ブランドZOOM
- 型番TAC-2
- 発売日2014年春
- 価格¥38,000
【SPEC】●入力:XLR/TRSフォーン×2、標準フォーン×1 ●出力:TRSフォーン(バランス)×2、標準ステレオフォーン ●周波数特性:20Hz〜60kHz(@192kHzサンプリング、-2.0dB) ●ダイナミックレンジ:A/D変換時…118dB typ(IHF-A)、D/A変換時…120dB typ(IHF-A) ●消費電力:最大10W ●外形寸法:120.0W×51.3H×129.5Dmm ●質量:420g